Essbaseのメンテナンス・リリース・インストールの前提条件

Essbaseリリース11.1.2.0、リリース11.1.2.1またはリリース11.1.2.2からリリース11.1.2.3に移行するためにメンテナンス・リリースを適用する場合は、最初に旧リリースのデータベースからリンク・レポート・オブジェクト(LRO)情報をエクスポートしてから、そのリンク・レポート・オブジェクトを削除する必要があります。インストールおよび構成の完了後に、エクスポート済のリンク・レポート・オブジェクトをインポートします。

Essbaseリリース11.1.2.0、リリース11.1.2.1またはリリース11.1.2.2からリンク・レポート・オブジェクトをエクスポートするには:

  1. 旧リリースのインストールをホストしているマシンで、次のMAXLコマンドを使用して、アプリケーションのリンク・レポート・オブジェクト・データを指定のディレクトリにバックアップします。

    EXPORT database DBS-NAME LRO to server directory ‘directoryName’;

    次に例を示します:

    MAXL> EXPORT database Sample.Basic LRO to server directory ‘V1’;

    この例では、Sample.Basic LROデータがARBORPATH/app内のSample-Basic-V1にエクスポートされます。

  2. 次のMAXLコマンドを使用して、アプリケーションのリンク・レポート・オブジェクト・データを削除します。

    ALTER database DBS-NAME delete LRO all

    次に例を示します:

    MAXL> ALTER database sample.basic delete LRO all;
  3. 旧リリースのEssbaseサーバーをシャットダウンします。

Essbaseリリース11.1.2.3のインストールおよび構成後に実行する追加の手順があります。