Financial Close Managementのメンテナンス・リリースのインストール・チェックリスト

次の表に、Financial Close Managementリリース11.1.2.1または11.1.2.2からリリース11.1.2.3に移行する場合の、Oracle SOA SuiteおよびFinancial Close Managementのインストールと構成のプロセスの概要を示します。

Financial Close Managementにメンテナンス・リリースを適用する際には、次の点に注意してください:

表27. Financial Close Managementにメンテナンス・リリースを適用するためのロードマップ

タスク参照

EPM System、WebLogicおよびSOAのすべてのサービスをシャットダウンします。

 

Financial Close Managementリリース11.1.2.1またはリリース11.1.2.2をホスティングしているマシンに、Financial Close Managementリリース11.1.2.3をインストールします。

注意:

インストール中に、「メンテナンス・リリースの適用」が選択されています。EPM Systemインストーラによってすべての使用可能な製品が選択されます。配置内のすべてのEPM System製品にメンテナンス・リリースを適用する必要があります。

インストール後、パッチ16788543を適用します。

注意!

インストール後、次のOracle SOA Suiteアップグレード手順を完了するまで、EPM Systemコンフィグレータを使用してEPM System製品の構成に進まないでください。

 

SOA Suiteをアップグレードする前に、SOAデータベースをバックアップします。

Oracle SOA SuiteコンポーネントをPS6にアップグレードしてから、必要なパッチを適用します。次のリストに、この手順の概要を示します:

  1. 既存のソフトウェア(SOAコンポーネント)を更新します。

  2. Microsoft SQL Serverを使用している場合、リリース11.1.1.7.0のパッチ番号16400937を適用します。

  3. RCUスキーマをアップグレードします。詳細は、『Oracle(R) Fusion Middlewareパッチ適用ガイド 11g リリース1』のパッチセット・アシスタントの起動に関する項を参照してください。この手順で、_SOAINFRA_MDSおよび_ORASDPMのスキーマがアップグレードされます。

  4. SOAアップグレード・スクリプトを実行して、WebLogicドメインをアップグレードします。詳細は、『Oracle® Fusion Middlewareパッチ適用ガイド 11g リリース1』soa-upgrade.pyの実行によるポリシー・ストアの更新と共有ライブラリの配置に関する項を参照してください。

    Oracle(R) Fusion Middlewareパッチ適用ガイド 11g リリース1

    ヒント:

    EPM Systemコンフィグレータに進む前に、エラーのSOA起動ログを確認して、エラーを解決します。Enterprise ManagerコンソールでSOAのステータスも表示できます。

    EPM System製品を構成し、Close Managerの場合は「SOAに配置」、Account Reconciliation Managerの場合は「SOAに配置」および「FDM EEのSOAに配置」を除く、すべての必要な構成タスクを選択します。Shared ServicesおよびFinancial Close Managementの場合は、データベース構成やJava Webアプリケーション配置なども含まれます。

     

    WebLogic管理サーバー、SOA管理対象サーバーの順に起動します。

     

    EPM Systemコンフィグレータを起動し、Close Managerの場合は「SOAに配置」を選択して、Account Reconciliation Managerの場合は「SOAに配置」および「FDM EEのSOAに配置」を選択します。

     

    すべてのサーバー(SOAサーバー、WebLogic管理サーバー)をシャットダウンして再起動します。

     

    SOAサーバーを停止し、EPM System製品、SOAサーバー、Financial Close Managementの順に起動します。

    Financial Close Managementアプリケーション・サーバー

    すべての製品統合ファイルのリリース11.1.2.3バージョンをインポートすることにより、製品統合タイプを更新します。製品統合ファイルはMy Oracle Supportに公開されています。 『Oracle Hyperion Financial Close Management管理者ガイド』の統合タイプの管理に関する項。