ヘッダーをスキップ
Oracle® Database Applianceリリース・ノート
リリース2.1 for Linux x86-64
B66177-01
 

 

Oracle® Database Appliance

リリース・ノート

リリース2.1 for Linux x86-64

B66177-01(原本部品番号:E23730-11)

2011年12月

このドキュメントはリリース後に更新されている可能性があります。このドキュメントの更新の確認、および他のOracleドキュメントを参照するには、次のオンラインのOracle Database Applianceドキュメント・ライブラリを参照してください。

http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=dba21

このドキュメントは次のトピックで構成されています。

インストール、構成およびアップグレード

パッチセット2.1.0.1.0をダウンロードおよびインストールする手順は、『Oracle Database Applianceインストレーション、構成およびユーザーズ・ガイド リリース2.1 for Linux x86-64』にあります。第3章のOracle Appliance Managerを使用したOracle Database Applianceソフトウェアのパッチ適用に関する項を参照してください。

Oracle Database Applianceのパッチの適用の詳細は、『Oracle Database Applianceインストレーション、構成およびユーザーズ・ガイド リリース2.1 for Linux x86-64』の第3章のOracle Database Applianceサーバーのアップグレードおよびパッチ適用に関する項を参照してください。

初期のOracleソフトウェアをOracle Database Applianceにダウンロードする手順は、『Oracle Database Applianceインストレーション、構成およびユーザーズ・ガイド リリース2.1 for Linux x86-64』にあります。第1章のOracle Database Applianceイメージの構成に関する項を参照してください。

新機能

パッチセット2.1.0.1.0を使用する場合、ディレクトリ・ネーム・サーバーは必要ありません。DNSを使用しない場合、IP名およびアドレスの解決を示すため、指定したアドレスが/etc/hostsファイルに構成されます。

既知の問題と回避方法

この項に示されている問題は、現時点での既知の問題のみです。

Oracle Sun CR 7068818

問題:

実行中のOSを正常に停止して再起動するかわりに、システム・リセットがシステム・コントローラに発行されると、誤った修正不可能なメモリー・エラーが記録される可能性は低くなります。この問題は、点灯中のシステムFAULT LED、SELログおよびOracle ILOMイベント・ログに記録されるメモリーの修正不可能なエラーによって示されます。通常、このUEエラーはCPU-1 DIMMと関連付けられます。

システム・コントローラが再起動すると、メモリーUE DIMM障害を示すBIOSスプラッシュ画面で停止します。[F1]キーを押して、Oracle Applianceの再起動を続行する必要があります。この障害エラーのため、障害が発生したDIMMがマップアウトされます。システム・コントローラは正常に再起動しますが、1つのメモリーDIMMが除外されます。

対処方法:

実行中のオペレーティング・システムを停止するために、Oracle ILOMコマンドライン・インタフェース(CLI)コマンド"reset /SYS"または「Remote Control」→「Remote Power Control」タブのOracle ILOM Webインタフェース"Reset"操作を使用しないでください。

メモリーUEエラーの場合、ユーザーは、BIOSスプラッシュ画面で[F1]キーを押して続行するよう求められます。これが完了すると、システムは、この1つのメモリーDIMMを除外して再起動し、正常に動作します。

この状態を修正してDIMMをオンラインに戻すには、障害をクリアしてシステム・コントローラの電源を入れ直します。

障害をクリアするには、次のいずれかの方法を使用します。

  1. Oracle ILOM CLIインタフェースで、次のコマンドを発行します。

    set  /SYS/MB/Px/Dy / clear_fault_action=true
    

    クリアするかどうかの確認を求められます。"y"と答えます。

  2. ILOM Webインタフェースで、「System Information」「Components」の順に移動します。リスト・メニューの"faulted"でフィルタします。

    障害が発生したDIMMが表示されます。円(ラジオ・ボタン)をクリックして、DIMMを選択します。「Actions」リスト・メニューを選択して、「Clear Faults」をクリックします。

これら2つの方法のいずれかにより、障害がクリアしてFAULT LEDが消灯します。メモリーをオンラインに戻すには、システム・コントローラを停止して電源を入れ直します。

Oracle Sun CR 7077677

問題:

ビデオを初期化する前にPOST(電源投入セルフ・テスト)の早期の実行中にシステム・コントローラがリセットされると、システムの再起動時に間違ったDRAM障害が記録されます。これらの間違った障害によって障害DIMMが発生し、BIOSによって無効になります。それらのDIMMに関連付けられているメモリーは、オペレーティング・システムで使用できなくなります。

特定のDIMM障害がこの問題の結果かどうかを確認するには、IPMI SELを調査して、ビデオを初期化する前にウォーム・リセットが発生したかどうかを確認します。次のテキストの例は、"System Restart"イベントが"Video initialization"イベントの前に発生した通常の障害ログを示しています。この結果、リセットの後に間違ったメモリーの修正不可能なエラーが報告されます。メモリーの修正不可能なエラーに関連付けられているタイムスタンプは、DIMM障害のタイムスタンプと一致します。

       5 | 08/09/2011 | 16:40:33 | System Boot Initiated | Initiated by warm reset | Asserted
>>>>       6 | 08/09/2011 | 16:40:33 | System Boot Initiated | System Restart | Asserted
       7 | 08/09/2011 | 16:40:33 | System Firmware Progress | Memory initialization | Asserted
       8 | 08/09/2011 | 16:40:34 | System Firmware Progress | Primary CPU initialization | Asserted
       9 | 08/09/2011 | 16:41:42 | System Firmware Progress | Management controller initialization | Asserted
       a | 08/09/2011 | 16:41:42 | System Firmware Progress | Secondary CPU Initialization | Asserted
>>>>       b | 08/09/2011 | 16:41:42 | Memory | Uncorrectable Error | Asserted | OEM Data-2 0x00 OEM Data-3 0x04
       c | 08/09/2011 | 16:41:54 | System Firmware Progress | Video initialization | Asserted
       d | 08/09/2011 | 16:42:00 | System Firmware Progress | Keyboard controller initialization | Asserted
       e | 08/09/2011 | 16:42:12 | System Firmware Progress | Option ROM initialization | Asserted
       f | 08/09/2011 | 16:42:15 | System Firmware Progress | Option ROM initialization | Asserted
      10 | 08/09/2011 | 16:42:18 | System Firmware Progress | Option ROM initialization | Asserted
      11 | 08/09/2011 | 16:42:22 | System Firmware Progress | Option ROM initialization | Asserted
      12 | 08/09/2011 | 16:42:27 | System Firmware Progress | System boot initiated | Asserted

対処方法:

オペレーティング・システムを再起動する前に、Oracle ILOMコマンドライン・インタフェース(CLI)コマンド"reset /SYS"または「Remote Control」セクションの下にある「Remote Power Control」タブのOracle ILOM Webインタフェース"Reset"操作のシステム・バスをリセットしないでください。

POSTの早期の実行中にシステムがリセットされ、間違ったDIMM障害が記録される場合、次のOracle ILOM CLIコマンドを使用して、これらの障害をクリアする必要があります。

set /SYS/MB/Px/Dy/ clear_fault_action=true

Px/Dyは、障害が報告されたDIMMを識別します。

DIMM障害がクリアした後、すべてのメモリーがオンラインに戻っていることを確認するため、システムの電源が入れ直されます。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。


Oracle Database Applianceリリース・ノート リリース2.1 for Linux x86-64

B66177-01

Copyright (C) 2011, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT RIGHTS. Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.  As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software License (December 2007).Oracle America, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。