インポート・フォーマットを定義する際は、データ・ライトバック・ルールに対してEPMアプリケーションからのインポート・フォーマット・マッピングも定義できます。ソース・システムからインポートしたデータをライトバックする場合は、自動作成オプションにより、元のデータ・ロード・マッピングが特定され、その逆マッピングが作成されます。
ライトバック・マッピング定義を作成する際、データ・ロード・マッピングが使用できない場合は、1つのディメンションを1つのセグメントにマッピングします。データ・ロード・マッピングが使用できる場合は、内部マッピングに基づいて変換が行われます。インバウンド・インポート・フォーマットは「データ・ロード・マッピング」タブで定義し、ライトバックは「ライトバック・マッピング」タブで定義します。
ライトバック・インポート・フォーマット・マッピングを定義するには:
オプション: 「自動作成」をクリックして、EPMアプリケーションのディメンション(ソース)からターゲットERPソース・システム・セグメントまたはチャートフィールドへのインポート・マッピングを自動的に作成します。次に、「OK」をクリックします。
データ・ロード・マッピングが使用できる(FDMEEを使用してメタデータまたはデータがERPソース・システムからロードされている)場合は、同じマッピングをリバース・エンジニアリングして、EPMターゲット・アプリケーションからERPソース・システムへのマッピングを特定できます。
例1: 単一セグメントのマッピング
表11.ERPソース・システムからEPMターゲット・アプリケーションに対して設定されるマッピング
セグメント1 | セグメント2 | セグメント3 | セグメント4 | セグメント5 | ディメンション |
---|---|---|---|---|---|
会社 | エンティティ | ||||
費用センター | 部署 | ||||
勘定科目 | 勘定科目 | ||||
製品 | 製品 | ||||
ロケーション | ロケーション |
「自動作成」ボタンをクリックすると、FDMEEで自動的に内部マッピングが特定され、次の例のようなEPMからERPへのマッピングが作成されます。この場合、FDMEEは、部署を、関連する費用センターとロケーション(順方向マッピングでマッピング済)に分割します。
表12.EPMターゲット・アプリケーション・マッピングの自動作成
ソース・ディメンション | ターゲットのセグメントまたはチャートフィールド |
---|---|
エンティティ | 会社 |
部署 | 費用センター |
勘定科目 | 勘定科目 |
製品 | 製品 |
ロケーション | ロケーション |
注意: | EPMターゲット・アプリケーション・マッピングが自動的に作成されると、連結されたディメンションから適切なセグメントが抽出され、データのライトバック時に分割されます。 |
例2: 連結されたセグメントのマッピング
表13.ERPソース・システムからEPMターゲット・アプリケーションに対して設定されるマッピング
セグメント1 | セグメント2 | セグメント3 | セグメント4 | セグメント5 | ディメンション |
---|---|---|---|---|---|
会社 | エンティティ | ||||
ロケーション | 費用センター | 部署 | |||
勘定科目 | 勘定科目 | ||||
製品 | 製品 |
「自動作成」ボタンをクリックすると、FDMEEで自動的に内部マッピングが特定され、次の例のようなEPMからERPへのマッピングが作成されます。
ヒント: | E-Business Suiteでは、同じ勘定体系を使用し、同じターゲット・アプリケーションにマップされている複数のソース会計エンティティがある場合、同じインポート・フォーマットを複数のロケーションに使用できます。PeopleSoftの場合、すべてのチャートフィールドに対し同じSETIDを共有し、同じターゲット・アプリケーションにマップされているソースのビジネス・ユニットがある場合、同じインポート・フォーマットを複数のロケーションに再使用できます。 |