IBM HTTP Serverの構成

Java Webアプリケーションを配置した後、IBM HTTP Serverを構成します。

IBM HTTP Serverを構成するには:

  1. デプロイメント・マネージャとノード・エージェントがまだ起動されていない場合は、次のスクリプトを実行して起動します:

    WAS_HOME/profiles/DM_PROFILE_NAME/bin/startManager.bat[sh]
    WAS_HOME/profiles/PROFILE_NAME/bin/startNode.bat[sh]
  2. 次のコマンドを使用してEPM Systemコンフィグレータを起動し、Foundationの「Webサーバーの構成」タスクを選択します。

    EPM_ORACLE_HOME/common/config/11.1.2.0/configtool-manual.bat|.sh

    Java Webアプリケーションを配置する際にEssbaseも構成する場合、configtool-manual.shの初回実行時には「Essbaseサーバーの構成」タスクを選択できませんでした。これは、この構成の第2段階で使用可能であるため、必要な場合はここで選択してください。

  3. 「Webサーバーの構成」ページで、「手動によるWebサーバー構成のレジストリの設定」を選択します。

  4. 構成の完了後、EPM_ORACLE_INSTANCE/httpConfig/autogenerated/ihs/HYSL-Websphere-autogenerated.confをテキスト・エディタで開き、次の変更を加えます:

    1. HTTP_SERVER_ROOT_FOLDERのすべてのエントリをIBM HTTP Serverのパス(/home/IBM/HTTPServerなど)に置き換えます。

    2. PLUGINS_ROOT_FOLDERのすべてのエントリを、HTTP_SERVER_ROOT_FOLDER/Plugins (/home/IBM/HTTPServer/Pluginsなど)に置き換えます。

    3. 提供されるほとんどのIBM HTTP Serverは32ビット・ソフトウェアである(そして64ビットの補完にも32ビットのプラグイン・バイナリが含まれる)ため、次の行をコメント化する(#)か非コメント化することで、ご使用のオペレーティング・システム・タイプの正しいプラグインをロードする必要があります:

      • オペレーティング・システムが64ビット(Solaris x64またはHP-UX for Itanium®を除く)の場合、次の行を非コメント化します: #LoadModule was_ap22_module "PLUGINS_ROOT_FOLDER/bin/32bits/mod_was_ap22_http.dll"

      • オペレーティング・システムが32ビット、Solaris x64またはHP-UX for Itanium®の場合、次の行を非コメント化します: LoadModule was_ap22_module "PLUGINS_ROOT_FOLDER/bin/mod_was_ap22_http.dll"

    4. 配置を拡張した場合、次の行を追加します:

      <IfModule !headers_module> 
      LoadModule headers_module modules/mod_headers.so 
      </IfModule>
    5. オンライン・ヘルプのプリファレンスに応じて、次の行をコメント化または非コメント化します。

      Include conf/epm_online_help.conf

      ヘルプをローカルに実行する場合、次の行をコメント化します。ホストされているOracleサーバーからヘルプを実行するには、次の行を非コメント化したままにします。『Oracle Enterprise Performance Management System配置オプション・ガイド』オンライン・ヘルプのインストールと構成に関する項を参照してください。

    6. mod_was_ap22_httpの拡張子をオペレーティング・システムにあわせて変更します: (Windowsの場合はdll、UNIXの場合はso)。

    7. IHS_LISTEN_PORTのすべてのエントリをWebサーバーのポート番号に置き換えます。

      ヒント:

      ポート番号を確認するために、WAS_HOME/HTTPServer/conf/httpd.conf and search for Listenを開きます。

    8. Insight (Interactive Reporting Webクライアント)を使用している場合、次の編集を行います:

      • 次の行をコメント化するか削除します:

        RewriteRule ^/InsightInstaller/(.*) /raframework/zeroadmin/component/Insight/$1 [PT]
      • HYSL-Websphere-autogenerated.confで次の行を追加します:

        AliasMatch /InsightInstaller/(.*) "EPM_ORACLE_HOME/products/biplus/InstallableApps/raframework/zeroadmin/component/Insight/$1"

        ここで、EPM_ORACLE_HOMEは、IBM HTTP Serverがインストールされるサーバー上のEPM_ORACLE_HOMEです。EPM Systemが別のマシン上または別のユーザー・ホーム・ディレクトリ内にインストールされている場合(UNIX上など)、Insightディレクトリ全体をIBM HTTP Serverがアクセス可能な場所にコピーする必要があります。

  5. EPM_ORACLE_INSTANCE/httpConfig/autogenerated/ihs/plugin-cfg.xmlをテキスト・エディタで開き、次の変更を加えます:

    1. PLUGINS_ROOT_FOLDERのすべてのエントリを、HTTP_SERVER_ROOT_FOLDER/Plugins (/home/IBM/HTTPServer/Pluginsなど)に置き換えます。

    2. 非SSL構成の場合、IHS_PORTのすべてのエントリをWebサーバーのポート番号に置き換えます。

    3. SSL構成の場合、IHS_SSL_PORTのすべてのエントリをHTTP SSLポートに置き換えます。

  6. 複数のマシンがある環境で、次のタスクを実行します。単一マシン環境では、この手順をスキップできます。

    1. WebSphereユーティリティを使用してplugin-cfg.xmlファイルを生成します: WAS_HOME/profiles/DM_PROFILE_NAME/binからGenPluginCfg.bat|shを起動します。

      plugin-cfg.xmlWAS_HOME/profiles/DM_PROFILE_NAME/config/cellsに生成されます。

    2. クラスタ化されたEPMSystemJava Webアプリケーションごとに、次の手順を実行します:

      1. 新しく生成されたplugin-cfg.xmlファイルをテキスト・エディタで開きます。

      2. 必要なServerClusterコンポーネントを検索します。物理サーバーに関する情報が含まれている必要があります。

      3. 必須のCloneIDプロパティおよびその値をEPM_ORACLE_INSTANCE/httpConfig/autogenerated/ihs/plugin-cfg.xmlにある適切なサーバーにコピーします。

  7. plugin-cfg.xmlepm_online_help.confおよびHYSL-Websphere-autogenerated.confを、EPM_ORACLE_INSTANCE/httpConfig/autogenerated/ihsからHTTP_SERVER_ROOT_FOLDER/confにコピーします。

  8. HTTP_SERVER_ROOT_FOLDER/conf/httpd.confを編集し、次の変更を行い、ファイルを保存します:

    1. ファイルの末尾に次の行がある場合は、コメント化(#)します。

      LoadModule WebSpherePluginConfig  pathToPlugin.cfg
    2. ファイル末尾に次の行を追加します:

      Include conf/HYSL-Websphere-autogenerated.conf
  9. 次のコマンドを実行し、Shared ServicesレジストリをWebサーバー・ポート(WEB_SERVERノード)の実際の値で更新します:

    EPM_ORACLE_INSTANCE/bin/epmsys_registry.bat[sh] updateproperty WEB_SERVER/@port ACTUAL_PORT_VALUE

    ACTUAL_PORT_VALUEは、実際のIBM HTTP Serverポートです。これは、前の手順のファイルで更新したポート番号と同じです。

    複数のWebサーバーがデプロイメント内にある場合は、タイプMANUALおよびport -1を持つWEB_SERVERコンポーネントのオブジェクトIDを使用します。次に例を示します:

    EPM_ORACLE_INSTANCE/bin/epmsys_registry.bat[sh] updateproperty #objectIDNumber/@port ACTUAL_PORT_VALUE
  10. 次のコマンドを起動するか、Windowsサービスを開始することで、IBM HTTP Serverを再起動します:

    UNIXの場合: HTTP_SERVER_ROOT_FOLDER/bin/apachectl restart

    Windowsの場合: Windowsサービスを起動します。サービスが存在しない場合は、次のコマンドを実行してサービスをインストールし、それをWindowsサービスのコントロール パネルで開始します: HTTP_SERVER_ROOT_FOLDER/bin/apache -k install

  11. IBM HTTP ServerポートがWebSphereの仮想ホストに追加されたことを確認します: WebSphere管理コンソール(統合ソリューション・コンソール) (https://localhost:port/ibm/console/login.do?action=secure)にログインします。「環境」「仮想ホスト」の順に選択します。EPM System製品に使用した仮想ホスト(デフォルトではdefault_host)をクリックします。ポートが表示されない場合は、ホストの別名プロパティを開き、IBM HTTPサーバー・ポートを追加し、ページの上部にある「保存」をクリックします。

    分散環境の各マシンでこの手順を実行します。

  12. EPM Systemアプリケーションのサーバーとサービスをすべて再起動します。

    次のスクリプトを実行して、デプロイメント・マネージャとノード・エージェントを停止および再起動します。

    停止するには:

    WAS_HOME/profiles/DM_PROFILE_NAME/bin/stopManager.bat[sh]
    WAS_HOME/profiles/PROFILE_NAME/bin/stopNode.bat[sh]
    

    再起動するには:

    WAS_HOME/profiles/DM_PROFILE_NAME/bin/startManager.bat[sh]
    WAS_HOME/profiles/PROFILE_NAME/bin/startNode.bat[sh]
  13. FDMEEの場合のみ、次の手順を実行します:

    1. EPM Workspaceにログインし、「ナビゲート」「管理」「ERP Integrator」の順に選択して、FDMEEを起動します。

    2. 「ERP Integrator」で、任意のリンク(「データ・ロード・ルール」など)をクリックし、ページを閉じます。

    3. IBMコンソールにログインし、FDMEEサーバーを再起動します。