論理バックアップはデータをコピーしますが、ある場所から別の場所に物理ファイルをコピーすることはしません。論理バックアップは、データベース、テーブルまたはスキーマを移動またはアーカイブしたり、データベース構造を確認したりするために使用します。
完全論理バックアップでは、オペレーティング・システムなどの使用するコンポーネントが異なる環境間で次のアイテムをコピーできます:
アプリケーション全体
Oracle Hyperion Shared ServicesレジストリおよびOracle Essbaseキューブなどのデータ・リポジトリ
スクリプト、データ・フォーム、ルール・ファイルなどの個々のアーティファクト
論理エクスポート・バックアップでは、バイナリ・ファイルに書き込むすべてのテーブル・データを取得するために必要なSQLステートメントが生成されます。論理エクスポート・バックアップには、物理ディスクの場所など、データベース・インスタンス関連情報が含まれないので、別のデータベース・マシンに同じデータを復元できます。物理バックアップが失敗したり、データベース・マシンに障害が発生した場合に備えて、定期的な論理エクスポート・バックアップ(少なくとも1週間に1度)をお薦めします。