CメインAPI関数の使用

グリッドAPI関数はグリッドに固有のもので、メインのEssbase API関数にかわるものではありません。このように操作が分離しているため、グリッドAPIプログラムからメインAPI関数を呼び出す必要が生じることもあります。

メインAPIを呼び出すには、次の2つの情報が必要です:

EssGConnectおよびEssGNewGridは呼び出しておらず、EssGInitは呼び出した場合、EssGGetAPIInstanceを呼び出してEssbaseインスタンスを入手できます。これによって、メモリー呼出しであるEssAllocEssFreeEssRealloc、およびログイン呼出しであるEssLoginおよびEssAutoLoginにアクセスできます。

有効なグリッド・ハンドルを入手し、接続したら、EssGGetAPIContextを呼び出して有効なログイン・コンテキストを入手できます。次にこのログイン・コンテキスト・ハンドルを、ログイン・コンテキスト・ハンドルを受け付ける任意のEssbase関数と一緒に使用できます。ログイン・コンテキストを変更するEssbase API関数では、グリッドAPIからログイン・コンテキストを使用しないでください。ログイン・コンテキストを変更する関数は、EssLoginEssAutoLoginEssSetActiveおよびEssClearActiveです。

メインEssbase APIで入手したハンドルおよびログイン・コンテキストは、グリッドAPI呼出しでは使用できません。メインEssbase APIおよびグリッドAPIの両方を使用する場合は、グリッドAPIで初期化、接続して、グリッドAPIから他のEssbase関数用にハンドルとログイン・コンテキストを使用する必要があります。