プログラムへのAPIファイルの組込み

プログラムでEssbaseAPIを使用するためには、API定義を含むファイルを含める必要があります。このトピックでは、CまたはVisual BasicのAPIに必要なファイルについて説明します。

ヘッダー・ファイル

プログラムがメインAPIを使用している場合、essapi.hを含める必要があります。アウトラインAPIを使用している場合、essotl.hを含める必要があります。グリッドAPIを使用している場合、essgapi.hを含める必要があります。

CプログラムのためのAPIファイル

CプログラムでメインAPIを使用するためには、適切なソース・モジュールにAPIヘッダー定義ファイル(ESSAPI.H)を含める必要があります。このファイルは、必ずCランタイム・ライブラリ・ヘッダー・ファイルのに組み込みます。Windows環境でプログラミングしている場合は、Windows組込みファイルWINDOWS.Hの後にESSAPI.Hを配置します。

Cコンパイラのオプション(32ビットWindowsのみ)

Microsoft Visual C++などのカプセル化されたC開発環境を使用している場合、APIが正しく動作するよう、コンパイラおよびリンカーのオプションを注意深く確認する必要があります。特に、構造体フィールドがバイト整列であり、適切なライブラリが使用されていることを確認する必要があります。必ずリンク・プロセスに適切なAPIライブラリを組み込むようにします(APIライブラリを参照)。

次のプログラム・ステートメントは、バイト整列を確実に行うためのものであり、プログラムのINCLUDEセクションに配置する必要があります:

      #ifdef WINNT
#pragma pack (1)
#endif
#include 
#include 
#pragma pack ()
#endif
   

Visual BasicプログラムのためのAPIファイル(Windowsのみ)

Visual BasicプログラムでAPIを使用するためには、32ビット・プログラムにはESB32.BASファイルを組み込む必要があります。このファイルは、全Essbase関数用の定数の定義および宣言を含んでいます。ファイルは、出荷された状態のまま使用することも、用途のニーズに応じてカスタマイズすることも可能です。

  ESB32.BASを使用するには:

  1. プロジェクトを開きます。

  2. 「ファイル」>「ファイルの追加」を選択し、%ESSBASEPATH%\API\INCLUDE\ESB32.BASを指定します。