Essbaseアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を使用して、Essbaseサーバーへのカスタム・インタフェースを作成します。
グリッドAPI関数は、グリッド・パラダイムのEssbaseサーバーと対話します。グリッドAPI関数を使用して、Essbaseデータベースからデータを抽出し、グリッドベースのレポート・インタフェースまたはチャートにデータを表示します。
グリッドAPI関数は、Smart Viewおよび他の自動グリッド・ツールの機能をすべて含んでいます。これらの関数は、クエリー、ドリルダウン、選択項目のみ保持、およびピボットを含みます。グリッドAPIは、レポート指定を起動し、グリッドの形式で結果データを表示できます。
EssbaseグリッドAPIは、EssbaseAPIおよびレポート・スクリプト・コマンドを使用して、レポート作成アプリケーションを構築している開発者に大変有用です。利点のいくつかは次のとおりです:
グリッドAPIはグリッドベースのデータ集約に最適化されています。レポート・スクリプトによる取得より著しく高速で、向上したクエリー性能をアプリケーションに提供します。
グリッドAPIでは、既存のアプリケーションに堅牢な対話型更新機能を簡単に追加できます。Essbaseの高性能計算機とグリッドAPIを組み合せて使用すると、大幅な追加機能を比較的小さな負担で利用できます。
グリッドAPIでは、プログラムは、Essbaseから戻されたデータを解析する必要はありません。グリッドAPIは、個別の各セル・メンバーのタイプおよび値を通知する、2次元バイナリ形式でデータを自動的に配置します。
ズーム・イン、ズーム・アウト、ピボットなど、ほとんどのSmart ViewコマンドはグリッドAPIから利用可能です。サードパーティ製グリッド制御を使用して、カスタム・ユーザー・インタフェースを構築できます。
また、グリッドAPIは、共有(暗黙または明示)、親、子などのメンバー属性へのアクセスを提供します。これらの属性を使用して、Essbaseデータのルック・アンド・フィールをカスタマイズできます。