UNIX環境では、共有ドライブに配置できます(Windowsではサポートされません)。共有ドライブに配置すると、次のことが可能です:
インストールは1回のみで、構成は各マシンで行う
分散設定の構成を1つのマシンから確認する
異なるマシンのログを1つのマシンから確認する
1箇所でのパッチが可能である
障害リカバリの設定を単純化する
次の手順では、EPM System製品を共有ドライブに配置するプロセスの概要を示します。この手順をインストール・チェックリストと併せて使用してください。詳細は、新規インストールのインストール・チェックリストを参照してください。
EPM Systemでは、次の共有ドライプ・タイプがサポートされます:
インストール・プラットフォームでサポートされている共有ディスク・ファイル・システムを使用するSANストレージ・デバイス
サポートされているネットワーク・プロトコルを使用するNASデバイス
この手順では、すべてのマシンで同じユーザーとしてインストールを実行し、NFS共有などのユーザーのホーム・ディレクトリがすべてのマシンで同じであることを想定としています。
共有ドライブ環境への配置:
1つのマシンでEPM Systemインストーラを実行して、すべてのEPM Systemコンポーネントを共有ドライブにインストールします。
インストール中、宛先/ミドルウェア・ホーム・ページで共有ドライブ上のディレクトリを指定します。
環境内の各マシンで、EPM Systemコンフィグレータを実行します。
マシンごとに、「Oracleインスタンス」構成ページで、「EPM Oracleインスタンスのホーム・ディレクトリ」に同じEPM Oracleインスタンス・ホームを指定し、「EPM Oracleインスタンス名」に新規EPM Oracleインスタンスの名前を指定します。たとえば、構成後のEPM_ORACLE_INSTANCEのディレクトリ構造は次のようになります:
/user_projects
/node1
/node2
/nodeN
domains/epmsystem
マシンごとに、そのマシンで実行するコンポーネントのみを構成します。
WebLogic管理サーバーとして使用するマシンで、最初にFoundation Servicesを構成します。
Shared Servicesおよびレジストリ・データベース接続の設定構成ページは、最初のマシンにのみ表示されます。