Essbaseサーバーの追加インスタンスの構成と開始

Essbaseサーバーを一度インストールしてから複数の追加Essbaseインスタンスを構成できます。通常どおりにEPM Systemコンフィグレータを使用して最初のEssbaseインスタンスを構成します。以降のEssbaseインスタンスは、構成中に新しいEPM Oracleインスタンスを指定します。

同じマシンでEssbaseサーバーの追加インスタンスを構成するには:

  1. Essbaseサーバーの最初のインスタンスを構成した後、同じマシンでEPM Systemコンフィグレータを起動します。

  2. 新規または既存のEPM Oracleインスタンスの構成ページで、Essbaseサーバーの追加インスタンスのEPM Oracleインスタンスの場所を指定します。

    以降のインスタンスのデフォルトの場所はMIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystemNです。ここでNはEPM Oracleインスタンスの数です。

  3. 「Essbaseサーバー構成」ページで次の情報を指定します:

    • 一意のポート範囲。あるEssbaseサーバー・インスタンスで使用されるポート範囲は、別の製品によって使用されるポート範囲とは重複できません。

      Essbaseサーバーの追加インスタンスに対するポート番号は、このインストール用のessbase.cfgファイルに保管されます。

    • ARBORPATH: このEssbaseインスタンスが別のインスタンスを含むクラスタ内にある場合、このEssbaseインスタンスは最初のEssbaseインスタンスと同じアプリケーションの場所を保持する必要があります。このEssbaseインスタンスが別のEssbaseインスタンスを含むクラスタ内にない場合、ARBORPATHは異なってもかまいません。

  4. EPM Systemコンフィグレータを使用して構成を完了します。

Essbaseサーバーの各インスタンスには独自のOPMNおよび起動スクリプトがあります。Essbaseサーバーの追加インスタンスを開始するには、EssbaseInstanceLocation/binにあるこのEssbaseインスタンス用のstartEssbase.bat|.shスクリプトを使用してください。

各Essbaseインスタンスには、EssbaseInstanceLocation/diagnostics/logs/essbaseに独自のログ・ファイルがあります。