APIおよびメッセージ・データベースを初期化します。
構文
ESS_FUNC_M EssInit (
pInitStruct, phInstance
);
| パラメータ | データ型 | 説明 |
|---|---|---|
pInitStruct |
ESS_INIT_T |
API初期化構造体へのポインタ。 |
phInstance |
ESS_PHINST_T |
Essbase APIインスタンス・ハンドルへのポインタ。 |
備考
この関数は、他のすべてのEssbase API関数よりも前に呼び出す必要があります。
初期化構造体のいずれかのフィールドがNULLまたは値0(適切な場合)の場合は、APIはこれらのパラメータにデフォルト値を使用します。
戻り値
この関数に渡されるESS_INIT_T構造体は、多数の初期化パラメータを含んでいます。これらのパラメータとしてメッセージ・データベースの名前、割り当てられるクライアント・バッファの最大サイズ、ユーザー定義のメモリー解放割り当て、エラー・コールバック関数へのポインタ、ヘルプ・ファイルの名前、場所およびバージョン番号が含まれます。
この関数は、複数のアプリケーションが独立してAPIにアクセスできるようにするphInstanceインスタンス・ハンドルを戻します(DLLの場合のみ)。インスタンス・ハンドルは保存し、EssLogin、EssTermおよびメモリー割当て関数に渡す必要があります。
アクセス
この関数を使用するのに、特別な権限は必要ありません。
例
ESS_VOID_T ESS_Init()
{
ESS_HINST_T hInst;
ESS_INIT_T InitStruct = /* Define init */
/* structure */
{
ESS_API_VERSION, /* Version of API */
USER, /* user-defined message context */
0, /* max handles */
0L, /* max buffer size */
"C:\\Essbase", /* local path */
/* The following parameters use defaults */
NULL, /* message db path */
NULL, /* allocation function pointer */
NULL, /* reallocation function pointer */
NULL, /* free function pointer */
NULL, /* error handling function pointer */
NULL, /* path name of user-defined */
/* Application help file */
NULL, /* Reserved for internal use. */
/* Set to NULL */
};
/* Initialize the API */
if ((sts = EssInit (&InitStruct, &hInst)) != ESS_STS_NOERR)
{
/* error initializing API */
exit ((ESS_USHORT_T) sts);
}
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