| Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11g リリース2(11.1.2) B70751-01 |
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Oracle Reports 11gリリース2(11.1.2)は、Oracle Fusion MiddlewareおよびOracle WebLogic Serverに統合されています。これによって表2-1(表1-1「11gの機能と10gの機能との比較」の一部)に示すようにアーキテクチャが強化されています。
表2-1 11gのアーキテクチャの機能と10gの機能との比較
| 11gの新機能 | 10gにおける同等機能 |
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OAM統合:Oracle FMW 11gリリース2のOracle Reports Servicesアプリケーションでは、Oracle Access Manager(OAM)11gサーバーを(既存のOSSO 10gサーバーとともに)シングル・サインオン・モードの認証サーバーとして使用できるようになりました。OAMサーバーには、Webシングル・サインオン、認証および認可など、セキュリティ機能がすべて用意されています。Reports Servicesの実行時はOIDをアイデンティティ・ストアとして使用します。OAMサーバーは、Oracle HTTP Serverに対して構成されるアクセス・クライアントとして |
Oracle Single Sign-On (OSSO) ServerのみがユーザーのSingle Sign-Onセッションを管理します。 |
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サーバー安定性 |
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データベースでバックアップされたジョブ・キュー・リポジトリ:ジョブ・リポジトリとしてデータベースを使用することにより、DATファイルの破損を防ぎ、スケジュール済ジョブが失われないようにできます。また、データベース内でのジョブの管理も容易です。 |
ファイル・システムをベースにしたDATファイル・リポジトリのみです。 |
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新しいコマンドライン引数のJOBRETRY:この値を指定すると、 |
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高可用性 |
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データベースでバックアップされたジョブ・キュー・リポジトリ:データベースをジョブ・リポジトリとして使用すると、次の高可用性(HA)メリットが実現されます。
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管理者は、各Reports Serverのジョブ・キューを個別に表示する必要があります。 ジョブがスケジュールされていたReports Serverが停止すると、そのジョブが失われます。 |
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共有ジョブ・リポジトリおよびJavaオブジェクト・キャッシュなどのキャッシュを備えたOracle Reports Serverクラスタ。Reports Serversではジョブを管理するためにpeer-to-peerメカニズムにより通信を行い、手動による管理を最小限に抑え、ジョブを自動的にフェイルオーバーします。マスター・ジョブを処理したReports Serverが使用できない場合でも、キャッシュされている出力にアクセスします。 |
Oracle Reportsのキャッシュ・メカニズムを使用します。キャッシュは複数のReports Servers間では共有されません。Reports Serverのキャッシュが停止すると、キャッシュされている出力は、他のサーバーでは使用できません。 独自のクラスタリングとHAメカニズム |
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高可用性の詳細は、第2.5項「高可用性環境の設定」を参照してください。 |