Reporting and Analysis FrameworkおよびInteractive Reportingのスケーリング

Reporting and Analysisサービス層コンポーネントを追加のホスト・マシンに対してスケーリングするか、単一ホスト・マシンで垂直方向にスケーリングできます。手順は、水平方向または垂直方向のどちらにスケーリングする場合も同じです。各ホストで、Reporting and Analysis FrameworkサービスおよびOracle Hyperion Interactive Reportingサービスの1インスタンスのみをインストールします。

Reporting and Analysis FrameworkまたはInteractive Reportingをスケーリングする対象のホスト・マシンごとに、この手順を完了します。

 Reporting and Analysis FrameworkおよびInteractive Reportingをスケーリングするには:

  1. 水平方向スケーリングの場合:Reporting and Analysis FrameworkまたはInteractive Reportingを別のホスト・マシンにインストールします。

  2. EPM Systemコンフィグレータを起動します: 「スタート」メニューで、「すべてのプログラム」「Oracle EPM System」「EPM Systemコンフィグレータ(すべてのインスタンス)」の順に選択します。

  3. Oracleインスタンスで、この手順を完了してから「次」をクリックします。

    1. 「EPM Oracleインスタンスのホーム・ディレクトリ」で、EPM Oracleホーム・ディレクトリの場所が、Foundation Servicesの構成中に指定された場所と同じであることを確認します。

    2. 「EPM Oracleインスタンス名」に、新しいインスタンス名を入力します。

  4. Oracle Hyperion Shared Servicesレジストリ・データベースの構成画面で、次の手順を実行します:

    1. 「前に構成されたShared Servicesデータベースに接続」を選択します。

    2. Shared Servicesレジストリのデータベース接続情報と、データベースへのアクセスに使用するデータベース・アカウントのユーザー名およびパスワードを入力します。この情報は、Foundation Servicesの配置中に入力した情報と同一である必要があります。

    3. 「次へ」をクリックします。

    Foundation Servicesと同じマシン上、またはShared Servicesレジストリがすでに構成済のマシン上でスケーリングする場合、Shared Servicesレジストリの構成画面は表示されません。

  5. 「EPM Systemコンフィグレータ」で、「フレームワーク・サービスの構成」を選択します。また、Interactive Reportingも構成する場合は、「Reporting and Analysisサービスの構成」を選択して、「次」をクリックします。

    「データベースの構成」タスクは選択しないでください。Reporting and Analysisのデータベース構成は、最初のインスタンスに対して1回のみ必要です。

  6. 「Reporting and Analysis Frameworkサービスの構成」ページで、次の変更を実行します:

    • 最初のホストの構成中に指定したのと同じ共有ファイル・システムの場所を指定します。このサービスをWindowsサービスとして実行する場合、マップ済ドライブのかわりにUNCパスを指定します。(これにより、Windowsがマップ済ドライブを起動時に作成しようとするときに発生する可能性がある権限エラーを阻止できます。)

      すべてのマシンでこれと同じ共有ファイル・システムの場所を指定する必要があります。

    • 使用するポート範囲を指定するか、「次」をクリックしてデフォルト・ポート範囲をそのまま使用します。

  7. Oracle Hyperion Interactive Reportingを構成する場合は、「Reporting and Analysisサービスの構成」ページで、使用するポート範囲を指定するか、「次」をクリックしてデフォルト・ポート範囲をそのまま使用します。

  8. 「Reporting and Analysis Frameworkエージェント・ポートの構成」で、使用するポートを指定するか、「次」をクリックしてデフォルトのポートをそのまま使用します。

  9. 「次」をクリックして、構成が完了したら「終了」をクリックします。