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Oracle® Fusion Middleware Forms Servicesデプロイメント・ガイド
11gリリース2 (11.1.2)
B66165-03
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2 Oracle Forms Servicesの新機能

この章では、Oracle Fusion Middleware Forms Services 11g リリース2の機能と改良点について説明します。

Oracle Forms Services 11gリリース1の新機能のリストは、『Oracle Fusion Middleware Forms Servicesデプロイメント・ガイド』のOracle Forms Servicesの新機能に関する項を参照してください。

2.1 Oracle Access Manager(OAM)との統合

Oracle Access Manager 11gはJavaプラットフォームのEnterprise Edition(Java EE)に基づいた、エンタープライズ・レベルのセキュリティ・アプリケーションで、機密情報へのアクセスを制限したり、認証や認可のサービスを一元化します。Oracle Forms 11gリリース2は、アクセス・クライアントとしてmod_ossoおよびwebgateを使用するシングル・サインオン・モードでOracle Access Manager(OAM)を認証サーバーとしてサポートしています。

詳細は、第9章「Oracle Single Sign-OnでのForms Servicesの使用」を参照してください。

2.2 Formsランタイム事前開始のスケジューリング

Oracle Formsの以前のリリースでは、構成可能な数のFormsランタイム・エンジンの起動を、その使用前に管理できました。Oracle Forms 11gリリース2では、より柔軟性の高い方法で適切な時間に、Formsランタイム・プロセスの事前開始をスケジュールできます。Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用することにより、Formsランタイム事前開始のスケジュール、既存のスケジュールの確認、既存の任意のスケジュールの削除およびスケジュールのエクスポートとインポートを行うことができます。

詳細は、第14.1.2.3項「ランタイム・プーリングのスケジューリング」を参照してください。

2.3 Formsメトリック・エージェント

Forms診断エージェントを使用すると、リポジトリにFormsメトリックを収集できます。この機能を使用すると、ユーザーは、Formsメトリック情報(DMSで取得可能なもの)をデータベース表に移入できるため、履歴データとしてこれらのメトリックにアクセスできるようになります。このエージェント・アプリケーションは、データ収集の頻度を入力として記録し、データ収集の開始と停止を管理するためのインタフェースを備えています。

詳細は、第15章「Forms診断エージェント」を参照してください。

2.4 拡張ネットワーク統計のサポート

Oracle Forms 11gリリース2で利用可能になったネットワーク統計を使用して、パフォーマンス関連の問題の診断に役立てることができます。networkStatsパラメータを使用すると、ステータス・バーに集計統計を表示できます。この機能では、Formsクライアントとサーバーの間のラウンド・トリップの数だけでなく、クライアントとサーバーの間で交換された総バイト数も提供されます。ベースHTMLファイル内にnetworkStatsパラメータを指定すると、ネットワーク統計機能が有効化されます。

詳細は、第4.2.5.7項「詳細構成パラメータ」を参照してください。

2.5 Unicode列のサポート

Unicode列は、データ型がNCHARまたはNVARCHAR2のデータベース列です。Oracle Forms 11gリリース2では、新しいデータ型NCHARが導入されています。Formsのデータ型NCHARは、SQLのデータ型NCHARおよびNVARCHAR2に相当します。

詳細は、Forms Builderのオンライン・ヘルプのデータ型のプロパティに関する説明およびWHERE句のプロパティに関する説明を参照してください。

2.6 Oracle Real User Experience Insight(RUEI)

Oracle Real User Experience Insight(RUEI)はOracle Fusion Middlewareの機能の1つで、非侵入型の監視を行います。これは、ユーザーがアプリケーションと対話する方法を理解する際に役立ちます。Oracle Forms 11gリリース2には、RUEIで情報を細かく記録するための新機能が追加されています。これにはMESSAGEビルトインへの新しい引数の追加が含まれており、アプリケーション開発者は、タイミング情報が必要な作業の独自の論理ユニットを効果的に定義できます。

2.7 イメージ項目およびアイコン・ボタンでのURLのサポート

Oracle Formsの以前のバージョンでは、イメージ項目とアイコン・ボタンのイメージ・ソースとしてファイル名を指定できました。Oracle Forms 11gリリース2では、イメージ項目とアイコン・ボタンのイメージ・ソースとしてURLも指定できます。

詳細は、Forms Builderのオンライン・ヘルプのREAD_IMAGE_FILEビルトインに関する説明およびアイコン名のプロパティに関する説明を参照してください。

2.8 guiMode構成パラメータ

guiModeパラメータは、FormsアプリケーションのランタイムGUIを制御するように設計されています。このアプレット構成パラメータを使用して、ユーザーは、Formsアプリケーションでのデフォルト・メニューバーとWindowsタイトル・バーの表示/非表示を選択して、よりシームレスにFormsアプレットを他のHTMLページに統合できます。

詳細は、第3.4.3項「guiMode構成パラメータ」を参照してください。