この章では、Oracle Audit Vault and Database Firewall(Oracle AVDF)のインストール方法について説明します。Audit Vault AgentはAudit Vault Serverのインストール後にデプロイできます。Audit Vault Agentのデプロイメントとアクティブ化の詳細は、『Oracle Audit Vault and Database Firewall管理者ガイド』を参照してください。
ここでのトピック
重要: Oracle AVDFの安全なインストールおよびデータの保護に関する重要な情報は、『Oracle Audit Vault and Database Firewall管理者ガイド』の「セキュリティ・ガイドライン」を参照してください。 |
Oracle AVDFソフトウェアは2枚のインストーラ・ディスクで構成されています。
Audit Vaultインストーラ・ディスク
Database Firewallインストーラ・ディスク
iLoやiLOMなどのサーバー管理ツールを使用してiso
ファイルからソフトウェアをインストールすることも可能です。
インストール中、完全に構成されるまで新しくインストールしたコンポーネントを保護するインストール・パスフレーズを作成します。詳細は、「インストール・パスフレーズの要件」を参照してください。
インストールの詳細は、「Audit Vault ServerまたはDatabase Firewallのインストール」を参照してください。
注意: インストール・プロセスは、Audit Vault ServerまたはDatabase Firewallをインストールするサーバーを再イメージ化して、オペレーティング・システムを自動的にインストールします。 |
Audit Vault ServerまたはDatabase Firewallをインストールする1つの手順は、インストール・パスフレーズを作成することです。インストール後の構成タスク(第4章「インストール後の構成タスク」で説明)を完了するまで、インストール・パスフレーズは外部の攻撃から新しくインストールしたコンポーネントを保護します。タスクを実行するには、インストール中に作成したインストール・パスフレーズを入力する必要があります。
タスクを実行した後、インストール・パスフレーズは不要になり、無効になります。
インストール・パスフレーズは、8文字から255文字の間にする必要があり、次のカテゴリに該当する必要があります。
大文字(A-Z) - 少なくとも1つ含める必要があります。
小文字(a-z) - 少なくとも1つ含める必要があります。
数字(0-9) - 少なくとも1つ含める必要があります。
次のいずれか1つを含める必要があります。
カンマ(,)
ピリオド(.)
コロン(:)
正符号(+)
アンダースコア(_)
スペース
コンポーネントのインストール・パスフレーズを作成し、インストール後の構成タスクを完了していない場合、パスフレーズを変更できます。これを実行するには、インストール手順12で表示されるAudit Vault ServerメニューまたはDatabase Firewallメニューのインストール・パスフレーズの変更を選択します。
専用サーバーにAudit Vault ServerまたはDatabase Firewallをインストールするには、次の手順を実行します。
Audit Vault ServerまたはDatabase Firewallのインストーラ・ディスクをディスク・ドライブに挿入し、システムを再起動します。
システムがディスクから起動し、最初のスプラッシュ画面が表示されます。
install
と入力し、[Enter]キーを押します。
インストールが始まります。画面に次のメッセージが表示されます。
Please enter installation passphrase
インストール・パスフレーズを入力し、[Enter]キーを押します。
「インストール・パスフレーズの要件」を参照してください。
画面に次のメッセージが表示されます。
Please confirm installation passphrase
インストール・パスフレーズを確定し、[Enter]キーを押します。
画面に次のメッセージが表示されます。
Success Installation passphrase was successfully configured
[Enter]キーを押します。
使用できるインタフェースをリストした管理ネットワーク・インタフェースの選択画面が表示されます。
複数のインタフェースを使用できる場合、管理インタフェースにするインタフェースを選択します。
管理インタフェースはAudit Vault Serverによって使用されるネットワーク・インタフェースです。
[Enter]キーを押します。
このオプションが選択され、画面が表示されます。
Use Use this device as the management port
[Enter]キーを押します。
この画面が表示されます。
「IPアドレス」フィールドで、管理インタフェースのIPアドレスを入力して、[Tab]キーを押します。
カーソルが「ネットワーク・マスク」フィールドに移動します。
「ネットワーク・マスク」フィールドで、管理インタフェースのネットワーク・マスクを入力して、[Tab]キーを押します。
カーソルが「ゲートウェイ」フィールドに移動します。
「ゲートウェイ」フィールドで、管理インタフェースのゲートウェイIPアドレスを入力して、[Tab]キーを押します。
カーソルが再起動 -- インストール完了に移動します。
[Enter]キーを押します。
コンピュータが再起動されます。これには少し時間がかかる可能性があります。再起動が終了すると、Audit Vault Serverメニューが表示されます。
または、Database Firewallメニューが表示されます。
第4章「インストール後の構成タスク」で説明されている適切なインストール後の構成タスクを実行します。