アップグレード・チェックリスト

次の表に、EPM System製品をアップグレードするために実行するハイレベルのタスクを示します。タスクはこの順序で実行する必要があり、チェックリスト全体を完了する必要があります。

この章で説明されている手順は、製品を1つずつアップグレードすることを前提としており、順序が決まっている箇所は明示されています。

注意:

複数のリリースが含まれる環境からアップグレードする場合は、複数のリリースの環境からのアップグレードを参照してください。

表30. アップグレード・チェックリスト

タスク参照完了時に確認

次の項に示すタスクを、すべてのEPM System製品に対して1回実行します。

アップグレードの準備

1. リリースの互換性、システム要件、およびこのリリースのその他の前提条件を確認します。

データベース環境がアップグレードを必要とする場合、次に進む前にデータベースのアップグレードを実行します。詳細はデータベースのドキュメントを参照してください。

 

2. 新しいリリース11.1.2.3インストールのための新しい環境を準備します。

注意:

Shared Servicesデータを格納するための新しいデータベースを作成します。(ただし、リリース11.1.1.4からのアップグレードですべての製品に1つのデータベース・リポジトリを使用していた場合、Shared Services用に新しいデータベースを作成する必要はありません。Shared Servicesのテーブルは、構成中に削除されます。)

ヒント:

新しいインストールの準備の際、ワークシートを使用して、前のリリースの製品がインストールされていたマシン、および新しいリリースの製品をインストールするマシンを記録できます。この情報の詳細は後の手順で説明します。

 

3. 事前に必要なアップグレード固有のタスクを実行します。

アップグレード・インストールの前提条件  

4. インストール・ファイルをダウンロードし、準備します。

インストール用ファイルのダウンロードおよび準備 

5. アップグレード用にデータを準備します。

アップグレードのためのデータの準備 

6. 同じマシンにアップグレードしている場合、EPM Systemサービスを停止します。

EPM Systemサービスの停止 

7.EPM System製品の前のリリースをアンインストールします。

同じマシンでアップグレードする場合は、アンインストールすることをお薦めします。

EPM System製品の前のリリースのアンインストール 

各製品の次のチェックリスト項目を、一度に1製品ずつ、次の順序で繰り返します:

  • Foundation Services。

  • Essbaseサーバー、および他のすべてのEssbase製品。他のEssbase製品を構成した後、Webサーバーも構成する必要があります。構成した後、WebサーバーとEPM Workspaceを再起動します。

  • すべてのその他のEPM System製品。順序は問いません。各製品を構成した後、Webサーバーも構成する必要があります。構成した後、WebサーバーとEPM Workspaceを再起動します。

ヒント:

各手順が完了したら、正しい順序でアップグレード手順を実行できるように、このチェックリストに戻ることをお薦めします。

インストールおよび構成

8. 新しいインストール場所にEPM System製品をインストールします(「新規インストール」オプションを選択)。

ヒント:

インストール後、My Oracle Support (https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1292603.1)のEPM System問題修正ファインダを使用して、環境に必要なパッチがあるかどうかを決定します。必要に応じて、インストール後にパッチを適用します。

 

9. リリース11.1.2.3製品を構成します。

まずFoundation Servicesを構成する必要があります。他の製品を正しく構成するために、Foundation Servicesをインストールして構成する必要があります。

注意!

Webサーバーをすでに構成済で追加の製品を配置する場合は、EPM Systemコンフィグレータを再度実行し、Foundation Servicesの「Webサーバーの構成」タスクを選択する必要があります。その後、WebサーバーおよびEPM Workspaceを再起動します。

 

10.EPM Systemサービスを起動します。

EPM System製品の開始と停止 
インストールの検証

11 EPM System診断を使用して、インストールを検証します。

インストールの検証と配置の確認 
構成後のタスクの実行

12. 製品固有の手動構成タスクを完了します。

新しい配置での手動構成タスクの実行 

13. 製品が新しいサーバーに再ホスティングされた場合、データ・ソース接続の構成などの更新を行います。

再ホスティングされた環境への参照の更新 

14. 次の製品のアプリケーションを前のリリースから現在のリリースにアップグレードします:

  • FDM

Planningアプリケーションはアップグレード・ウィザードを使用してアップグレードされ、ウィザードには再ホスティングの手順も含まれています。その他のアプリケーションは構成中にアップグレードされます。

前のリリースから現在のリリースへのアプリケーションのアップグレード 

15. アップグレードした製品に対し、製品固有のアップグレード・タスクを実行します。

アップグレードでの手動構成タスクの実行  

リリース11.1.2.3の新しいクライアント・インストーラがあるクライアントの場合、アップグレードしてもクライアント・ソフトウェアは更新されません。クライアント・インストーラを使用してクライアントをインストールする必要があります。EPM Systemクライアントのインストールを参照してください。

予測プランニングでは、次の点に注意してください。