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Oracle Solaris の管理: デバイスとファイルシステム Oracle Solaris 10 1/13 Information Library (日本語) |
フロッピーディスクをフォーマットする方法 (rmformat)
リムーバブルメディアに読み取り/書き込み保護とパスワードによる保護を適用する
リムーバブルメディアの書き込み保護を有効または無効にする方法
リムーバブルメディアの読み取り/書き込み保護を有効または無効にする方法とパスワードを設定する方法
リムーバブルメディア上のデータにアクセスするためのガイドライン
6. InfiniBand デバイスの使用 (概要/タスク)
12. Oracle Solaris iSCSI ターゲットの構成 (タスク)
19. UFS ファイルシステムのバックアップと復元 (概要/タスク)
このセクションでは次の情報について説明します。
Oracle Solaris リリースには、ユーザーとソフトウェア開発者用に、リムーバブルメディアを扱うための標準インタフェースが用意されています。リムーバブルメディアサービスには、次の利点があります。
リムーバブルメディアを自動的にマウントします。手動によるマウントと自動マウントの比較については、次のセクションを参照してください。
管理者でなくても、リムーバブルメディアにアクセスできるようになります。
ネットワーク上のほかのシステムがローカルシステム上のリムーバブルメディアに自動的にアクセスできるようになります。詳細は、「リモートシステム上のリムーバブルメディアへのアクセス」を参照してください。
ボリューム管理デーモン vold はサービス管理機能 (SMF) によって管理されます。つまり、該当する場合は、svcadm disable コマンドを使用して、次の新しい volfs サービスを無効にすることができます。
# svcadm disable volfs
次のコマンドを使用して、volfs サービスのステータスを識別できます。
$ svcs volfs STATE STIME FMRI online Sep_29 svc:/system/filesystem/volfs:default
詳細は、smf(5) のマニュアルページを参照してください。
svccfg コマンドを使用して、追加の vold プロパティーを表示および設定できます。たとえば、問題の解決を容易にするために、vold ロギングを一時的に有効にできます。例:
# svccfg svc:> select system/filesystem/volfs svc:/system/filesystem/volfs> setprop vold/log_debuglevel=3 svc:/system/filesystem/volfs> exit # svcadm disable volfs # svcadm enable volfs
svccfg コマンドを使用して、設定可能な vold プロパティーのリストを表示することもできます。
# svccfg svc:> select volfs svc:/system/filesystem/volfs> listprop vold/* vold/config_file astring vold/log_debuglevel count 3 vold/log_file astring vold/log_nfs_trace boolean false vold/log_verbose boolean false vold/root_dir astring vold/never_writeback_label boolean false svc:/system/filesystem/volfs> exit
これらのプロパティーの説明については、vold(1M) のマニュアルページを参照してください。
メディアを含まないデバイスのデバイスリンクが、次のように適切に作成されます。
lrwxrwxrwx 1 root root 28 Jun 13 13:09 /vol/dev/aliases/cdrom0 -> /vol/dev/rdsk/c2t2d0/nomedia
vold の実行中に、cdrw および rmformat コマンドを使用して、メディアを含まないデバイスのリストを作成できます。
/etc/vold.conf ファイル内にある、次の support nomedia エントリを変更することで、以前の vold の動作に戻すことができます。
support media
次に、vold を再起動します。詳細は、vold.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
さらに、vold はホットプラグを認識するようになりました。この改善により、リムーバブルメディアを挿入すると、vold がメディアを自動的に検出してマウントします。リムーバブルメディアデバイスのファイルシステムを認識してマウントするために、 vold を手動で再起動する必要はありません。
レガシーまたは非 USB フロッピーディスクデバイスを使用している場合は、vold がメディアを認識できるように volcheck コマンドの発行が必要になることがあります。
メディアが検出されたが何らかの理由でマウント解除されている場合は、次のコマンドを実行する必要があります。
# volrmmount -i rmdisk0
リムーバブルメディアデバイスをホットリムーブする前に、まずメディアを取り出します。例:
# eject rmdisk0
次の表は、リムーバブルメディアの手動によるマウント (リムーバブルメディアサービスを使用しない場合) と自動マウント (リムーバブルメディア管理を使用する場合) に関する手順を比較したものです。
表 1-1 リムーバブルメディアの手動によるマウントと自動マウントの比較
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リムーバブルメディアサービスを使用すると、手動によるマウントの場合と同様にリムーバブルメディアにアクセスできますが、その操作ははるかに容易になり、管理者のアクセス権も必要ありません。
システムに複数の種類のリムーバブルメディアデバイスがある場合は、そのアクセスポイントについて、次の表を参照してください。
表 1-2 リムーバブルメディアへのアクセス先
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rmmount -l コマンドを使用して、システムにマウントされているメディアを識別できます。例:
# rmmount -l /dev/dsk/c5t0d0p0 rmdisk6,/media/FD-05PUB /dev/dsk/c4t0d3p0 rmdisk5,/media/223UHS-SD-MMC /dev/dsk/c2t0d0s2 cdrom1,cd1,sr1,Oracle_Solaris-11_1-AI-SPARC,/media/Oracle_Solaris-11_1-AI-SPARC /dev/dsk/c3t0d0p0 rmdisk2,/media/00JB-00CRA0
上の出力では、次のデバイスがマウントされています。
USB フロッピーディスク
USB カードリーダー内の CF カード
DVD-ROM
リムーバブル USB ディスク