アウトラインAPIによって、呼出し元が不正なアウトラインを作成するのを防止できます。アウトラインを確認するには、EsxOtlVerifyOutline()関数を使用して、サーバーに保存する前に確認します。アウトラインAPIは、アウトラインがサーバーに書き込まれる際、EsxOtlVerifyOutline()がまだ呼び出されていない場合には、自動的に呼び出します。
アウトラインAPIの各関数は、呼出し元による処理によって不正なアウトラインが生成されないか検証します。たとえばEsxOtlRenameMember()は新しいメンバー名を確認して、有効で、アウトラインに既存のものでないことを確認します。この種の自動検証にはいくつかの例外があります:
EsxOtlOpenOutline()では、呼出し元が前に作成された不正なアウトラインを読み取ることができます。アプリケーション・マネージャのアウトライン・エディタで不正なアウトラインをローカル・ファイルに保存できるため、このアウトラインは不正な状態です。EsxOtlVerifyOutline()を呼び出すと、既存のエラーが検出されます。また、アウトラインが不正なものとして起動した場合は、処理中に個別の操作が不正になります。
EsxOtlDeleteMember()およびEsxOtlDeleteDimension()は、削除されたメンバーを含む別名の組合せを確認しません。この状態はEsxOtlVerifyOutline()によって検出されます。
EsxOtlSetMemberFormula()では不正な式を入力でき、EsxOtlVerifyOutline()ではメンバー式を確認しません。不正なメンバー式があると、再構築中に障害が発生します。EsxGetProcessState()は、サーバーから戻されたエラー・メッセージを表示します。