ソース値およびターゲット値の式には、1つ以上の特殊文字を指定できます。特殊文字は、「類似」マッピングでのみサポートされています。
アスタリスク(*)
アスタリスク(*)は、ソース値を表します。アスタリスク(*)には、1文字以上の接頭辞または接尾辞を追加でき、その接頭辞または接尾辞でソース値がフィルタ処理されます。ワイルド・カードまたはストリップ(ライトバック専用)は、ソース内に存在するものは何でも取得し、それをターゲット列に、通常は接頭辞を追加して入れます。
疑問符(?)
疑問符(?)は、ソース値から1文字を削除します。1つ以上の疑問符(?)を式で使用できます。また、疑問符と他の式を組み合せて使用することもできます例: A?? (Aで始まり、その後に2文字が続くメンバーを検索し、そのメンバーを選択するか、2文字を取り除きます。これらの例は後述の表にあります。)
<1>、<2>、<3>、<4>、<5>
連結された値を持つ行を処理し、対応するセグメント値(セグメント番号で識別される)を抽出します。各セグメントは、アンダースコア(_)で区切られます。1つのソース値式では、1つのセグメント値しか抽出できません。ソース・メンバーでは、区切り文字としてアンダースコア(_)記号を使用する必要があります。
注意: | <1>、<2>、<3>、<4>、<5>は疑問符(?)とは併用できますが、アスタリスク(*)とは併用できません。 |
<BLANK>
空白文字(スペース)を含む行のみを処理します。
注意: | <BLANK>を他のソース式またはソース文字と併用できません。 単一セグメント、連結セグメント、チャートフィールドのディメンション・マッピングの場合も、同様です。 |
表22.特殊文字を使用した式の例
使用する特殊文字 | マッピング・タイプ | ソース値 | ターゲット値 | 結果 | 注意 |
---|---|---|---|---|---|
* | データ・ロード | * | 1000 | 1000の戻り値は1000 WXYZの戻り値は1000 | この例では、FDMEEですべての行が処理され、ソース値がデフォルト値1000で上書きされます。この式では、WXYZも1000を返します。ソース値にアスタリスクを1つ入力したため、すべてのソース値がターゲット値1000に置き換わります。 |
* | ストリップのないデータ・ロード | * | * | 1000の戻り値は1000 WXYZの戻り値はWXYZ | この例では、FDMEEですべての行が処理され、ソース値は同じ値に置き換わります。 |
* | ストリップ | * | A* | 101の戻り値はA101 | すべてのソース・メンバーを処理し、前に"A"を追加します。 |
* | ストリップ | *_DUP | * | 1000_DUPの戻り値は1000 | 「_DUP」で終わるソース値のみを処理して、それを除去します。 |
? | ストリップ | ?* | * | A1000の戻り値は1000 B2000の戻り値は2000 | この結果、1文字以上のソース値のみが処理されます。 最初の文字を取り除きます。 |
? | ストリップ | *???? | * | 1000_DUPの戻り値は1000 A1000の戻り値はA | この結果、4文字以上のソース値のみが処理されます。 末尾の4文字を取り除きます。 |
<1>、<2>、<3>、<4>、<5> | データ・ロード | <1> | * | 01_420の戻り値は01 | |
<1>、<2>、<3>、<4>、<5> | データ・ロード | <2> | * | 01_420の戻り値は420 | |
<1>、<2>、<3>、<4>、<5> | データ・ロード | <3> | * | 01_420_AB_CC1_001の戻り値はAB | |
<1>、<2>、<3>、<4>、<5> | ストリップ | ?<1> | * | A01_420の戻り値は01 | |
<BLANK> | データ・ロード | <BLANK> | [None] | ' 'の戻り値は[None] '01_ 'の戻り値は[None] | 一重引用符は説明用です。 |