カスタム・ターゲット・アプリケーションの作成

カスタム・ターゲット・アプリケーションを使用すると、Essbase、PlanningおよびFinancial Managementにデータをロードするかわりに、サポートされるソースからデータをロードしてフラット・ファイルに抽出できます。必要なディメンショナリティを含むカスタム・ターゲット・アプリケーションを定義できます。データをターゲット・アプリケーションにエクスポートするかわりに、FDMEEは、カスタム・プロセスを使用して外部システムにロードできるデータ・ファイルを生成します。

カスタム・ターゲット・アプリケーションを作成するときは、次の点に注意してください:

カスタム・アプリケーションを定義するには:

  1. 「設定」タブを選択し、「登録」「ターゲット・アプリケーション」を選択します。

  2. 「ターゲット・アプリケーション」要約グリッドの「ターゲット・アプリケーション」で、「追加」をクリックします。

  3. 「アプリケーションの選択」「カスタム・アプリケーション」を選択して「OK」をクリックします。

    イメージは「アプリケーションの選択」画面を示します。
  4. 「アプリケーション詳細」にアプリケーション名を入力します。

  5. 「ディメンションの詳細」タブを選択します。

  6. ディメンション名を指定します。

  7. 「ターゲット・ディメンション・クラス」を選択するか、「検索」ボタンをクリックして、アプリケーションで定義されていないディメンションごとに「ターゲット・ディメンション・クラス」を選択します。

    ディメンション・クラスは、ディメンション・タイプによって定義されるプロパティです。たとえば、期間(Period)ディメンションがある場合、そのディメンションのクラスもPeriodとなります。Essbaseアプリケーションの場合は、勘定科目、シナリオおよび期間の各ディメンションに対して適切なディメンション・クラスを指定する必要があります。Public Sector Planning and Budgetingアプリケーションの場合は、従業員、職階、ジョブ・コード、予算アイテムおよび要素の各ディメンションに対してディメンション・クラスを指定する必要があります。

  8. 「データ表列名」で、ディメンション値が格納されるステージング表(TDATASEG)の列の表列名を指定します。

    「検索」ボタンをクリックし、データ表列名を検索して選択します。

  9. 「シーケンス」に、マップが処理される順序を指定します。

    たとえば、「勘定科目」が1、「製品」が2、「エンティティ」が3に設定されているとき、FDMEEは、まず「勘定科目」ディメンションのマッピングを処理し、次に「製品」と「エンティティ」を順に処理します。

  10. 「アプリケーション・オプション」をクリックします。

    イメージはカスタム・ターゲット・アプリケーションの「アプリケーション・オプション」タブを示します。
  11. 「ファイルへのエクスポートを使用可能にする」「はい」を選択すると、FDMEEがカスタム・ターゲット・アプリケーションのために出力データ・ファイルを作成します。

    サーバーのoutboxフォルダに作成されるファイルの名前は、<LOCATION>_<SEQEUENCE>.datというフォーマットです。たとえば、ロケーションの名前が「Texas」で次のシーケンスが「16」の場合、ファイル名はTexas_15.datになります。ファイルはワークフロー・プロセスのエクスポートのステップで作成されます。

    「ファイルへのエクスポートを使用可能にする」オプションが「いいえ」に設定されると、実行ウィンドウで「ファイルへのエクスポートを使用可能にする」は使用できません。

  12. 「ファイルの文字セット」でファイルの文字セットを選択します。

    ファイルの文字セットによって、テキストを作成、保管および表示するためにビット組合せを文字にマッピングする方法が決まります。各エンコード方式にはUTF-8などの名前が付けられています。各エンコード方式では、それぞれの値は特定のビット組合せにマッピングされています。たとえば、UTF-8では大文字のAはHEX41にマッピングされています。

  13. 「列の区切り記号」で、出力ファイルの列を区切るために使用される記号を選択します。

    使用可能な列の区切り記号:

    • NA

    • ,

    • |

    • !

    • ;

    • :

  14. 「保存」をクリックします。