この章には、Oracle Database Applianceのキャパシティ・ライセンス情報を示します。次の項目で構成されています。
この項では、Oracle Database ApplianceのCPUコア数の構成方法について説明します。CPUコア数は、1サーバー当たりの有効なCPUの数です。
Oracle Database Applianceには、2台のサーバーが含まれています。各サーバーにはCPUコアが12個あります。
デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、1サーバー当たり12個のCPUコアを搭載して出荷されます。つまり、次のようになります。
2台のサーバーのそれぞれで、12個すべてのCPUが有効です。
これによって、アプライアンスで有効なCPUコアは合計24個になります。
デフォルトのCPUコア数(各サーバーで12個)を使用することも、「CPUコア数の変更」の手順に従ってCPUコア数を変更することもできます。たとえば、CPUコア数を8個に変更すると、次のようになります。
2台のサーバーのそれぞれで、8個のCPUが有効です。
これによって、アプライアンスで有効なCPUコアは合計16個になります。
CPUコア数を変更する場合のルールと制限
CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。
1台当たりのCPUコア数は、2、4、6、8、10または12に変更できます。
CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
たとえば、CPUコア数を6に変更した場合、その後はCPUコア数を8、10または12に変更できます。CPUコア数を8に変更した場合、その後はCPUコア数を10または12に変更できます。
必要な1サーバー当たりのCPUコア数が12の場合、デフォルト構成を使用します。「CPUコア数の変更」の手順に従ってCPUコア数を12に設定しないでください。デフォルト構成を使用すると、必要に応じて後でCPUコア数を12未満に設定できます。
注意: 手順に従って誤ってCPUコア数を12に設定し、後でCPUコア数を減らせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡して問題を解決してください。 |
CPUコア数の変更
CPUコア数を変更する手順:
My Oracle Supportにログインします。
https://myoraclesupport.com
「設定」タブをクリックし、サブメニューから「アセット」を選択します。
アセット・リストでアプライアンスのシリアル番号を検索します。
シリアル番号が見つからない場合は、Oracleサポートにご連絡ください。
アプライアンスのシリアル番号を選択します。
使用可能なアクションから「キーの管理...」を選択します。
「コア構成キーの管理」ダイアログ・ボックスに、アプライアンスのシリアル番号が表示されます。キーが以前に生成されていた場合、現在の構成を表示できます。
「1サーバー当たりのコア数」ドロップダウン・リストで、1サーバー当たりの有効なコア数を選択します。選択された値は、アプライアンスの両方のサーバーに適用されます。
最初は2
、4
、6
、8
、10
または12
を選択できます。
以降は、現在の数より大きい数のみ選択できます。
「キーの生成」をクリックしてキーを生成します。
「キーをクリップボードにコピー」をクリックしてキーをクリップボードにコピーします。
キーを空のテキスト・ファイルに貼り付け、Oracle Database Applianceの任意の場所にファイルを保存します。
Oracle Database Applianceのサーバーの1つにroot
としてログインします。
注意: このステップのコマンドによって、再構成を完了するためにサーバーが再起動されます。
次のコマンドを実行します。
/opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key key_file_location
key_file_location
は、ステップ7で作成したテキスト・ファイルのフルパス名です。
次に例を示します。
/opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key /home/myfile.txt
システムの再起動後、Oracle Database Applianceが再構成され、両方のサーバーが、指定されたCPUコア数で稼働します。