Essbaseログ

Integration Servicesではlog4jフォーマットが使用されますが、その他すべてのEssbaseコンポーネントではODLが使用されます。

Integration Servicesアクティビティのログ・ファイルは、EPM_ORACLE_HOME/logs/eis/olapisvr.logです。olapisvr.logはローリング・ログ・ファイルであるため、手動でのアーカイブは不要です。

次の表に、ODLを使用するEssbaseコンポーネントのログに関する情報を示します。

表 14. Essbase ODLコンポーネントのログ

コンポーネント

デフォルトのログの場所

ログ・ファイルの名前と内容

Essbaseサーバー

EPM_ORACLE_INSTANCE/diagnostics/logs/essbase/essbase_0 (0はインスタンス番号)

  • ESSBASE.LOG - Essbaseサーバーのアクティビティとエラー

  • ESSBASE_ODL.log - Essbaseサーバーのアクティビティとエラー

  • dataload_ODL.err - データ・ロードおよび次元構築のエラー

  • log0000x.xcp - Essbaseサーバーが異常停止した場合に発生するエラー

  • leasemanager_server_HOSTNAME.log - Essbaseサーバー・リース・マネージャ情報

  • leasemanager_essbase_HOSTNAME.log - Essbaseエージェント・リース・マネージャ情報

  • log00001.xcp – エージェントが予期せずに停止した場合に発生するエラー

注：

ESSBASE.LOGおよびESSBASE_ODL.logには、異なるフォーマットの同じ情報が含まれます。

 
 
 
 

essbase.cfg設定を介して指定(Essbase管理コンソールまたはテキスト・エディタで変更可能)。

dbname_ODL.atxおよびdbname_ODL.alg(dbnameはessbase.cfg設定を介して指定) - 正常に完了したスプレッドシート更新トランザクション

これらはSSAUDITログ・ファイルです。Oracle Essbase Database Administrator's Guideのデータ、アプリケーションおよびデータベースの監視に関する項、およびOracle Essbase Technical Referenceを参照してください。

 

EPM_ORACLE_INSTANCE /diagnostics/logs/essbase/essbase_0/ application name

  • application name.LOG - Essbaseアプリケーションのアクティビティとエラー

  • application name_ODL.log - Essbaseアプリケーションのアクティビティとエラー

  • log00001.xcp – アプリケーション・サーバーが予期せずに停止した場合に発生するエラー

 

Administration Services

注：

コンソール・ロギングを有効にするには、MIDDLEWARE_HOME/EPMSystem11R1/products/Essbase/eas/console/bin/admincon.batで、Javaオプション・パラメータ–DEAS_ CONSOLE_LOGをTrueに設定します。

MIDDLEWARE_HOME /user_projects/domains/EPMSystem/servers/EssbaseAdminServices0/logs

  • easserver.log - Administration Servicesサーバー・アクティビティ

  • EssbaseAdminServices0.log - Administration Services Webアプリケーション・アクティビティ

 
 

Provider Services

MIDDLEWARE_HOME /user_projects/domains/EPMSystem/servers/AnalyticProviderServices0/logs

  • AnalyticProviderServices0.log - Provider Services Webアプリケーション・アクティビティ

  • apsserver.log - Provider Servicesアクティビティ

 
 

Essbase Studio

EPM_ORACLE_INSTANCE /diagnostics/logs/upgrades

EssbaseStudioServer.log - Essbase Studioアップグレード・アクティビティ

 

Essbaseステージング・ツール

作業ディレクトリ

essStaging.log - ステージング・ツール(essStage.batまたはessStage.sh)がアップグレード中に構成およびセキュリティ情報、データ、ファイル転送用アプリケーションを準備する際に発生するエラー

ステージング・ツールの詳細は、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration GuideのEPM System製品のアップグレードに関する項を参照してください。

 

Essbase再ホスティング・ツール

EPM_ORACLE_INSTANCE /diagnostics/logs/essbase

EssbaseRehost.log - アップグレード中にEssbase接続を再ホスティングするときに、Essbase再ホスティング・ツールによって記録されるエラー

Essbaseサーバーの再ホスティングの詳細は、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration Guideを参照してください。

 

Essbaseセキュリティ・クライアント

EPM_ORACLE_INSTANCE /diagnostics/logs/essbase

Security_client.log - EPM SystemコンポーネントおよびCSSとネイティブのプロバイダとの通信を追跡します

また、ネイティブ・プロバイダとのすべてのバインドに対して、レジストリからのJDBC構成をこのログ・ファイルに記録します。

 

OPMN

EPM_ORACLE_INSTANCE /diagnostics/logs/OPMN/opmn

  • opmn.log - Essbaseの起動時間、停止時間、および起動と停止の再試行回数に関する情報

  • console~ESSBASE_CLUSTER_NAME~ESSBASE_PROCESS_TYPE~AGENT~1.LOG - すべてのコンソール・メッセージは、コンソール出力ファイルと呼ばれる管理対象プロセス(ここではEssbase)のファイルに出力されます。

 
 
 
 

EssbasePing.log - OPMNフォワードPing情報

 

Essbaseプラグイン

EPM_ORACLE_INSTANCE /diagnostics/logs/essbase/lcm

essbaseplugin.log – アーティファクトのリスト、Essbaseアーティファクトの移行(インポート/エクスポート)、アーティファクトのリストにかかる時間およびアーティファクトの移行に関する情報