構成中の一時使用のためのファイルのコピー

Provider ServicesまたはAdministration Servicesをアップグレードする際、EPM Systemの前のリリースの一部のファイルが、新しいリリースの構成中に必要になります。これらのファイルを、共有ドライブに置くか、前のリリースのインストールから新しいインストールをホストするマシンにコピーし、EPM Systemコンフィグレータによる構成中に使用できるようにする必要があります。

EPM Systemコンフィグレータによる構成中に、このデータはShared Servicesレジストリに移動され、ファイルは使用されなくなります。

構成に必要なファイルをコピーするには:

  1. 新しいリリースをホストするマシンに、前のリリースのファイルを保存する一時的な場所を準備します。

    構成中に、これらのファイルの場所を指定します。デフォルトでは、EPM SystemコンフィグレータはMIDDLEWARE_HOME/EPMDataでデータを検索します。

  2. 次のファイルを、前のリリースのインストールから、先ほど作成したディレクトリにコピーします:

表31. 構成中の一時使用のためのファイル

製品一時的に使用するためにコピーするファイル

Provider Services

次の3つのProvider Servicesファイルを、サブフォルダのない単一フォルダ(EPMData/apsなど)にコピーします:
  • essbase.propertiesHYPERION_HOME/products/Essbase/aps/binから

  • datasources.xmlHYPERION_HOME/products/Essbase/aps/binから

  • domain.dbHYPERION_HOME/products/Essbase/aps/dataから

さらに、HYPERION_HOME/products/Essbase/aps/data/cubeviewsにあるスマート・スライス定義をコピーします。cubeviewsディレクトリ構造全体をコピーします。

Administration Services

  • HYPERION_HOME/products/Essbase/eas/storageにあるストレージ・ディレクトリ構造全体をコピーします。

Reporting and Analysis

HYPERION_HOME/common/workspacert/9.5.0.0/common/config/dynamic/UUID内にあるserver.xmlUUIDは、フォルダの動的IDです。

UUIDフォルダが複数ある場合は、irdas_default.txtが含まれるフォルダからserver.xmlを取得します。

データの複製先の場所を記録しておきます。Interactive Reportingの構成後のタスク中に、DASデータ・ソースをインポートする際にこのファイルの場所を指定します。