アップグレードされたアプリケーションでBusiness Rulesを使用していた場合、管理者はビジネス・ルールの起動アクセス権限およびそのプロジェクトを、Business RulesからPlanningのCalculation Managerビジネス・ルールにHBRMigrateSecurity.cmdユーティリティを使用して移行できます。
HBRMigrateSecurity.cmdユーティリティで次の操作を実行します:
特定のPlanningアプリケーションのビジネス・ルールに割り当てられている起動アクセス権限を上書きします。
Shared Services Consoleで特定のPlanningアプリケーションに提供されるユーザーおよびグループのアクセス権限を移行します。
ビジネス・ルールおよびそのフォルダのアクセス権限を移行するには:
HBRMigrateSecurity.cmdを実行する前に:
Oracle Hyperion Business RulesからCalculation Managerにビジネス・ルールを移行したことを確認します。
ビジネス・ルールをPlanningに配置したことを確認します。
コマンド・ラインで、planning1ディレクトリから次のコマンドとそのパラメータを入力し、それぞれをスペースによって区切ります:
HBRMigrateSecurity.cmd [-f:passwordFile] /A:appname /U:admin /F:output file
表43. HBRMigrateSecurityのパラメータ
パラメータ | 目的 | 必須? |
---|---|---|
[-f:passwordFile] | オプション: 暗号化されたパスワードを設定する場合、passwordFileで指定されたファイルのフル・パスおよび名前からパスワードを読み取るため、コマンド・ラインでの最初のパラメータとして使用します。 | いいえ |
/A:appname | ビジネス・ルールの起動アクセス権限を移行するPlanningアプリケーションを指定します。 | はい |
/U:admin | 管理者のユーザー名を指定します | はい |
/F:output file | XML出力ファイルの名前を指定します。ファイルがplanning1ディレクトリにない場合は、フル・パスを指定します。このファイルにはトランザクションのログが含まれ、トラブルシューティングに役立ちます。 | はい |
/? | HBRMigrateSecurity.cmdの構文とオプションを印刷します | いいえ |
次に例を示します:
HBRMigrateSecurity.cmd /A:appname /U:admin /F:C:\temp\HBRExportedSecurity.xml