ExaPatchユーザーズ・ガイド
リリース1.2
E61473-03(原本部品番号:E50725-06)
2015年10月
このドキュメントでは、Exalogicインフラストラクチャ(ILOM、ファームウェアおよびソフトウェア)のパッチ適用およびアップグレード・プロセスを簡略化するユーティリティであるExaPatchをインストール、構成および使用する方法について説明します。
このドキュメントの内容は、次のとおりです。
この項では、ExaPatchを使用してExalogicインフラストラクチャをパッチ適用およびアップグレードする前に完了する必要があるタスクを説明します。
ExaPatchは、Exalogicライフサイクル・ツールキット(ELLC)の一部です。ExaPatchのインストール手順は、ELLC My Oracle SupportドキュメントID 1912063.1を参照してください。
My Oracle Supportドキュメントの手順に従った後、ExaPatchを/exalogic-lctools/bin/exapatch
から実行できます。
ExaPatchでは、ラックのパッチ適用可能なコンポーネントごとにIPアドレスとログイン名を含むラック構成ファイルが必要です。各コンポーネントに対して、構成ファイルにはExaPatchがコンポーネントに対して自身を認証する方法を指定するディレクティブも含まれます。
Exalogic物理および仮想構成では、第1.2.1項で説明されているようにExaDiscoverユーティリティの出力からラック構成ファイルを生成します。
必要な場合、第1.2.2項で説明されているようにテンプレートを使用してラック構成ファイルを作成できます。
ExaPatchにバンドルされているExaDiscoverユーティリティの出力からラック構成ファイルを生成するには、次を実行します。
ExaPatchのインストール・ディレクトリのexadiscover
ライブラリ・ディレクトリに移動します。
# cd /exalogic-lctools/lib/exapatch/1.2.x/exadiscover
次のように最初の計算ノードからExaDiscoverを実行して、ラックのコンポーネントのリストを生成します。
# ./exadiscover.sh -h address_of_compute_node1 > /tmp/exadiscover_output.out
このコマンドで、address_of_compute_node1
は、Exalogicマシン内の最初の計算ノードまたはExalogic構成ユーティリティが実行されている計算ノードのホスト名またはIPアドレスです。
注意: ExaDiscoverを実行する場合、-p password オプションを使用して、計算ノードのroot ユーザー・パスワードを指定できます。 |
次のように/exalogic-lctools/lib/exapatch/
1.2.x
/scripts
フォルダで取得できるcreaterackconfig.sh
スクリプトを実行して、ExaDiscoverの出力からラック構成ファイルを生成します。
# cd /exalogic-lctools/lib/exapatch/1.2.x/scripts # ./createrackconfig.sh /tmp/exadiscover_output.out > /exalogic-lcdata/inventory/rack_configuration.py
このコマンドで、rack_configuration.py
はラック構成ファイルです。
注意: /exalogic-lcdata/inventory/ ディレクトリにrack_configuration.py というラック構成ファイルを作成することをお薦めします。デフォルトで、ExaPatchはrack_configuration.py というラック構成ファイルに対して/exalogic-lcdata/inventory/ を検索します。 |
ExaDiscoverの出力に基づいて生成されるラック構成ファイルには、ラックのコンポーネントのIPoIB-admin
IPアドレスがデフォルトで含まれます。
getZfsHeadHostInfo()
エントリのZFSアプライアンス・ヘッドのIPアドレスがIPoIB-adminアドレスである場合、rack_configuration.py
ファイルを手動で編集し、2つのIPアドレスをZFSアプライアンス・ヘッドのeth-admin
アドレスに設定します。
ラック構成ファイルのサンプルは、第1.4項を参照してください。
次のようにcreaterackconfig.sh
スクリプトを実行して、テンプレートからラック構成ファイルを作成できます。
構文:
createrackconfig.sh -p|-v -c number_of_compute_nodes > /exalogic-lcdata/inventory/rack_configuration.py
表1 createrackconfig.shオプション
オプション | 用途 |
---|---|
|
Exalogicマシンの計算ノードの数を指定します |
|
ラックが物理構成であることを指定します |
|
ラックが仮想構成であることを指定します |
例:
createrackconfig.sh -p -c 4 > /exalogic-lcdata/inventory/rack_configuration.py
注意: /exalogic-lcdata/inventory/ ディレクトリにrack_configuration.py というラック構成ファイルを作成することをお薦めします。デフォルトで、ExaPatchはrack_configuration.py というラック構成ファイルに対して/exalogic-lcdata/inventory/ を検索します。 |
ラック構成ファイルの形式は次のとおりです:
class RackConfig:
def getComputeNodesHostInfo(self):
return [
['FIXME', 'root', DefaultPassword]
]
第1.4項のサンプルのラック構成ファイルに示されているように、ラック構成ファイルを編集し、各FIXME
エントリをホストのIPアドレスに置き換える必要があります。
ZFSアプライアンス・ヘッドの場合、eth-admin
IPアドレスを使用していることを確認します。
注意: ラック構成ファイルの書式設定を編集しないでください。 |
ラックのすべてのパッチ適用可能なコンポーネントが構成ファイルにリストされていることを確認します。ILOMエントリが対応する計算ノード・エントリと一致していることを確認します。つまり、リストの最初の計算ノードILOMがリストの最初の計算ノードに物理的に接続される必要がある場合などです。
次の方法でExaPatchがExalogicラックのコンポーネントにログインするために資格証明を取得する方法を構成できます。
次の方法でExaPatchを構成して実行時にパスワードを要求できます。
すべての物理コンポーネントのパスワードを1回、すべてのExalogic Control vServerのパスワードを1回要求するようExaPatchを構成するには、次のディレクティブを使用します:
物理コンポーネントの場合: PromptRackPassword
Exalogic Control vServerの場合(Exalogic仮想構成にのみ適用可能): PromptECVServerPassword
ディレクティブがファイルの別の場所で繰り返されていても、ExaPatchはパスワードごとに1回のみ要求します。そのため、すべての物理コンポーネントが同じパスワードを持ち、すべてのExalogic Control vServerが同じパスワードを持つ場合にのみこれらのディレクティブを使用してください。
例(物理コンポーネントの場合。ここでは計算ノード):
def getComputeNodesHostInfo(self): return [ ['10.10.10.1', 'root', PromptRackPassword] ]
例(Exalogic Control vServerの場合):
def getOvmmHostInfo(self): return [ ['20.20.20.20', 'root', PromptECVServerPassword] ]
各コンポーネント・グループのパスワードの要求:
ExaPatchを構成して各コンポーネント・グループ(計算ノード、NM2-GWスイッチ、vServerなど)のパスワードを1回ユーザーに要求するには、PromptGroupPassword
ディレクティブを使用します。
例:
def getComputeNodesHostInfo(self): return [ ['10.10.10.1', 'root', PromptGroupPassword] ['10.10.10.2', 'root', PromptGroupPassword] ]
各コンポーネントのパスワードの要求
ExaPatchを構成して各コンポーネントのパスワードを個々に要求するには、PromptPassword
ディレクティブを使用します。
例:
def getComputeNodesHostInfo(self): return [ ['10.10.10.1', 'root', PromptPassword] ['10.10.10.2', 'root', PromptPassword] ]
注意: セキュリティ上の理由から、プロンプトで入力するパスワードは保存されません。ExaPatchを実行するたびに、パスワード・プロンプトが表示されます。 |
Exalogicマシンのコンポーネントの資格証明が工場出荷時のデフォルト値である場合、次の例に示されているようにラック構成ファイルのDefaultPassword
ディレクティブを指定します。
['host', 'root', DefaultPassword]
パスワードなしのSSHのアクセス用に構成されたコンポーネントの場合、次の例に示されているようにPasswordlessSSH
ディレクティブを指定します。
['host', 'root', PasswordlessSSH]
PasswordlessSSH
ディレクティブを指定した場合、ExaPatchはラックのコンポーネントにアクセスするためにパスワード・プロンプトを表示しません。
注意: SSHキーの生成中にパスフレーズが指定された場合、ExaPatchはコンポーネントにログインできず、エラー・メッセージが表示されます。そのような場合、第1.3.1項「実行時のパスワードの要求」で説明されているように、ExaPatchを構成してパスワードを要求できます。 |
Exalogic仮想構成のサンプルのラック構成ファイルは次のとおりです。
class RackConfig: def getComputeNodesHostInfo(self): return [ ['10.10.54.171', 'root', DefaultPassword], ['10.10.54.172', 'root', DefaultPassword], ['10.10.54.173', 'root', DefaultPassword], ['10.10.54.174', 'root', DefaultPassword], ] def getComputeNodeIlomHostInfo(self): return [ ['10.10.54.181', 'root', DefaultPassword], ['10.10.54.182', 'root', DefaultPassword], ['10.10.54.183', 'root', DefaultPassword], ['10.10.54.184', 'root', DefaultPassword], ] def getZfsHeadHostInfo(self): return [ ['10.10.54.179', 'root', DefaultPassword], ['10.10.54.180', 'root', DefaultPassword], ] def getZfsHeadIlomHostInfo(self): return [ ['10.10.54.189', 'root', DefaultPassword], ['10.10.54.190', 'root', DefaultPassword], ] def getNM2_gwIbSwitchHostInfo(self): return [ ['10.10.54.192', 'root', DefaultPassword], ['10.10.54.193', 'root', DefaultPassword], ] def getNM2_36pIbSwitchHostInfo(self): return [ ] def getPduHostInfo(self): return [ ['10.10.54.194', 'admin', DefaultPassword], ['10.10.54.195', 'admin', DefaultPassword], ] def getOvmmHostInfo(self): return [ '192.168.20.11', 'root', DefaultPassword ] def getEcEmocPcHostInfo(self): return [ ['192.168.20.13', 'root', DefaultPassword], ['192.168.20.14', 'root', DefaultPassword], ] def getOVMMServiceCredentials(self): return [ 'admin', DefaultPassword ] # class definitions for password values class PromptPassword: pass class PromptGroupPassword: pass class PromptRackPassword: pass class PromptECVServerPassword: pass class PasswordlessSSH: pass class DefaultPassword: pass
注意: getOvmmHostInfo() 、getEcEmocPcHostInfo() およびgetOVMMServiceCredentials() 関数およびラック構成ファイルの最後のPromptECVServerPassword クラス定義は、Exalogic仮想構成の場合のみ使用できます。 |
ExaPatchを実行できる場所は、次のようにパッチ適用するコンポーネントによって異なります。
InfiniBandスイッチ、ZFSストレージ・ヘッドILOM、ソフトウェアおよびワークフローのパッチ適用: Exalogic Control vServer (Exalogic仮想構成の場合に推奨)または任意の計算ノードのExaPatchの実行
計算ノードまたは計算ノードILOMのパッチ適用: パッチ適用されていない任意の計算ノードのExaPatchの実行
Exalogic Control vServerのパッチ適用: 任意の計算ノードのExaPatchの実行。
ゲストvServerのパッチ適用: Exalogic Control vServerのExaPatchの実行。
注意: 計算ノードでExaPatchを実行する場合、ExaPatchはその計算ノードのILOMにアクセスできません。 |
ExaPatchコマンドの一般的な構文は次のとおりです。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch [options]
表2は、ExaPatchコマンドのオプションを説明します。
表2 ExaPatchコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
または
|
実行されるアクション。
|
|
|
-- |
すべてのExaPatchアクションおよび説明のリストを表示します。 |
|
ExaPatchを並行して実行するタスク( デフォルトで、ExaPatchは並行して最大20個のタスクを実行します。 特定のタイプ(計算ノードまたはゲストvServer)の複数のコンポーネントを並行してパッチ適用する場合、このオプションを使用できます。ただし、ExaPatchで一度にすべてのコンポーネントに実行せずに定義されたサイズのバッチでパッチ適用を実行する必要があります。ExaPatchを実行するホストが過負荷にならないように、デフォルトで同時タスクの数が20に設定されます。 |
または
|
PSU、アップグレード・キットまたは個別パッチに含まれる このオプションは、 このオプションを指定しない場合、Exapatchは |
または
|
パッチ適用前および現在のバージョン・チェックの失敗を無視してExaPatchによるパッチの適用(または再適用)を強制します。注意してこのオプションを使用してください。 ファイルがパッチ適用されたコンポーネントで変更または削除された場合などにこのオプションを使用してパッチを再適用できます。 |
または
|
指定されたアクションを実行するコンポーネント(特定の計算ノードなど)のホスト名またはIPアドレス。ホスト名またはIPアドレスは作成したラック構成ファイルのエントリと一致する必要があります。ただし、ゲストvServerがラック構成ファイルにリストされないため、 このオプションは、 各コンポーネントに1回、複数の 注意: 計算ノードまたは計算ノードILOMをパッチ適用する場合に |
|
それぞれに短い説明を含むサポートされているオプションのリストを表示します。 |
または
|
ExaPatchのログ・ファイルのフル・パスおよび名前。 このオプションを指定しない場合、ExaPatchは Logging to file /var/log/exapatch_20130613123509.log |
または
|
計算ノード、vServer、Exalogic ControlサービスおよびExalogic Controlテンプレートをパッチ適用する場合にこのオプションが関連します。 注意: |
または
|
ラック構成ファイルのフル・パスおよび名前。 このオプションは、ラック履歴およびECU関連コマンドを除くすべてのアクションおよびコンポーネントに関連します。 このオプションを指定しない場合、ExaPatchは |
|
ラック履歴ファイルのフル・パスおよび名前。 このオプションは、ラック履歴関連コマンドおよびbaseVersionコマンドに関連します。 このオプションを指定しない場合、ExaPatchは |
または
|
パッチのFTPまたはHTTP URIの場所。 このオプションは InfiniBandスイッチをパッチ適用する場合、URIにIPアドレスを指定する必要があります。他のすべての状況でもIPアドレスを指定することをお薦めしますが、ホスト名解決が構成されている場合はホスト名を指定できます。 このオプションを指定しない場合、ExaPatchは次の形式のURIを作成します: http://IP_address/shares/export/common/path
例:
http://10.10.55.129/shares/export/common/exalogic-lcdata/16630395/Infrastructure/2.0.6.0.0
この例では、パスが |
または
|
ExaPatchのバージョン番号を表示します。 |
この項では、ラック・コンポーネントを検証してラック構成ファイルのログイン・パスワードを検証する方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。
すべてのラック・コンポーネントがラック構成ファイルに含まれていることを確認するには、次のように-a listComponents
オプションを使用してExaPatchを実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a listComponents [-r path_to_rack_configuration.py]
ExaPatchコマンドのすべてのオプションおよび指定されていないオプションのデフォルト値の詳細は、表2「ExaPatchコマンドのオプション」を参照してください。
コマンドの出力を確認し、必要に応じてラック構成ファイルを編集してコンポーネントを追加または変更します。
サンプルの出力(Exalogic仮想構成の場合)
Rack Components: Compute-Node 10.10.54.171 root Compute-Node 10.10.54.172 root Compute-Node 10.10.54.173 root Compute-Node 10.10.54.174 root ILOM-ComputeNode 10.10.54.181 root ILOM-ComputeNode 10.10.54.182 root ILOM-ComputeNode 10.10.54.183 root ILOM-ComputeNode 10.10.54.184 root ILOM-ZFS 10.10.54.189 root ILOM-ZFS 10.10.54.190 root NM2-GW-IB-Switch 10.10.54.192 root NM2-GW-IB-Switch 10.10.54.193 root ZFS-Storage-Head 10.10.54.179 root ZFS-Storage-Head 10.10.54.180 root vServer-EC-EMOC-PC 192.168.20.8 root vServer-EC-EMOC-PC 192.168.20.9 root vServer-EC-OVMM 192.168.20.11 root
注意: Exalogic仮想構成の場合のみ、vserver-EC* エントリがリストされます。 |
ラック構成ファイルに定義されたパスワード・ディレクティブを使用してExaPatchがラックのコンポーネントに正常にログインできるかどうかを検証するには、次のように-a checkAuthentication
オプションを使用してExaPatchを実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a checkAuthentication
ExaPatchコマンドのすべてのオプションおよび指定されていないオプションのデフォルト値の詳細は、表2「ExaPatchコマンドのオプション」を参照してください。
任意のコンポーネントの認証が失敗した場合、パスワード・ディレクティブおよびそのコンポーネントのIPアドレスがラック構成ファイルで正しく指定されていることを確認します。ラック構成ファイルのディレクティブに対応するパスワードとともにssh
user
@
host
コマンドを使用して、コンポーネントのログインを試行します。問題が解決しない場合は、Oracleサポートに連絡してサポート・リクエストとともにExaPatchログ・ファイルを送付してください。checkAuthentication
アクションが成功するまで、コンポーネントのパッチ適用またはアップグレードを試行しないでください。
注意: 計算ノードでExaPatchを実行する場合、ExaPatchはその計算ノードのILOMにアクセスできません。 |
サンプルの出力(Exalogic仮想構成の場合)
このサンプル出力では、ExaPatchが最初の計算ノードから実行されました。
Login results: Compute-Node 10.10.54.171 root Succeeded Compute-Node 10.10.54.172 root Succeeded Compute-Node 10.10.54.173 root Succeeded Compute-Node 10.10.54.174 root Succeeded ILOM-ComputeNode 10.10.54.181 root Failed ILOM-ComputeNode 10.10.54.182 root Succeeded ILOM-ComputeNode 10.10.54.183 root Succeeded ILOM-ComputeNode 10.10.54.184 root Succeeded ILOM-ZFS 10.10.54.189 root Succeeded ILOM-ZFS 10.10.54.190 root Succeeded NM2-GW-IB-Switch 10.10.54.192 root Succeeded NM2-GW-IB-Switch 10.10.54.193 root Succeeded ZFS-Storage-Head 10.10.54.179 root Succeeded ZFS-Storage-Head 10.10.54.180 root Succeeded vServer-EC-EMOC-PC 192.168.20.13 root Succeeded vServer-EC-EMOC-PC 192.168.20.14 root Succeeded vServer-EC-OVMM 192.168.20.11 root Succeeded
注意: Exalogic仮想構成の場合のみ、出力の最後のvserver-EC* エントリがリストされます。 |
パッチ適用可能なコンポーネントごとにバージョン番号を確認するには、次のように-a getVersion
オプションを使用してExaPatchを実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a getVersion
ExaPatchコマンドのすべてのオプションおよび指定されていないオプションのデフォルト値の詳細は、表2「ExaPatchコマンドのオプション」を参照してください。
パッチ適用が完了した後にバージョン番号を比較するため、出力を保存します。
任意のコンポーネントのコマンドに失敗した場合(つまり、バージョン番号が表示されない場合)、エラーが解決されるまでコンポーネントのパッチ適用を試行しないでください。問題が解決しない場合は、Oracleサポートに連絡してサポート・リクエストとともにExaPatchログ・ファイルを送付してください。
注意: 計算ノードでExaPatchを実行する場合、ExaPatchはその計算ノードのILOMにアクセスできません。 |
ExaPatchを使用してラック履歴ファイルを生成できます。ラック履歴ファイルには、各コンポーネントのすべてのパッチおよびバージョンの履歴が含まれます。
次のように-a refreshHistory
オプションを使用してラック履歴ファイルを生成します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a refreshHistory [--rackHistory=path_to_rack_history_file]
デフォルトで、ExaPatchは、このコマンドの実行時に/exalogic-lcdata/inventory
ディレクトリに作成されるrack_history.xml
というラック履歴ファイルを作成します。コンポーネントのパッチ適用後、ExaPatchはラック履歴ファイルを自動的に更新します。ラック履歴ファイルを生成した場合、-a refreshHistory
コマンドを使用してラック履歴ファイルのバージョン情報を手動で更新できます。
次のように-a getHistory
コマンドを使用して特定のコンポーネントのラック履歴を表示できます
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a getHistory [component --rackHistory=path_to_rack_history_file]
例:
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a getHistory nm2-gw Logging to file /var/log/exapatch_20131205020419.log ====== IBGatewaySwitch ====== HOSTNAME: ibswitch01.example.com IP_ADDRESS: 10.10.54.192 ------ init_refresh_event ------ VERSION: SUN DCS gw version: 2.0.8-1 Build time: Feb 6 2013 09:47:52 FPGA version: 0x34 SP board info: Hardware Revision: 0x0006 Firmware Revision: 0x0000 BIOS version: SUN0R100 BIOS date: 06/22/2010 TIMESTAMP: 2013-12-04 02:23:10 ------------------ ====== IBGatewaySwitch ====== HOSTNAME: ibswitch02.example.com IP_ADDRESS: 10.10.54.193 ------ init_refresh_event ------ VERSION: SUN DCS gw version: 2.0.8-1 Build time: Feb 6 2013 09:47:52 FPGA version: 0x34 SP board info: Hardware Revision: 0x0006 Firmware Revision: 0x0000 BIOS version: SUN0R100 BIOS date: 06/22/2010 TIMESTAMP: 2013-12-04 02:23:10 ------------------
コンポーネントのパッチ適用前に、ExaPatchはコンポーネントがパッチ適用できるかどうかを確認するためにパッチ適用前チェックを自動的に実行します。次のように-a prePatchCheck
オプションを使用してこれらのチェックを手動で実行できます。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a prePatchCheck [component] -p path_to_extracted_PSU_or_upgrade_kit [-r path_to_rack_configuration.py -d path_to_ exapatch_descriptor_file -h host]
コンポーネントを指定しない場合、ExaPatchはすべてのコンポーネントにパッチ適用前チェックを実行します。表3「ExaPatchパッチ適用前チェック」で説明されているように、ExaPatchはコンポーネントに応じてパッチ適用前チェックを実行します。
表3 ExaPatchパッチ適用前チェック
コンポーネント | チェック |
---|---|
計算ノード |
|
計算ノードおよびZFS ILOM |
|
Exalogic構成ユーティリティ・ファイル |
|
Exalogic Controlコンポーネント |
|
NM2-GWおよびNM2-36Pスイッチ |
|
ストレージ・アプライアンス |
|
ゲストおよびExalogic Control vServer |
|
この項では、ExaPatchを使用してExalogicインフラストラクチャの様々なコンポーネントをアップグレードおよびパッチ適用する一般的な手順を説明します。この項の情報は参照目的のみです。Exalogicインフラストラクチャの各コンポーネントのパッチ適用またはアップグレードを実行する特定の手順は、PSU、アップグレード・キットまたは個別パッチに付属するreadmeを参照してください。
進行中の構成およびバックアップ操作が完了していることを確認します。そうでない場合、パッチ適用またはアップグレード操作に失敗する可能性があります。
PSU、アップグレード・キットまたは個別パッチに付属するドキュメントで説明されている前提条件が満たされていることを確認します。
パッチ適用するコンポーネントに応じて、exapatch
ディレクトリで次のコマンドを実行します。
注意:
|
NM2-GWスイッチをパッチ適用するには、次を実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a patch nm2-gw
NM2-36Pスイッチをパッチ適用するには、次を実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a patch nm2-36p
ZFS ILOMをパッチ適用するには、次を実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a patch zfs_ilom
ZFSソフトウェアおよびワークフローをパッチ適用するには、次を実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a patch zfs_software
新しいZFSワークフローがインストールされた場合、ExaPatchは、新しいワークフローを手動で実行する必要がある可能性があることを示す警告メッセージを表示します。PSU、アップグレード・キットまたは個別パッチに付属するreadmeの指示に従います。
特定の計算ノードのILOMをパッチ適用するには、次を実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a patch cn_ilom -h ILOM_IP_address
注意: ExaPatchでは、自身が実行されている計算ノードのILOMをパッチ適用することはできません。そのような計算ノードのILOMをパッチ適用するには、別の計算ノード上のExaPatchを実行してください。 |
複数の計算ノードのILOMをパッチ適用するには、複数の-h
オプションを指定します。-h
オプションを使用して指定する計算ノードILOM IPアドレスは、ラック構成ファイルのIPアドレスと一致する必要があります。
注意: 計算ノードのILOMを更新している間に、ノードが更新プロセス中に停止し、更新後に起動します。そのため、ExaPatchを実行している計算ノードのILOMの更新を試行しないでください。 |
特定の計算ノードをパッチ適用するには、次を実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a patch cn -h IP_address_of_compute_node
注意: ExaPatchは実行中の計算ノードをパッチ適用できません。この計算ノードをパッチ適用するには、異なる計算ノードでExaPatchを実行します。 |
複数の計算ノードをパッチ適用するには、複数の-h
オプションを指定します。-h
オプションを使用して指定する計算ノードIPアドレスは、ラック構成ファイルのIPアドレスと一致する必要があります。
注意: 計算ノードを更新している間に、ノードが更新プロセス中に停止し、更新後に起動します。そのため、更新する計算ノードでExaPatchを実行しないでください。 |
OVMM、PC1およびPC2 vServerテンプレートをパッチ適用するには、次を実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a patch ectemplates
Exalogic Controlコンポーネントをパッチ適用するには、次を実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a patch ecservices
OVSスキーマ・パスワードを要求される場合があります。マシンの最初のインストール後にOVSスキーマ・パスワードが変更されなかった場合、キーoracle_db_ovm_user_password
の値としてExalogic構成ユーティリティの構成ファイルdb.json
のパスワードを確認できます。
特定のゲストvServerをパッチ適用するには、次を実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a patch vserver -h vServerIP
複数のゲストvServerをパッチ適用するには、複数の-h
オプションを指定します。すべてのゲストvServerのルート・パスワードを1回要求されます。パッチ適用が完了した後、ゲストvServerが再起動します。
パッチ適用またはアップグレード・プロセス中にゲストvServerが再起動する場合があるので注意してください。
PSU、アップグレード・キットまたは個別パッチに付属するreadmeで説明されているように、必要な追加の手順を実行します。
EECS 2.0.4からEECS 2.0.6にアップグレードされたExalogicマシンの場合、ecu_config
コンポーネントのpatch
アクションを実行して、マシンの現在の構成でExalogic構成ユーティリティ(ECU)の構成ファイルをパッチ適用する必要があります。ECUファイルをパッチ適用した後、EECS 2.0.6のECUをダウンロードおよびインストールする必要があります。
ECUファイルがExalogicマシンの最初の計算ノードまたはExalogic構成ユーティリティが実行された計算ノードの/var/tmp/exalogic/ecu
ディレクトリにあることを確認します。
第1.9項「ラック履歴ファイルの生成」で説明されているように、パッチ履歴ファイルが生成されたことを確認します。
マシンの現在の構成を使用してECU構成ファイルをパッチ適用するには、次を実行します。
次のようにECUファイルがEECS 2.0.4に使用されていることを確認します。
ECUファイルでパッチ適用前チェックを実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a prePatchCheck ecu_config -h Master_Compute_Node_IP_Address
Master_Compute_Node_IP_Address
は、Exalogicマシンの最初の計算ノードまたはExalogic構成ユーティリティが実行された計算ノードのいずれかのIPアドレスまたはホスト名です。
/var/log/exapatch_
timestamp
.log
ファイルを開きます。
次の行がログ・ファイルにあることを確認します。
Validating ECU Configuration EL204_IMPORTED
patch
アクションを実行して、EECS 2.0.6構成に対してECUファイルをパッチ適用します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a patch ecu_config -h Master_Compute_Node_IP_
Address
ExaPatchは、/var/tmp/exalogic/ecu/ecuconv_backup.
timestamp
.tgz
にEECS 2.0.4 ECUファイルのバックアップを格納します。
次のようにECUファイルがEECS 2.0.6に対して正常に更新されたことを確認します。
ECUファイルのパッチ適用後チェックを実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a postPatchCheck ecu_config -h Master_Compute_Node_IP_Address
Master_Compute_Node_IP_Address
は、Exalogicマシンの最初の計算ノードまたはExalogic構成ユーティリティが実行された計算ノードのいずれかのIPアドレスまたはホスト名です。
/var/log/exapatch_
timestamp
.log
ファイルを開きます。
次の行がログ・ファイルにあることを確認します。
Validating ECU Configuration EL206_IMPORTED
ECUをダウンロードするには、次を実行します。
https://edelivery.oracle.com
に移動します。
Oracleアカウントを使用してサインインします。
「Oracle Software Delivery Cloud Trial License Agreement」および「Export Restrictions」を読んで受諾します。
「Continue」をクリックします。
「Select Product Pack」フィールドで、「Oracle Fusion Middleware」を選択します。
「Platform」フィールドで、Linux x86-64を選択します。
「Go」をクリックします。
表示された結果から「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software 11g Media Pack」を選択し、「Continue」をクリックします。
「Oracle Exalogic 2.0.6.0.0 Configuration Utility for Exalogic OracleVM x86-64 (64-bit)」を検索して、「Download」ボタンをクリックします。
ECU zipファイルを任意の場所に保存します。
ECUをインストールするには、次を実行します。
最初の計算ノードまたは以前にECUを実行した計算ノードにログインします。
/opt/exalogic
ディレクトリにダウンロードしたECU zipファイルをコピーします。
ECU zipファイルを抽出します。
ファイルが/opt/exalogic/ecu
ディレクトリに抽出されます。
次のコマンドを実行して、ECU_HOME
環境変数を定義します。
# export ECU_HOME=/opt/exalogic/ecu
ECU_HOME
ディレクトリに移動します。
# cd $ECU_HOME
インストール・スクリプトを実行して、ECUを設定します。
# ./install.sh
引数を指定せずにecu.sh
スクリプトを実行して、インストールが正しく完了したかどうかを確認します。
# ./ecu.sh
ecu.sh
スクリプトがパラメータなしで実行されると、スクリプトのヘルプが表示されます。
ECUファイルを検証するには、次を実行します。
ECU_HOME
ディレクトリに移動します。
# cd $ECU_HOME
ECUがパッチ適用されたECUファイルをロードできることを確認します。
# ./ecu.sh show_config_data
ECUファイルの計算ノード・データを検証します。
# ./ecu.sh run_step_archaic 21 target=compute_node_number
compute_node_number
を1からNの間の数値に置き換えます。Nは、Exalogicラックの計算ノードの数です。Exalogicラックの計算ノードごとにこのコマンドを実行する必要があります。1/8ラックの場合、次のコマンドを実行する必要があります。
# ./ecu.sh run_step_archaic 21 target=1 # ./ecu.sh run_step_archaic 21 target=2 # ./ecu.sh run_step_archaic 21 target=3 # ./ecu.sh run_step_archaic 21 target=4
ECUファイルのInfiniBandスイッチ・データを検証します。
# ./ecu.sh run_step_archaic 28 target=switch_number
switch_number
を1からNの間の数値に置き換えます。Nは、ExalogicラックのInfiniBandスイッチの数です。ExalogicラックのInfiniBandスイッチごとにこのコマンドを実行する必要があります。1/8ラックの場合、次のコマンドを実行する必要があります。
# ./ecu.sh run_step_archaic 28 target=1 # ./ecu.sh run_step_archaic 28 target=2
ECUファイルのストレージ・アプライアンス・データを検証します。
# ./ecu.sh run_step_archaic 32
ECUファイルのELControl vServerデータを検証します。
# ./ecu.sh run_step_archaic 40
ECUファイルのExalogic Control PC1 vServerデータを検証します。
# ./ecu.sh run_step_archaic 42
ECUファイルのExalogic Control PC2 vServerデータを検証します。
# ./ecu.sh run_step_archaic 44
様々なExalogicコンポーネントにパッチを適用するためにExaPatchを使用する以外に、パッチ適用またはアップグレード・プロセス中の特定の時点で必要な次の追加のタスクを実行するためにも使用できます。
注意: アップグレード・キットまたはPSUに付属するreadmeには、この項で説明されているExaPatchアクションを使用する時間に関する指示が含まれます。 |
Exalogic Control vServerを正常に停止します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch –a ecvserversshutdown [–r rack_configuration.py]
Exalogic Control vServerを起動します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch –a ecvserversstartup [–r rack_configuration.py]
PSU、アップグレード・キットまたは個別パッチに含まれるExaPatchプラグイン(Pythonスクリプト)を実行します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch –a runExtension –p path_to_plugin [argument1] [argument2] [...]
特定のExaPatchプラグインの情報が関連資料としてPSU、アップグレード・キットまたは個別パッチに付属するドキュメントで提供されていることに注意してください。
プロキシ・コントローラ2、プロキシ・コントローラ1、Exalogic Control、Oracle VM Manager、データベースの順序でEM Ops Centerサービスを停止します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch –a stopemoc [–r rack_configuration.py]
データベース、Oracle VM Manager、Exalogic Control、プロキシ・コントローラ1、プロキシ・コントローラ2の順序でEM Ops Centerサービスを起動します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch –a startemoc [–r rack_configuration.py]
すべてのOracle VM ServerでOracle VM Serverエージェントを再起動します。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch –a restartovsagent [–r rack_configuration.py]
コンポーネントをパッチ適用した後、ExaPatchは、パッチ適用後チェックを自動的に実行してコンポーネントをパッチ適用できるかどうかを確認します。次のように-a postPatchCheck
オプションを使用してこれらのチェックを手動で実行できます。
# /exalogic-lctools/bin/exapatch -a postPatchCheck [component] -p path_to_extracted_PSU_or_upgrade_kit [-r path_to_rack_configuration_file -d path_to_exapatch_descriptor_file -h host]
コンポーネントを指定しない場合、ExaPatchはすべてのコンポーネントにパッチ適用後チェックを実行します。ExaPatchが実行するチェックは、表4「ExaPatchパッチ適用後チェック」で説明されているようにコンポーネントに依存します。
表4 ExaPatchパッチ適用後チェック
コンポーネント | チェック |
---|---|
計算ノード |
|
計算ノードおよびZFS ILOM |
|
Exalogic構成ユーティリティ・ファイル |
|
Exalogic Controlコンポーネント |
|
NM2-GWおよびNM2-36Pスイッチ |
|
ストレージ・アプライアンス |
両方のヘッドがパッチ適用されたかどうかを確認します。 |
ゲストおよびExalogic Control vServer |
|
デフォルトでは、パッチ適用プロセスの詳細が/var/log/exapatch_
timestamp
.log
ファイルに記録されます。ログ・ファイルの名前のタイムスタンプはYYYYMMDDHHMMSS
形式です。
ExaPatchの実行中に-l
logfile_path_and_name
オプションを使用して、ログ・ファイルの場所を変更できます。
この項では、ExaPatchの使用中に検出される可能性があるエラーの解決策を説明します。
問題: ExaPatchの完了に時間がかかります。
解決策: コンポーネントにパッチ適用した後でも特定の操作をバックグラウンドで続行している可能性があるため、ExaPatchに時間がかかる場合があります。たとえば、計算ノードILOMをパッチ適用した後、ExaPatchは計算ノードの再起動を待機します。
現在のExaPatchアクティビティを追跡するには、個別のログイン・シェルからExaPatchを実行しているホストで次のコマンドを実行します。
# tail -f exapatch_log_file
複数のコンポーネントを並行してパッチ適用する場合、各コンポーネントのExaPatchログがexapatch.log_Thread_1
、exapatch.log_Thread_2
などの接尾辞Thread_
n
を使用した個別のログ・ファイルに一時的(パッチ適用プロセスの期間中)に格納されます。すべてのコンポーネントをパッチ適用した後、ログは単一のログ・ファイルに移動され、Thread_
n
ファイルが削除されます。そのため、複数のコンポーネントを並行してパッチ適用している間にExaPatchアクティビティを追跡するには、次のコマンドを実行します。
# tail -f exapatch_log_file_Thread_n
問題: ZFSソフトウェアのパッチ適用に失敗しました。
解決策: ExaPatchログ・ファイルをOracleサポートに送付します。
問題: 複数の計算ノード(ベース・イメージまたはILOM)がパッチ適用された場合にExaPatchが障害を報告しました。
解決策: ExaPatchログ・ファイルをOracleサポートに送付します。
問題: 単一の計算ノードのアップグレードに失敗しました。
解決策: ディスク領域が不足しているためにこの問題が発生する可能性があります。エラー・ログは、失敗したyum操作を指します(yumログ・ファイルのサイズはゼロです)。ディスク領域をクリアして、Exapatchを再実行します。
他のすべての問題は、Oracleサポートに連絡して、サポート・リクエストとともにExaPatchログ・ファイルを送付してください。
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWeb サイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
)を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
か、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
を参照してください。
ExaPatchユーザーズ・ガイド, リリース1.2
E61473-03
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