Essbaseクライアントとサーバーは、次のフォーマットのURLからEssbaseクラスタに接続できます:
http(s)://host:port/aps/Essbase?ClusterName=clusterName。
また、クラスタ名のみを使用してもEssbaseクラスタに接続できますが、構成ファイルを変更してURLのクラスタ名を解決するProvider Servicesサーバーを指定することにより、まずこれを有効にする必要があります。Provider Servicesサーバーは、次の構成ファイルで指定します:
サーバー間の通信の場合 – essbase.cfg
次のフォーマットを使用します:
ApsResolver http(s)://host:port/aps
サーバー名の間にセミコロン(;)を使用すると、essbase.cfgで複数のProvider Servicesサーバーを指定できます。
クライアントとサーバー間の通信の場合 – essbase.properties
次のフォーマットを使用します:
ApsResolver=http(s)://host:port/aps
これらのファイルを更新した後、Essbaseを再起動します。
Oracle Hyperion Financial ReportingまたはOracle Hyperion Web Analysisを使用してProvider Servicesアクティブ-アクティブEssbaseクラスタに接続するには、Financial ReportingまたはWeb Analysisを3層モード用に構成する必要があります。
Financial Reportingを3層モード用に構成するには:
MIDDLEWARE_HOME/EPMSystem11R1/products/financialreporting/bin/FRConfig.cmdを起動します。
「MBean」タブを選択して、com.hyperion/Financial Reporting/Attributes/EssbaseJAPIServerを参照します。
EssbaseJAPIServerがProvider Servicesサーバーとして設定されていることを確認します。
「属性値」の「値」ボックスの「サーバー名」としてProvider Servicesクラスタ名を入力して、「リフレッシュ」をクリックします。
Financial Reportingを終了して再起動します。
Web Analysisを3層モード用に構成するには:
EPM Workspaceにadminユーザーとしてログオンします。
「ナビゲート」、「管理」、Reporting and Analysis、「Webアプリケーション」の順に選択します。
「Web Analysis Webアプリケーション」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
「Essbaseの構成」タブで、次のプロパティを設定して「OK」をクリックします:
EESEmbeddedMode=false (デフォルト設定はtrueです。)
EESServerName=Provider Services server name (デフォルト設定はlocalhostです。)
「OK」をクリックします。
Web Analysisサーバーを再起動して、変更を有効にします。