レポートまたはその後の更新のためにEssbaseデータベースからデータを取得するには、プログラムでレポート指定を使用する必要があります。レポート指定は、単一のテキスト文字列(長さが64KB未満の場合)、一連のテキスト文字列、またはファイルの形式を取れます。レポート・ファイルはクライアント・マシンまたはEssbaseサーバー上に配置できます。
レポート指定を単一文字列として送信するには、プログラムでEsbReport()を呼び出して使用して、サイズが32KB以下のレポート文字列全体を引数として渡します。OutputフラグがEsbReport()への呼出しでTRUEに設定されている場合、プログラムはEsbGetString()をNULL文字列が戻されるまで繰り返し呼び出して、戻されたレポート・データを読み込む必要もあります。その後、戻されたデータは、必要に応じて、表示、ファイルへの書込みまたは印刷が可能です。
レポート指定を一連の文字列として送信するには、まずEsbBeginReport()を呼び出してからEsbSendString()を繰り返し呼び出して、レポート指定の個別の各文字列を送信します(Windowsでは、それぞれの文字列の長さは32KB以下にする必要があります)。最後に、EsbEndReport()を呼び出してレポート指定を終了します。OutputフラグがEsbBeginReport()への呼出しでTRUEに設定されている場合は、プログラムはEsbGetString()をNULL文字列が戻されるまで繰り返し呼び出して、戻されたレポート・データを読み込む必要もあります。戻されたデータはその後必要に応じて表示、ファイルに書き込み、または印刷できます。