IBM DB2データベース構成の考慮事項

次の表に、IBM DB2データベース構成の考慮事項を示します。

製品

テーブルスペースの考慮事項

全般 - すべての製品

テーブルスペースの最小要件:

  • バッファ・プールとテーブルスペース(32KBのページ・サイズ)

  • システムの一時バッファ・プールとシステムの一時テーブルスペース(32KBのページ・サイズ)

    注:

    リポジトリを所有するデータベース・ユーザーのデフォルトのテーブルスペースをパーティションに分割しないでください。

次のように設定を増やします:

  • bufferpool_nameバッファ・プールを1000(デフォルト)から32000(最大の監査テーブルとインデックスのおよそのサイズ)

  • IBMDEFAULTBPバッファ・プールを1000(デフォルト)から100000

  • tmp_bufferpool_nameバッファ・プールを1000(デフォルト)から8000(一時スペースのバッファ・プール)

  • DBHEAPを1200(デフォルト)から33000

  • SORTHEAPを256(デフォルト)から2000

  • LOGBFSIZを16(デフォルト)から128

  • ヒープ・サイズを増やします:

    • DRDA_HEAP_SZパラメータ - 2048以上

    • STMHEAPAPPLHEAPSZおよびAPPL_MEMORY (以前のAPP_CTL_HEAP_SZ)パラメータ — 8096

Shared ServicesおよびEssbase Studio

  • PAGESIZEを32Kに増やす

  • bufferpool32768に増やす

Performance Management Architect

  • ヒープ・サイズを増やします:

    • LOGFILSZを4096にする

    • APPLHEAPSZを8192にする

    • STMTHEAPを10240にする

  • ユーザーにテーブルスペースとバッファプールを作成する権限があることを確認します。

  • ユーザーに一時テーブルスペースを使用する権限が付与されていることを確認します。

Planning

Planningを構成する前に、Planningテーブルをサポートするために、十分な大きさのテーブルスペース(少なくとも32Kのページ・サイズ)を使用してデータベースを構成する必要があります。

次のサンプルSQLスクリプトによって、必要なバッファ・プールとテーブルスペースを作成します。必要に応じて名前およびディスクの場所を変更してください。デフォルトでは、テーブルスペースの名前はHSPSPACE8_1で、C:\DB2DATA\HSPSPACE8_1ディレクトリに作成されます。その他の設定もデフォルトになるため、管理者は環境に応じて設定を調整する必要があります。

例:

                     CREATE BUFFERPOOL hsppool8_1 SIZE 250 PAGESIZE 32 K;
                  

                     CREATE REGULAR TABLESPACE hspspace8_1 PAGESIZE 32 K
                  

                     MANAGED BY SYSTEM USING ('c:\db2data\hspspace8_1')
                  

                     EXTENTSIZE 32 OVERHEAD 24.1 PREFETCHSIZE 8
                  

                     TRANSFERRATE 0.9 BUFFERPOOL HSPPOOL8_1;
                  

データベース管理者は、Planningリレーショナル・データベースにログオンするユーザーに、新しいテーブルスペースを使用する権限があることを確認する必要があります。

Performance Scorecardに固有のIBM DB2データベース構成の要件

Performance Scorecardを構成する前に、次の手順を完了する必要があります。

  IBM DB2サーバーを準備するには:

  1. データベース・ログ・サイズの値を6500に設定します。

  2. データベースに特有の情報で、次のスクリプトを変更します:

                   SET HPSDB=<
                   hpsdatabase
                   >
                
    
                   SET ADMIN=<
                   adminusername
                   >
                
    
                   SET ADMINPWD=<
                   adminpassword
                   >
                
    
                   SET TBSFILE=<
                   table space file location
                   >
                
    
                   SET TMPFILE=<
                   temp file location
                   >
                
    
                   DB2 CONNECT TO %HPSDB% USER %ADMIN% USING %ADMINPWD%
                
    
                   DB2 UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR %HPSDB% USING APPLHEAPSZ 512
                
    
                   DB2 CREATE BUFFERPOOL HPS_BP SIZE 250 PAGESIZE 32 K
                
    
                   DB2 TERMINATE
                
    
                   DB2STOP
                
    
                   DB2START
                
    
                   DB2 CONNECT TO %HPSDB% USER %ADMIN% USING %ADMINPWD%
                
    
                   DB2 CREATE REGULAR TABLESPACE HPS_SPACE1 PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM USING ('%TBSFILE%') EXTENTSIZE 32 OVERHEAD 24.1 PREFETCHSIZE 32 TRANSFERRATE 0.9 BUFFERPOOL HPS_BP
                
    
                   DB2 COMMENT ON TABLESPACE HPS_SPACE1 IS 'HPS Table Space'
                
    
                   DB2 GRANT USE OF TABLESPACE HPS_SPACE1 TO PUBLIC 
                
    
                   DB2 CREATE SYSTEM TEMPORARY TABLESPACE HPS_TEMP PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM USING ('%TMPFILE%') EXTENTSIZE 32 OVERHEAD 24.1 PREFETCHSIZE 32 TRANSFERRATE 0.9 BUFFERPOOL HPS_BP DB2 COMMENT ON TABLESPACE HPS_TEMP IS 'HPS Temporary Table Space'
                
    
                   DB2 TERMINATE
                
    
                   DB2STOP
                
    
                   DB2
                
  3. name.batとしてファイルを保存します。

  4. コマンド・センターから、スクリプトを実行します。

  5. Windows 2003ユーザーの場合、次の手順を実行します:

    1. 「コントロール パネル」、「コンピュータの管理」、「ユーザーとグループ」の順に選択します。

    2. 「ユーザー・アカウント」ボックスの「詳細」をクリックします。

    3. 「DB2Admin」を選択し、右クリックして、「プロパティ」を選択します。

    4. 「プロパティ」ボックスで「メンバー」を選択します。

    5. 「ユーザー」を選択し、「削除」、「保存」の順にクリックします。