Oracle Application Expressへログインするときは、ワークスペースにログインします。ワークスペースは、Oracle Application Express開発環境内の領域で、開発者がアプリケーションを作成できます。
Oracle Application Expressへのログイン方法は、開発環境を構成したかどうかによって決まります。
Oracle Application Expressを最近インストールした場合は、開発環境を構成する必要があります。「Oracle Application Express環境の構成」を参照してください。
以前に構成した開発環境に開発者がログインする場合は、管理者がその開発者にワークスペースへのアクセス権を付与する必要があります。「Oracle Application Express環境の構成」を参照してください。
内容は次のとおりです。
Oracle Application Expressアプリケーションを表示または開発するには、WebブラウザでJava Script、HTML 4.0およびCSS 1.0標準がサポートされている必要があります。Oracle Application Expressでアプリケーションを開発するには、次のブラウザが必要です。
Microsoft Internet Explorer 7.0以上
Mozilla Firefox 14以上のバージョン
Google Chrome 21以上のバージョン
Apple Safari 5.0以上のバージョン
以前のWebブラウザ・バージョン(Microsoft Internet Explorer 6.0など)をサポートするApplication Expressアプリケーションを開発できます。
Oracle Application Expressの設定方法は、ユーザー・ロールに応じて異なります。ホスティングされた開発環境にアクセスする開発者の場合、管理者によってワークスペースへのアクセス権を付与される必要があります。Oracle Application Express管理者の場合は、次のステップを実行する必要があります。
Oracle Application Express管理サービスにログインします。Oracle Application Express管理サービスは、Oracle Application Expressインスタンス全体を管理するための独立したアプリケーションです。ログインするには、インストール・プロセス中に作成または再設定したADMIN
アカウントおよびパスワードを使用します。
Webブラウザで、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションにナビゲートします。デフォルトでは、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションは次の場所にインストールされます。
設定でOracle Application Expressリスナーを使用する場合は、次にナビゲートします。
http://hostname:port/apex/apex_admin
説明:
hostname
は、Oracle HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。この番号は、デフォルトのインストールの場合、Oracle WebLogic Serverでは7001、OC4Jでは8888、Oracle Glassfish Serverでは8080です。これらの番号は、このドキュメントの作成時における適切なデフォルト値です。詳細は、Oracle Application Expressリスナー・インストールおよび構成ガイドを参照してください。
apex
は、Webサーバー構成ファイルで定義されているマウント・ポイントです。
設定に埋込みPL/SQLゲートウェイを使用する場合は、次へ移動します。
http://hostname:port/apex/apex_admin
説明:
hostname
は、Oracle XML DB HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle XML DB HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は8080です。「Oracle XML DB HTTPサーバー・ポートの検証」を参照してください。
apex
は、構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
設定でApacheおよびmod_plsql
を使用する場合は、次のURLに移動します。
http://hostname:port/pls/apex/apex_admin
説明:
hostname
は、Oracle HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は7777です。
pls
は、mod_plsql
カートリッジを使用するためのインジケータです。
apex
は、mod_plsql
構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
「ログイン」ページで、次の操作を行います。
「ユーザー名」に、admin
と入力します。
「パスワード」に、Oracle Application Expressのインストール時に指定したOracle Application Express管理者アカウントのパスワードを入力します。
「ログイン」をクリックします。
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』の「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」 |
割当てモードの指定。Oracle Application Express管理サービスでは、ワークスペースの作成(またはプロビジョニング)プロセスの仕組みを決定する必要があります。詳細は、Oracle Application Express管理ガイドの「ワークスペースの割当てについて」を参照してください。
ワークスペースの作成。ワークスペースは複数のユーザーがプライベートにオブジェクト、データ、アプリケーションを保持していても、同じOracle Application express内で作業できる仮想プライベート・データベースです。各ワークスペースには、一意のIDおよび名前が含まれます。Oracle Application Express管理者は手動でワークスペースを作成することも、ユーザーにリクエストを送信させることもできます。詳細は、Oracle Application Express管理ガイドの「ワークスペースの作成」および「ワークスペース・リクエストの管理」を参照してください。
ワークスペースへのログイン。Oracle Application Express管理サービスでワークスペースを作成した後、Oracle Application Expressのログイン・ページに戻って、ワークスペースにログインします。詳細は、「開発者としてのOracle Application Expressへのログイン」を参照してください。
Oracle Application Expressへログインするときは、ワークスペースにログインします。開発者の場合は、ワークスペースへのアクセス権を管理者から付与される必要があります。
注意: ユーザーがワークスペースをリクエストしたり、パスワードを変更するには、Oracle Application Express管理者がOracle Application Expressの環境プリファレンスを構成する必要があります。 |
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』の「環境設定の管理」 |
内容は次のとおりです。
注意: このセクションは、Oracle Application Express管理者が、ワークスペースのリクエストをサポートするためにOracle Application Expressを構成済である場合にのみ適用されます。 |
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』 |
Oracle Application Expressへログインする前に、管理者からワークスペースへのアクセス権を付与される必要があります。各ワークスペースには、一意のIDおよび名前が含まれます。
ワークスペースをリクエストするには、次のステップを実行します。
Webブラウザで、Oracle Application Expressのログイン・ページにナビゲートします。
Application ExpressにログインするURLを知らない場合は、「ワークスペースへのログイン」を参照してください。
「ログイン」ページが表示されます。
「ワークスペース」で、「ワークスペースのリクエスト」をクリックします。
サービスのリクエスト・ウィザードが表示されます。
「はじめに」をクリックし、画面に表示されるステップに従います。
関連項目: Oracle Application Express管理ガイドの「ワークスペースの作成」 |
ワークスペースのリクエストがOracle Application Express管理者に承認されると、ログイン資格証明(ワークスペース名、ユーザー名およびパスワード)を含む電子メールが送信されます。
管理者が新規ワークスペースリクエストの処理の自動メソッドとして電子メールの検証を選択した場合、検証リンクを含む電子メールを最初に受信する可能性があることに注意してください。このステップにより、ワークスペースリクエストが承認される前に、その電子メールが有効になります。
関連項目: 『Oracle Application Express管理ガイド』 |
Oracle Application Expressにログインするには、次のステップを実行します。
Webブラウザで、Oracle Application Expressの「ログイン」ページにナビゲートします。デフォルトでは、Oracle Application Expressは次の場所にインストールされます。
設定でOracle Application Expressリスナーを使用する場合は、次にナビゲートします。
http://hostname:port/apex
説明:
hostname
は、Oracle HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。この番号は、デフォルトのインストールの場合、Oracle WebLogic Serverでは7001、OC4Jでは8888、Oracle Glassfish Serverでは8080です。これら番号は、このドキュメントの作成時における適切なデフォルト値でした。Oracle Application Expressリスナーのドキュメントを参照してください。
apex
は、構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を行っているユーザーの場合、この値にhtmldb
やそれ以外の値が設定されている場合があります。Oracle Application Express管理者にDADの値を確認してください。
設定に埋込みPL/SQLゲートウェイを使用する場合は、次へ移動します。
http://hostname:port/apex
説明:
hostname
は、Oracle XML DB HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle XML DB HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は8080です。「Oracle XML DB HTTPサーバー・ポートの検証」を参照してください。
apex
は、構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を行っているユーザーの場合、この値にhtmldb
やそれ以外の値が設定されている場合があります。Oracle Application Express管理者にDADの値を確認してください。
設定でOracle HTTP Server(Apache)およびmod_plsql
を使用する場合は、次のURLに移動します。
http://hostname:port/pls/apex
説明:
hostname
は、Oracle HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。
port
は、Oracle HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は7777です。Oracle HTTP Serverのインストール時のポート番号に関する情報は、次のファイルのいずれかで参照できます。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\install\portlist.ini ORACLE_BASE\ORACLE_HTTPSERVER_HOME\Apache\Apache\conf\httpd.conf
ポート番号を変更しても、portlist.ini
ファイルは更新されないことに注意してください。このファイルはインストール直後のみ参照可能です。
pls
は、mod_plsql
カートリッジを使用するためのインジケータです。
apex
は、mod_plsql
構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。
以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を行っているユーザーの場合、この値にhtmldb
やそれ以外の値が設定されている場合があります。Oracle Application Express管理者にDADの値を確認してください。
関連項目: データベース・アクセス記述子の詳細は、Oracle Databaseインストレーション・ガイドのOracle Databaseのポート番号の管理に関する説明およびORACLE_BASE \ ORACLE_HTTPSERVER_HOME \Apache\modplsql\conf\dads.readme を参照してください。 |
「ログイン」ページが表示されます。
「ログイン」で、次の項目を入力します。
「ワークスペース」フィールドに、ワークスペース名を入力します。
「ユーザー名」フィールドに、ユーザー名を入力します。
「パスワード」フィールドに、パスワードを大/小文字を区別して入力します。
「ログイン」をクリックします。
設定によっては、初めてログインするときにパスワードの変更を要求される場合があります。
Oracle XML DB HTTP Serverが実行されているポート番号を検証するには、次のステップを実行します。
SQL*Plusを起動して、SYS
としてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。
Windowsの場合:
SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
connect sys as sysdba
UNIXおよびLinuxの場合:
$ sqlplus /nolog connect sys as sysdba
プロンプトが表示されたら、適切なユーザー名とパスワードを入力します。
次の文を入力して、ポート番号を検証します。
SELECT DBMS_XDB.GETHTTPPORT FROM DUAL;
ポート番号が0
を返したら、Oracle XML DB HTTP Serverが無効になっています。
関連項目: Oracle XML DB HTTP Serverを有効にする方法については、Oracle Databaseインストレーション・ガイドを参照してください。 |
ワークスペース名を忘れた場合は、電子メール・アドレスに関連付けられているすべてのワークスペース名のリストをリクエストできます。
表領域名を検索するには、次のステップを実行します。
ログイン・ページで、「タスク」リストの「ワークスペースの検索」をクリックします。
電子メール・アドレスを入力して、「ワークスペースを検索」をクリックします。
ワークスペース名のリストが電子メールで送信されます。
ワークスペースのホームページにある「パスワードの変更」リンクをクリックすると、パスワードを再設定できます。
ワークスペースのホームページからパスワードを再設定するには、次のステップを実行します。
Oracle Application Expressにログインします。「Oracle Application Expressへのログイン」を参照してください。
「管理」アイコンをクリックします。
管理ページが表示されます。
「管理」リストで、「パスワードの変更」をクリックします。
パスワードの変更ページが表示されます。
「パスワードの変更」で、次のように入力します。
現行のパスワードの入力: 現在のパスワードを入力します。
新規パスワードの入力: 新規パスワードを入力します。
新規パスワードの確認: 新規パスワードを再度入力します。
「変更の適用」をクリックします。
ヒント: また、ログイン・ページでも「パスワードの再設定」リンクをクリックしてパスワードを再設定することができます。 |
関連項目: Oracle Application Express管理ガイドの「エンド・ユーザー・パスワードの変更」 |