SiteMinder Webエージェントの使用可能化

Webエージェントは、EPM Systemリソースに対する要求をインターセプトするWebサーバー上にインストールされます。認証されていないユーザーが保護されたEPM Systemリソースにアクセスしようとすると、Webエージェントではユーザーに対してSSO認証情報を要求します。ユーザーが認証されると、ポリシー・サーバーは認証されたユーザーのログイン名を追加し、そのログイン名はヘッダーで渡されます。その後、HTTP要求がEPM System Webサーバーに渡され、要求をリダイレクトします。EPM Systemコンポーネントはヘッダーから認証済ユーザー・ログイン情報を抽出します。

SiteMinderは、異種のWebサーバー・プラットフォーム上で実行されているEPM System製品全体のSSOをサポートしています。EPM System製品が異なるWebサーバーを使用する場合、SiteMinder Cookieを同じドメイン内のWebサーバーに確実に渡せるようにする必要があります。各WebサーバーのWebAgent.confファイルのCookiedomainの値として適切なEPM Systemアプリケーション・ドメインを指定して、これを行います。

Netegrity SiteMinderエージェント・ガイドのWebエージェントの構成に関する項を参照してください。

注:

Shared Servicesはそのコンテンツを保護するために基本認証を使用するため、Shared Servicesへの要求をインターセプトするWebサーバーは、SiteMinderを使用したSSOをサポートできるように基本認証を使用可能にする必要があります。

SiteMinder Webエージェント構成ウィザードを実行して、Webエージェントを構成します(これを行うには、WEBAGENT_HOME/install_config_info/nete-wa-configを実行します。たとえば、Windowsの場合、C:\netegrity\webagent\install_config_info\nete-wa-config.exeになります)。構成プロセスでは、SiteMinder WebサーバーのWebAgent.confが作成されます。

  SiteMinder Webエージェントを使用可能にするには:

  1. テキスト・エディタを使用して、WebAgent.confを開きます。このファイルの場所は、使用しているWebサーバーによって異なります。IIS ServerをSiteMinder Webサーバーとして構成している場合、WebAgent.confの場所は、WEB_AGENT_HOME/bin/IIS(C:\SiteMinder\webagent\bin\iis\WebAgent.confなど)になります。

  2. enableWebAgentプロパティの値をはいに設定します。

                enableWebAgent=”YES”
             
  3. Webエージェント構成ファイルを保存して閉じます。