Business Rulesメンテナンス・リリースおよびアップグレード・インストールの前提条件

メンテナンス・リリースを適用してリリース11.1.2.0またはリリース11.1.2.1からリリース11.1.2.3に移行する場合、または旧リリースからアップグレードする場合に、旧リリースのBusiness Rulesを使用しているときは、リリース11.1.2.3のCalculation Managerルールに移行する必要があります。ビジネス・ルールを移行する前に、前提条件タスクを実行する必要があります。

リリース11.1.2.2からメンテナンス・インストールを適用する場合は、この手順をスキップできます。

Business Rulesの移行を準備するには、リリース11.1.2.3をインストールする前に現在のBusiness Rules環境で次のタスクを実行します:

  1. Business Rulesでは、ルール・エディタ内で、各ビジネス・ルールから関連するアウトライン(設計時の場所)を削除します。これを実行した後、「関連付けるアウトライン」ドロップダウン・リストにテキスト「アウトラインの選択」が表示されます。

  2. ルール・エディタの「場所」タブで、各ビジネス・ルールに有効な起動場所があることを確認します。これは絶対位置である必要があります。"すべての場所"がBusiness Rulesで有効でも、ビジネス・ルールを移行する場合、特定の起動場所の詳細(つまり、アプリケーション・タイプ - PlanningまたはEssbase、サーバー名、アプリケーション名およびデータベースまたはプラン・タイプ)を指定する必要があります。1つのビジネス・ルールを複数の起動場所で有効にする場合でも、各場所に対して詳細を指定する必要があります。場所は異なるアプリケーションにある必要があります。同じビジネス・ルールをCalculation Manager内の同じアプリケーションの異なるプラン・タイプに移行できません。

    ルールがシーケンスの一部である場合、シーケンス内のルールの起動場所をルールの「場所」タブに示されている起動場所のいずれかにする必要があります。

  3. ルール・エディタの「アクセス権限」タブで、各ビジネス・ルールにすべての場所ではなく特定の場所に定義されたセキュリティがあることを確認します。1つのビジネス・ルールに対して、その「場所」タブで複数の場所が定義されている場合、場所ごとに個々にセキュリティを追加する必要があります。

  4. 移行が完了するまで、Calculation Managerのルールを変更しないでください。

  5. PlanningとともにBusiness Rulesを使用している場合、ルールのバックアップを作成します。Administration Servicesを使用して、ルールをBusiness Rules形式でXMLにエクスポートします。11.1.1.4からアップグレードする場合は、Calculation Manager形式にもルールをエクスポートします。EPM Systemコンフィグレータは、アプリケーションのアップグレード中に使用するデータベース構成中のルールをエクスポートします。

  6. Essbase限定のBusiness Rulesユーザーの場合は、ビジネス・ルールをエクスポートする必要があります。Business RulesからEssbaseルールをエクスポートするには:

    1. Administration Servicesコンソールで、「ビジネス・ルール」ノードを右クリックして「エクスポート」を選択します。

    2. Business Rules形式のルールをエクスポートし、リポジトリのすべてのEssbaseルールを選択します。11.1.1.4からアップグレードする場合は、Calculation Manager形式にもルールをエクスポートします。

    3. XMLファイルを保存する場所を指定し、「OK」をクリックします。アップグレードしている場合、場所は、アップグレードした環境からアクセス可能な共有ドライブにする必要があります。

      場所をメモしておいてください。このファイルは、後のプロセスでインポートします。

EPM Systemコンフィグレータでの構成中に、「データベースの構成」タスクを実行すると、ルールが移行用に準備されます。

構成後、ビジネス・ルールのインポートおよび移行のために実行する追加のタスクがあります。