EPM Systemのアーキテクチャについて

Oracle Enterprise Performance Management Systemは多層構成アプリケーション環境で、エンド・ユーザーのアクセスには主としてシンクライアント・アーキテクチャを利用するため、クライアント・マシンで必要なのはサポートされているブラウザのみです。クライアントと中間層サーバー間のネットワーク・トラフィックは、一般に通常のWebトラフィックを超えることはありません。

中間層のアプリケーション・サーバーが必要です。Oracle WebLogic Serverは、デフォルトのインストールで提供されます。サポートされている別のアプリケーション・サーバーを使用することもできます。サポートされているアプリケーション・サーバーのリストについては、<guideTitle>Oracle Enterprise Performance Management Systemの動作保証マトリックス</guideTitle>(http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html)を参照してください。

データ層はデータを異なる方法で格納する2つのコンポーネントで構成されています。Oracle Essbase環境では、データはサーバー・ファイル・システム上のデータベースに格納され、そこで計算されます。Oracle Hyperion Financial Management環境では、アプリケーション・フレームワーク、メタデータおよびテキスト・データがリレーショナル・リポジトリに格納されます。

次の各項では、EPM System製品のコンポーネント・アーキテクチャの図を示します。EPM Systemコンポーネント間の通信の詳細を取得するには、http://www.oracle.com/technology/documentation/epm.htmlのEPM System 11.1.2.3 Documentation Library (配置およびインストール・タブ)のOracle Enterprise Performance Management System通信フローに関する項を参照してください。

注:

<guideTitle>Oracle Enterprise Performance Management System標準配置ガイド</guideTitle>は、EPM System製品を配置するOracleのベスト・プラクティスの方法を示しています。この方法は、製品の基本配置の作成、次に必要な容量を処理するサービスのスケール・アウトに基づきます。http://www.oracle.com/technology/documentation/epm.htmlのEPM System 11.1.2.3 Documentation Library (配置およびインストール・タブ)からこのドキュメントを入手できます。

ヒント:

PDF形式でコンポーネント・アーキテクチャ図の最適な表示を得るには、表示倍率を120%に上げてください。