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Oracle® Fusion Middleware Oracle Application Development Frameworkスキン・エディタ・ユーザーズ・ガイド
11gリリース2(11.1.2.3.0)
B66161-03
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11 高度なトピック

この章では、ADFスキンのソース・ファイルまたはADFスキンの使用を制御する構成ファイルに変更を加える場合に役立つ情報を示します。また、この章では、Oracle ADFで提供されるADFスキンのリストと説明も示します。

この章には、次の項があります。

11.1 ADFスキンのCSSファイルにおけるURLの参照

通常、ADFスキンのCSSファイルでは、ファイルの外部リソースを参照するためにURLを使用します。たとえば、エラー・メッセージとともにレンダリングするためにアプリケーションが使用するイメージがこれに該当します。URLは、ADFスキンのCSSファイルから様々なフォーマットで参照できます。サポートされているフォーマットは次のとおりです。

Javaアーカイブ(JAR)ファイルをパッケージとして作成し、ADFスキンとその関連ファイルを配布する場合は、使用するURLのフォーマットが重要になることがあります。詳細は、第10章の「ADFスキンのADFライブラリJARへのパッケージ化」を参照してください。

11.2 ADFスキニング・フレームワークおよびサポートされているレンダー・キット

ADFスキニング・フレームワークは、次のレンダー・キットについて、ADFスキンの作成をサポートします。

ADFスキン・エディタおよびJDeveloperのビジュアル・エディタを使用して次のレンダー・キットにADFスキンを作成できます。

org.apache.myfaces.trinidad.desktop

ADFスキン・エディタまたはJDeveloperでソース・エディタを使用して、次のレンダー・キットにADFスキンを作成できます。

org.apache.myfaces.trinidad.pda

ADF Facesコンポーネントでは、コンポーネントの機能はコンポーネント・クラスに、コンポーネントの表示はレンダラに委任されます。デフォルトでは、ADF Facesのすべてのタグが、関連付けられたコンポーネント・クラスとHTMLレンダラを結合し、HTMLレンダー・キットの一部になっています。ADF Facesには、デスクトップおよびPDAの両方に表示できるように、HTMLレンダー・キットが含まれています。ADF Facesレンダラはカスタマイズできません。ただし、ADFスキンを使用してコンポーネントの表示方法をカスタマイズすることはできます。

11.3 ADFスキンの構成ファイル

次のリストでは、ADFスキンのプロジェクトに関連付けられている構成ファイルについて説明します。ADFスキンの開発中、または開発が終了して完成したADFスキンをアプリケーションに適用するときに、これらのファイルに含まれる値を変更します。

11.4 Oracle ADFで提供されるADFスキン

Oracle ADFでは、様々なADFスキンが提供されており、これらを拡張して、新規ADFスキンを作成できます。新規ADFスキンを作成する場合は、第4.4項「ADFスキン・ファイルの作成」で説明しているように、ADFスキンのFusion Simpleファミリの最新バージョン(fusionFx-simple-vN.N)を拡張することをお薦めします。ADFスキンのFusion Simpleファミリは次のバージョンで使用可能です。

拡張元として使用可能なADFスキンは、第4.2項「ADFスキン・アプリケーションおよびADFスキン・プロジェクトの作成」で説明しているように、ADFスキン・プロジェクトを使用するOracle ADFのリリースによって異なります。結果として、ここで説明したいずれのADFスキンも拡張元にできません。

次のリストで、Oracle ADFで提供される各ADFスキン間の違いについて説明します。

前述のすべてのADFスキンをWebアプリケーションに適用できます。詳細は、第10.4項「WebアプリケーションへのADFスキンの適用」を参照してください。ADFスキン間の継承関係を示すダイアグラムは、第1.5項「Oracle ADFで提供されるADFスキンの継承関係」を参照してください。