データ・グリッドには、メイン・グリッドに次の2つのタブがあります:
データのロード/ライトバック・ロード(POV) - このタブを使用して、ソース・システムのデータのインポート、表示と確認およびエクスポートを行います。
問合せデータ - このタブを使用して、期間およびカテゴリのPOVに基づく履歴データを表示します。期間およびカテゴリは、表アクションで指定します。
表アクションにあるオプションを選択することにより、データ・グリッド上で次の作業を実行します:
次の「表示」ドロップダウン・オプションにより、データを表示する複数の方法が提供されます。
表35.表示のオプションと説明
表示オプション | 説明 |
---|---|
![]() | ビューをカスタマイズします。次のオプションがあります:
|
データ・グリッドに表示する次のようなデータのタイプを選択できます:
有効なデータ - 正しくマップされ、ターゲット・アプリケーションにエクスポートされたデータ。
無効なデータ - 正しくマップされず、その結果、データがターゲットにエクスポートされない1つ以上のディメンション。
無視されたデータ - ターゲットへのエクスポート時に無視するユーザー定義の明示的IGNOREマップ。IGNOREマップは、メンバー・マッピングでIGNOREの特別なターゲット・メンバーを割り当てることにより定義されます。
すべてのデータ - すべての有効、無効および、無視されたデータを表示します。
ソースからインポート機能は、Oracle Data IntegratorでPlanningまたはEssbaseキューブ・ソース・システムからデータのインポートを可能にし、データのインポート、マップおよび検証など、必要な変換を実行します。ソースからインポート機能により、ソースをオンライン(即時処理)またはオフライン(バックグランドで実行)のいずれかでインポートすることもできます。
この機能は次の場合のみ選択します:
データ・ロードのルールを初めて実行している。
ソース・システム内のデータが変更されている。ステージング表内のデータをエクスポート後にレビューしたときに、ソース・システム内のデータを変更する必要が生じた場合などです。
ソースからデータを初めてインポートした後では、ソース・システムのデータは変更されない場合がほとんどです。このため、データが変更されなかった場合は、データをインポートし続ける必要はありません。
「ターゲットにエクスポート」機能を使用して、データをターゲット・アプリケーション(ERPアプリケーション)にエクスポートします。このオプションは、データ・グリッド内のデータを見なおし、そのデータをターゲット・アプリケーションにエクスポートする必要がある場合に選択します。
エクスポート・オプション:
Essbaseのためにデータをエクスポートするとき、データの保管、加算および減算を実行できます。
Planningのためにデータをエクスポートするときは、次のオプションを使用できます。
データの保管 - ソースまたはファイルのデータをターゲット・アプリケーションに挿入します。これによって、現在存在する値が置換されます。
データの追加 - ソースまたはファイルの値を、ターゲット・アプリケーションに存在する値に追加します。たとえば、ソースに100があり、ターゲットに200がある場合、結果は300になります。
データの削除 - ソースまたはファイルの値を、ターゲット・アプリケーションに存在する値から引きます。たとえば、ターゲットに300があり、ソースに100がある場合、結果は200になります。
すべてのデータを上書き - ターゲットのすべてのデータをクリアしてから、ソースまたはファイルからロードします。たとえば、Planningアプリケーションに1年分のデータがある場合に1か月分のみをロードするとき、このオプションを使用すると、1年分すべてが消去されてからロードが実行されます。
データ・ロードのルールを送信するには:
「実行モード・オプション」画面が表示されます。
「実行モード」ドロップダウンから、ターゲットにエクスポートするモードを選択します。
実行モードは次のとおりです:
オンライン - ODIではデータを同期モード(即時処理)で処理します。
オフライン - ODIではデータを非同期モード(バックグラウンドで実行)で処理します。
をクリックし、「プロセスの詳細」ページに移動して、ODIジョブの進捗状況をモニターします。
「エクスポート」ドロップダウンから、エクスポート方法として「現在のディメンション」または「すべてのディメンション」のいずれかを選択します。
エクスポート・オプション:
エクスポート方法が「現在のディメンション」および「すべてのディメンション」の場合、「ファイルの場所の選択」で、エクスポートするファイルに移動し、「OK」をクリックします。
「Excelにエクスポート」方法の場合、マッピングはMicrosoft Excelスプレッドシートにエクスポートされます。
ワークベンチでデータを確認する際、ユーザーは金額からERPソース・システムまでドリルダウンできます。ソース・システムでは、データがロードされた粒度で表示されます。
ソース・システム・アプリケーションのデータ・ロード・ルールは、Microsoft Excelで開き、そのデータがどのように定義されているか確認できます。
例による問合せ機能を使用して、特定の列に表示する行をフィルタ処理します。特定の列についてフィルタに使用できるテキストがあれば入力し、[Enter]を押します。フィルタをクリアするには、テキスト・ボックス内のフィルタ条件テキストを削除し、[Enter]を押します。入力するテキストはすべて大文字と小文字が区別されます。
「固定」機能を使用して、列を所定の位置にロックし、データ・グリッドをスクロールしても見えるようにします。
連結解除機能を使用して、データ・グリッドから列を連結解除します。グリッドから連結解除すると、列は独自のウィンドウに表示されます。デフォルト・ビューに戻るには、「表示」を選択し、次に「添付」をクリックするか、「閉じる」ボタンをクリックします。