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Oracle® Big Data Appliance構成ワークシート
リリース2 (2.0.1)
B72461-01
 

 

Oracle® Big Data Appliance

構成ワークシート

リリース2 (2.0.1)

B72461-01(原本部品番号:E36965-02)

2013年2月

『Oracle Big Data Appliance構成ワークシート』には、Oracle Big Data Applianceのインストール時に必要な情報と決定すべき事項を示します。このドキュメントの内容は次のとおりです。

1 構成プロセスの概要

構成ワークシートは、Oracle Big Data Applianceのインストールについてネットワーク管理者、データベース管理者およびオラクル社担当者とともに計画する際に役立ちます。Oracle Big Data Applianceが納品される前にワークシートを完成させてオラクル社担当者に渡し、設置の遅れがないようにすることが重要です。

オラクル社担当者は、ワークシートに入力された情報を使用してインストール・テンプレートを作成します。インストール・テンプレートを使用して、Oracle Big Data Applianceの構成設定が正しく入力されたことを確認します。オラクル社担当者と相談して、インストール・テンプレートにサイト固有の調整をすることもできます。アプライアンスの稼働後は変更できない設定もあるため、慎重に決定します。


注意:

  • Oracle Big Data Applianceでは、Cloudera's Distribution including Apache Hadoop (CDH)を使用します。Oracle Big Data Appliance上のHadoopクラスタは、CDHクラスタと呼ばれます。

  • アプライアンスラックは、Oracle Big Data ApplianceとOracle Big Data Appliance X3-2のことです。


Oracle Big Data Applianceを構成するには、次の手順を実行します。

  1. このドキュメントと『Oracle Big Data Applianceオーナーズ・ガイド』を読み、ネットワーク要件を把握します。

  2. 現在の管理ネットワークを識別します。

  3. 現在のクライアント・アクセス・ネットワークを識別します。

  4. アプライアンスが複数ある場合、単一CDHクラスタに接続するか、各アプライアンスに個別のCDHクラスタを作成するかを選択します。

  5. Adobe ReaderまたはAdobe Acrobatで『Oracle Big Data Appliance構成ワークシート』を開きます。ドキュメントは編集可能です。


    注意:

    FoxitやPreviewなどのPDFリーダーを使用してファイルを編集しないでください。ファイルが破損し、他のプログラムで読めなくなる可能性があります。

  6. CDHクラスタごとに構成ワークシートを1部完成させます。たとえば、複数のアプライアンスを1つのCDHクラスタとして構成する場合、完成させるワークシートは1部のみです。複数のアプライアンスを2つのCDHクラスタとして構成する場合、ワークシートを2部完成させます。

  7. 完成させた構成ワークシートをオラクル社担当者に渡します。これらのワークシートの情報を使用してインストール・テンプレートが生成され、オラクル社担当者から提供されます。

  8. インストール・テンプレートの情報が正しいかを確認します。調整を行う場合、オラクル社担当者に連絡してください。

  9. インストール・テンプレートに指定された新規IPアドレスとホスト名を使用するよう既存のネットワークを構成します。

  10. オラクル社担当者から提供されたpreinstall-checkip.shスクリプトを実行します。このスクリプトでは、既存のネットワークとインストール・テンプレートにリストされたIPアドレスが競合しないかチェックします。


    注意:

    インストールを開始する前に、preinstall-checkip.shで検出されたネットワークの問題を修正します。ネットワークの問題によって大幅な遅れが生じることがあります。『Oracle Big Data Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。

  11. 『Oracle Big Data Applianceオーナーズ・ガイド』に記載されているネットワークとIPアドレスの要件を確認します。

  12. Oracle Big Data Applianc用の計画された場所へのネットワーク接続を実行します。

  13. これらの手順を完了したら、オラクル社担当者に連絡してください。


注意:

ネットワーク管理者は、Oracle Big Data Applianceのインストール時(1、2日)現場で待機します。そうでないと、カスタマ・ネットワークの問題で大幅な遅れが生じる場合があります。


関連項目:

  • 構成設定の詳細は、『Oracle Big Data Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。

  • インストール前のサイトの準備については、『Oracle Big Data Applianceサイト・チェックリスト』を参照してください。


2 ネットワーク構成ワークシート

ネットワーク構成ワークシートでは、ネットワークで使用されるハードウェアとIPアドレスの命名規則を示します。

2.1 ラックの一般的なプロパティ

表1に、ハードウェア・コンポーネントの名前と他の基本的な情報を入力します。

標準ホスト名の使用

CDHクラスタ内のすべてのラックが同じCDHクラスタ名を持つ必要があります。すべてのOracle Big Data Applianceサーバーに対する標準ホスト名の割当てにこの名前が使用されます。デフォルトでは、ラックの18台すべてのサーバーのホスト名は次のようになります。

racknamenodeNN.domain

この構文では次のようになります。

  • デフォルトでは、racknameclusternameMです。Mは、クラスタ内のラックのインデックスです。

  • NNは、ラック内のサーバーの位置番号です(01から18まで)。

  • domainは、ドメイン名です。

たとえば、クラスタ名がbdaで、ドメイン名がexample.comの場合、第1ラックの一番下のサーバーの完全修飾ホスト名はbda1node01.example.comです。第3ラックの一番上のサーバーの場合、ホスト名はbda3node18.example.comです。

ホスト名は38文字未満で、ASCII文字(aからzまでとAからZまで)、数字(0から9まで)およびハイフン(-)のみ使用できます。名前をハイフンで始めたり、終了しないでください。ホスト名を使用し、クライアント・ネットワーク・インタフェースを介してサーバーにアクセスします。

他のネットワークのホスト名の形式は次のとおりです。他のネットワーク経由で接続する場合、次の形式を使用します。

  • 管理ネットワークの短いホスト名の場合:

    racknamenodeNN-adm

  • プライベート・インフィニバンド・ネットワーク・ホスト名の場合:

    racknamenodeNN-priv

  • Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)ホスト名の場合:

    clusternameMnodeNN-c

  • スイッチ・ホスト名の場合:

    clusternameMsw-ibN

この構文では次のようになります。

  • デフォルトでは、racknameclusternameMです。Mは、クラスタ内のラックのインデックスです。

  • NNは、ラック内のサーバーの位置番号です(01から18まで)。

  • Nは、ラック内のスイッチの位置に応じて1、2または3です。

カスタム・ホスト名の使用

ホスト名にクラスタ名を使用しない場合、ラック名を指定する必要があります。ネットワーク・インタフェースごとに使用される接尾辞を変更することもできます。

各サーバーに一意のホスト名を割り当てるには、オラクル社担当者にすべてのホスト名のリストを提供します。表1のドメイン名とタイムゾーンのフィールドにも入力する必要があります。

表1 一般的なラックの構成ワークシート

プロパティ 設定

顧客名脚注1 

Example Inc


CDHクラスタ名脚注1

bda


ラック名: プライマリ・ラック名を最初に入力してください。

bda1


サーバー・ベース名

node


管理アクセス接尾辞

-adm


プライベート名接尾辞

-priv


ILOM名接尾辞

-c


スイッチ・ベース名

sw


タイムゾーン脚注1

America/New York


ドメイン名脚注1

example.com


これは、クラスタ内の唯一のラックまたはプライマリ・ラックですか。

yesまたはno


他のOracle Big Data ApplianceラックまたはOracle Exadata Database Machineなどのインフィニバンド・ファブリックを介してこのラックから別のラックに接続しますか。

yesまたはno



脚注1 必須。このワークシートの他のプロパティにはすべてデフォルト値があります。

2.2 ラックのネットワーク・プロパティ

表2に、最大4つのドメイン・ネーム・システム(DNS)サーバーおよびネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)サーバーのIPアドレスおよび最大4つの検索ドメインを入力します。デフォルトでは、これらの値はクライアント・ネットワークと管理ネットワークの両方に使用されます。

これらのネットワークがシステムで孤立しており、異なるDNSサーバーとNTPサーバーを使用するか、異なるドメインを使用するか、その両方の場合、クライアント・ネットワークには表2を、管理ネットワークには表5を完成させます。

表2 ラックのネットワーク構成ワークシート

プロパティ 設定

DNSサーバー(1から4)


NTPサーバー(1から4)


検索ドメイン(1から4)



2.3 サーバーのネットワーク・プロパティ

表3に、個々のサーバーのネットワーク・プロパティを入力します。

アプライアンスの各サーバーに、管理1ギガビット・イーサネット(1GbE)ネットワーク、プライベート・インフィニバンド・ネットワーク、10GbEクライアント・アクセス・ネットワークおよびOracle ILOMのIPアドレスを割り当てます。18台のサーバーのIPアドレスは、node01の最初のIPアドレスから始まって順に割り当てられます。

ネットワークに18個の連続したIPアドレスを割り当てられない場合、開始IPアドレスのみでなく、18個のIPアドレスのリストをオラクル社担当者に提供します。

Oracle ILOM IPアドレスは管理ネットワーク上にあります。管理およびOracle ILOM IPアドレスは同じサブネット上にあり、同じネットマスクとゲートウェイを使用する必要があります。

表3 サーバーのネットワーク構成ワークシート

プロパティ 設定

管理ネットワーク: 18個(×クラスタ内のラックの数)の連続したIPアドレスのうち最初のアドレス。

たとえば、クラスタに3つのラックを構成する場合、54個(18 x 3)の連続したIPアドレスの最初のアドレスを入力します。


管理ネットワークとILOMネットマスク


管理ネットワークとILOMゲートウェイ


プライベート・インフィニバンド・ネットワーク: 18個(×ラックの数)の連続したIPアドレスのうち最初のアドレス。

オプション: 192.168.10.1にデフォルト設定されます。脚注1 


プライベート・インフィニバンド・ネットワーク・ネットマスク

オプション: 255.255.255.0にデフォルト設定されます。脚注1


クライアント・ネットワーク: 18個(×ラックの数)の連続したIPアドレスのうち最初のアドレス。


クライアント・ネットワーク・ネットマスク


クライアント・ネットワーク・ゲートウェイ


ILOMネットワーク: 18個(×ラックの数)の連続したIPアドレスのうち最初のアドレス。



脚注1 インフィニバンド・ファブリックを介してこのラックから別のラックに接続する場合、次の注意を参照してください。


注意:

インフィニバンド・ファブリックを介してこのラックから別のラックに接続する場合、次の点を確認してください。
  • Oracleエンジニアド・システムのサーバーを含めた、すべてのサーバーのインフィニバンドIPアドレスが一意です。

  • すべてのインフィニバンドIPアドレスが同じネットワーク上のものです。

    たとえば、Oracle Big Data ApplianceラックをOracle Exadata Database Machineに接続する場合、インフィニバンド・ネットワークで同じネットマスクを両方のシステムに使用する必要があります。さらに、Exadataコンピュータ・ノード、Exadataストレージ・サーバーおよびOracle Big Data ApplianceサーバーのインフィニバンドIPアドレスにこのネットマスクを適用すると、すべてのIPアドレスが同じサブネット上のものになります。


2.4 スイッチのネットワーク・プロパティ

表4に、Cisco Catalystイーサネット・スイッチおよび3つのSunインフィニバンド・スイッチのうち最初のもののIPアドレスを入力します。Sun Fire X4270 M2ベースのラックの場合のみ、キーボード・ビデオ・マウス(KVM)スイッチのアドレスを入力します。

スイッチのIPアドレスは、管理ネットワーク上のものです。

表4 スイッチのネットワーク構成ワークシート

プロパティ 設定

KVMスイッチIP (Sun Fire X4270 M2ベースのラックのみ): 1つのIPアドレス(×ラックの数)。

たとえば、クラスタに3つのラックを構成する場合、3個の連続したIPアドレスの最初のアドレスを入力します。


CiscoスイッチIP: 1つのIPアドレス(×ラックの数)。


InfiniBandスイッチIP: 3個(×クラスタ内のラックの数)の連続したIPアドレスのうち最初のアドレス。

たとえば、クラスタに3つのラックを構成する場合、9個の連続したIPアドレスの最初のアドレスを入力します。



2.5 PDUのネットワーク・プロパティ

表5に、2つの配電ユニット(PDU)のIPアドレスを入力します。PDUのIPアドレスは、管理ネットワーク上のものです。

表5 PDUのネットワーク構成ワークシート

プロパティ 設定

PDU A: 1つのIPアドレス(×ラックの数)。

たとえば、クラスタに3つのラックを構成する場合、3個の連続したIPアドレスの最初のアドレスを入力します。


PDU B: 1つのIPアドレス(×ラックの数)。



2.6 高度なネットワーク構成

表5に、管理ネットワークの構成の詳細を指定します(表2に指定した値と異なる場合)。ほとんどのインストールで、管理ネットワークとクライアント・ネットワークは、同じドメイン、DNSサーバー、NTPサーバーなどを共有します。その場合、表5のすべてまたは一部を空欄にし、表2で指定した値を管理ネットワークとクライアント・ネットワークの両方に使用することができます。

DNSサーバーが使用可能な場合、Oracle Big Data Applianceはこれを使用しますが、管理ネットワークにはDNSサーバーへのアクセスは必要ありません。ただし、1つ以上のNTPサーバーにもアクセス可能である必要があります。

表6 高度なネットワーク構成ワークシート

プロパティ 設定

管理ドメイン


DNSの管理ホスト名ですか。


管理DNSサーバー(1から4)


管理NTPサーバー(1から4)


管理検索ドメイン(1から4)



3 ソフトウェア構成ワークシート

次のOracle Big Data Applianceのオプション・ソフトウェア・コンポーネントを構成し、アクティブにできます。


注意:

CDHクラスタを拡張しており、ワークシートがプライマリ・ラック用でない場合、表9のみ完成させます。他のソフトウェア構成ワークシートは空欄にします。


関連項目:

ソフトウェア構成オプションの詳細は、『Oracle Big Data Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。

3.1 インストールされるコンポーネント

表7に、アクティブ化および構成するアプリケーションを指定します。

オプション・ソフトウェア

Oracle Big Data ConnectorsおよびOracle NoSQL Databaseは、オプションのコンポーネントです。これらを使用する予定の場合、ここでアクティブ化する必要があります。あるいは、これらをアクティブにせず、他の用途のためにディスク領域をとっておくこともできます。Oracle NoSQL Databaseに割り当てられたディスク領域は、Hadoop Distributed File System (HDFS)には使用できません。

Oracle NoSQL Database Community Editionは、Oracle Big Data Applianceのライセンスに含まれています。

Oracle Big Data Connectorsにはライセンスが別途必要です。Oracle Big Data Applianceでコネクタをインストールするには、このライセンスが必要です。ライセンスがある場合、最初のソフトウェア・インストール時に Oracle Data Integratorエージェントを構成するかどうかを決定し、ただちに稼働させることができます。


注意:

CDHクラスタ内の唯一のラックまたはプライマリ・ラックにのみこのワークシートを完成させます。

表7 ソフトウェア・コンポーネント構成ワークシート

プロパティ 設定

Oracle Big Data Connectorsのライセンスが供与されていますか。

YesまたはNo


Oracle Data Integratorエージェントを構成しますか。

YesまたはNo


Oracle NoSQL Database, Community Editionをインストールしますか。

YesまたはNo


Oracle NoSQL Databaseに割り当てる合計ディスク領域(テラバイト)

054または108



3.2 自動サービス・リクエスト

表8に、自動サービス・リクエスト(ASR)の構成設定を入力します。

ASRでは、Oracle Big Data Applianceハードウェアの状態を監視し、障害を検出すると、自動的にサービス・リクエストを送信します。このプログラムを無効にすることもできますが、ASRを有効にすることをお薦めします。

Oracle Big Data ApplianceをASR用に構成する前に、Oracle Big Data Appliance外の別のサーバーで稼働するようASRマネージャを構成する必要があります。Oracle Big Data Appliance上のソフトウェアはASRマネージャに接続でき、直接またはプロキシを介してインターネットにアクセスし、サービス・リクエストを自動的に開くイベント情報を送信できる必要がありあます。


注意:

CDHクラスタ内の唯一のラックまたはプライマリ・ラックにのみこのワークシートを完成させます。

表8 自動サービス・リクエスト構成ワークシート

プロパティ 設定

自動サービス・リクエストを有効にしますか。

YesまたはNo


ASRマネージャ・ホスト・アドレス

asr-host.example.com


ASRマネージャ・ポート番号

162


ASRサーバー・ルート・パスワード。インストール時に指定できる場合にのみ空にします。




3.3 ユーザーとグループ

インストール・ソフトウェアでは、ユーザー、グループおよびパスワードを定義します。構成ファイル用に表9でパスワードを指定しない場合、インストール時に手動で入力する必要があります。

2つのシステム間でNetwork File System (NFS)プロトコルをサポートするには、Oracle IDが、接続先のOracle Exadata Database MachineのIDと一致している必要があります。


注意:

CDHクラスタを拡張しており、ワークシートがプライマリ・ラック用でない場合、表9のパスワード・フィールドのみ完成させます。IDフィールドは空欄にします。

表9 ユーザーおよびグループの構成ワークシート

説明

Cloudera Manager adminパスワード脚注1 



rootオペレーティング・システム・パスワード脚注1



oracleオペレーティング・システム・パスワード脚注1



oracleユーザーID

1000


oinstallグループID

1001


dbaグループID

1002


MySQL Database管理パスワード脚注1



Oracle Data Integrator用MySQL Databaseパスワード脚注1




脚注1 すべてのラックに対して必須。インストール時に指定できる場合にのみ空欄にします。

3.4 Cloudera Managerの電子メール・アラート

表10に、ネットワークの電子メール・サーバー(SMTP)に関する情報を指定します。認証をyesに設定する場合にのみ、ユーザー名とパスワードのフィールドが表示されます。

この情報によって、Cloudera ManagerはCDHクラスタで問題を検出した場合に電子メール・アラートを送信できます。この情報を省略した場合、電子メール・アラートは送信されません。


注意:

CDHクラスタ内の唯一のラックまたはプライマリ・ラックにのみこのワークシートを完成させます。

表10 電子メール構成ワークシート

プロパティ

電子メール・サーバー・ホスト・アドレス

router.example.com


電子メールサーバー・ポート番号

25


電子メールで認証を使用しますか。

YesまたはNo


電子メール・ユーザー名

smtp.user


電子メール・サーバー・パスワード



電子メール・サーバーでSSLを使用しますか。

YesまたはNo


電子メール・アラート受信者

admin@example.com



3.5 Oracle Enterprise Manager Cloud Control

表11に、Oracle Big Data Appliance用システム監視プラグインとともにインストールされたOracle Enterprise Managerに関する情報を指定します。

Enterprise Managerでアプライアンスを監視するには、Oracle Big Data Applianceにエージェントがデプロイされ、有効になっている必要があります。

Cloud Controlユーザーは、管理emcliコマンドを実行するために必要な権限を持っている必要があります。通常、このユーザーはsysmanです。

エージェント登録パスワードは、Enterprise Managerのセキュリティ設定の一部です。Enterprise Managerでパスワードを取得するには、ウィンドウの右上で「設定」をクリックし、「セキュリティ」「登録パスワード」の順にクリックします。


注意:

CDHクラスタ内の唯一のラックまたはプライマリ・ラックにのみこのワークシートを完成させます。

表11 Enterprise Manager構成ワークシート

プロパティ

Enterprise Managerを有効にしますか。

YesまたはNo


Cloud Controlホスト

oem-host.example.com


OMSポート

14487


Cloud Controlユーザー名

sysman


Cloud Controlパスワード



Cloud Control管理エージェント登録パスワード




4 サンプル・インストール・テンプレート

インストール・テンプレートの例を次に示します。

4.1 ネットワーク構成

一般

プロパティ プロパティ
Cluster Name bda Customer Name Example Inc
Rack Name bda1 Primary Appliance Yes
Region America

Timezone America/New_York

Domain example.com


プロパティ 値1 値2...
DNS Server 172.16.100.45
NTP Server 172.16.215.62
Search Domains example.com us.example.com

サーバー・ネットワーク情報

Type Netmask Gateway
Administrative - eth0 255.255.255.0 10.18.113.1
Private - bondib0 255.255.255.0
Client Access - bondeth0 255.255.255.0 10.18.114.1

BDA will not be connected to any other racks via InfiniBand.

Server Position eth0 hostname eth0 IP address bondib0 IP hostname ...

-admin.example.com
-example.com
01 bda1node01-adm 10.18.113.10 bda1node01-priv ...
02 bda1node02-adm 10.18.113.11 bda1node02-priv ...
03 bda1node03-adm 10.18.113.12 bda1node03-priv ...
... ... ... ... ...
17 bda1node17-adm 10.18.113.26 bda1node17-priv ...
18 bda1node18-adm 10.18.113.27 bda1node18-priv ...

スイッチ

Type Hostname IP Address
KVM Switch bda1sw-kvm
Cisco Switch bda1sw-ip 10.18.113.144
NM2-36p Spine Switch bda1sw-ib1 10.18.113.145
NM2-GW Leaf Switch 1 bda1sw-ib2 10.18.113.146
NM2-GW Leaf Switch 2 bda1sw-ib3 10.18.113.147

PDU

Type Hostname IP Address
PDU A bda1-pdu1 10.18.113.151
PDU B bda1-pdu1 10.18.113.152

4.2 ソフトウェア構成

プロパティ
Oracle Big Data Connectors ライセンス取得中
Oracle Data Integrator Agent インストール予定
Oracle NoSQL Database 合計54TBのディスク領域でインストール予定

プロパティ
Oracle Auto Service Requests 構成予定
Oracle ASR server asr-host.example.com:162
Oracle ASR Server root password パスワード

プロパティ
Cloudera Manager admin password パスワード
root operating system password パスワード
oracle operating system password パスワード
MySQL administration password パスワード
MySQL password for Oracle Data Integrator パスワード

プロパティ
Email server (SMTP) host router.example.com:25   SSL非使用
Email server (SMTP) user name smtp.user
Email server (SMTP) パスワード
Email alert recipients admin@example.com

プロパティ
Oracle Enterprise Manager 構成予定
Oracle Cloud Control server oem-host.example.com:14487
Oracle Cloud Control server user name sysman
Oracle Cloud Control server password パスワード
Oracle Cloud Control registration password パスワード

5 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWeb サイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。


Oracle Big Data Appliance構成ワークシート, リリース2 (2.0.1)

B72461-01

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