ESS_PERF_ALLOC_T

この構造体には、割当ての実行に使用される情報が格納されます。

      typedef struct ESS_PERF_ALLOC_T
{
    ESS_STR_T                              pov;
    ESS_STR_T                              amount;
    ESS_STR_T                              amountContext;
    ESS_STR_T                              amountTimeSpan;
    ESS_STR_T                              target;
    ESS_STR_T                              targetTimeSpan;
    ESS_ALLOCATION_TARGETTIMESPAN_OPTION   targetTimeSpanOption;
    ESS_STR_T                              offset;
    ESS_STR_T                              debitMember;
    ESS_STR_T                              creditMember;
    ESS_STR_T                              range;
    ESS_STR_T                              excludedRange;
    ESS_STR_T                              basis;
    ESS_STR_T                              basisTimeSpan;
    ESS_ALLOCATION_BASISTIMESPAN_OPTION    basisTimeSpanOption;
    ESS_ALLOCATION_METHOD_OPTION           allocationMethod;
    ESS_ULONG_T                            spreadSkipOption;
    ESS_ALLOCATION_ZEROAMT_OPTION          zeroAmountOption;
    ESS_ALLOCATION_ZEROBASIS_OPTION        zeroBasisOption;
    ESS_ALLOCATION_NEGBASIS_OPTION         negativeBasisOption;
    ESS_ALLOCATION_ROUND_OPTION            roundMethod;
    ESS_STR_T                              roundDigits;
    ESS_STR_T                              roundToLocation;
    ESS_ULONG64_T                          groupID;
    ESS_ULONG64_T                          ruleID;
} ESS_PERF_ALLOC_T;

データ型	フィールド	説明
ESS_STR_T	pov	データベース内の割当て領域を指定するMDXセット式
ESS_STR_T	amount	割り当てる金額を指定するMDXタプルまたは数値式
ESS_STR_T	amountContext	オプション: MDXタプル式: amountが数値式である場合に、amountのコンテキストを指定します amountがタプルまたは定数である場合は、この引数は空です
ESS_STR_T	amountTimeSpan	オプション: amountを割当ての前に集計する際の開始期間を指定する、レベル0のメンバーのMDXセット式
ESS_STR_T	target	割当てのターゲットの場所を指定するMDXタプル式
ESS_STR_T	targetTimeSpan	オプション: targetの期間を指定するMDXセット式; targetTimeSpanOptionとともに使用されます
ESS_ALLOCATION_TARGETTIMESPAN_OPTION_T	targetTimeSpanOption	オプション: targetTimeSpanメンバーへの値の割当て方法を指定します: ESS_ASO_ALLOCATION_TIMESPAN_DIVIDEAMT (分割) ESS_ASO_ALLOCATION_TIMESPAN_REPEATAMT (繰返し) 空白の場合は無視されます
ESS_STR_T	offset	オプション: オフセット項目の場所を指定するMDXタプル式
ESS_STR_T	debitMember	オプション: 正の結果値の書込み先を指定するMDXメンバー式。空の場合、借方/貸方処理は実行されません。
ESS_STR_T	creditMember	オプション: 負の結果値の書込み先を指定するMDXメンバー式。空の場合、借方/貸方処理は実行されません。
ESS_STR_T	range	割当てのデータベース領域を指定するMDXセット式
ESS_STR_T	excludedRange	オプション: rangeのサブセット(割当てには含まれているが書込み先ではない領域)を指定するMDXセット式
ESS_STR_T	basis	基準値の場所を指定するMDXタプル式。allocationMethod = ESS_ASO_ALLOCATION_METHOD_SPREADで、spreadSkipOptions = 0である場合、basisは空にする必要があります。
ESS_STR_T	basisTimeSpan	オプション: basisと同時に考慮される期間を指定するMDXセット式。basisTimeSpanOptionと一緒に、割当ての基準を決定します。
ESS_ALLOCATION_BASISTIMESPAN_OPTION_T	basisTimeSpanOption	オプション: 複数の期間について基準を計算する方法を次のオプションから指定します: ESS_ASO_ALLOCATION_TIMESPAN_SPLITBASIS - 各期間について個別に基準値を処理します ESS_ASO_ALLOCATION_TIMESPAN_COMBINEBASIS - basisTimeSpan内の複数の期間において合計によって合成した基準値を割当てに使用します
ESS_ALLOCATION_METHOD_OPTION_T	allocationMethod	割当てメソッド: ESS_ASO_ALLOCATION_METHOD_SHARE - 基準値に対する比率に応じて割り当てます ESS_ASO_ALLOCATION_METHOD_SPREAD - ターゲット領域全体で均等に割り当てます
ESS_ULONG_T	spreadSkipOption	オプション: allocationMethod = ESS_ASO_ALLOCATION_METHOD_SHAREの場合、この値は0になります。 allocationMethod = ESS_ASO_ALLOCATION_METHOD_SPREADの場合、どの基準値をスキップするかを指定します。次のビット単位引数のうち、1つ以上を選択してください: ESS_ASO_ALLOCATION_SPREAD_SKIPMISSING - allocationRange内のセルのうち、basisMbrが#missingであるすべてのセルを除外します ESS_ASO_ALLOCATION_SPREAD_SKIPZERO - allocationRange内のセルのうち、basisMbrが0であるすべてのセルを除外します ESS_ASO_ALLOCATION_SPREAD_SKIPNEGATIVE - allocationRange内のセルのうち、basisMbrが負の値であるすべてのセルを除外しますこれらの引数は、たとえばESS_ASO_ALLOCATION_SPREAD_SKIPZERO \| ESS_ASO_ALLOCATION_SPREAD_SKIPNEGATIVEのように、ビット単位で組み合せることができます
ESS_ALLOCATION_ZEROAMT_OPTION_T	zeroAmountOption	amountの値が0または#MISSINGである場合に実行する処理を指定します: ESS_ASO_ALLOCATION_ZEROAMT_DEFAULT - ゼロ値を割り当てます ESS_ASO_ALLOCATION_ZEROAMT_NEXTAMT - 次のamount値にスキップします ESS_ASO_ALLOCATION_ZEROAMT_ABORT - 割当て全体を取り消します
ESS_ALLOCATION_ZEROBASIS_OPTION_T	zeroBasisOption	allocationMethod=ESS_ASO_ALLOCATION_METHOD_SHAREの場合 - basisの集約がゼロであるときに実行する処理をEssbaseに指示します allocationMethod=ESS_ASO_ALLOCATION_METHOD_SPREADの場合 - すべてのbasis値がスキップされたときに実行する処理をEssbaseに指示しますオプションを指定します: ESS_ASO_ALLOCATION_ZEROBASIS_NEXTAMT - 次のamount値にスキップします ESS_ASO_ALLOCATION_ZEROBASIS_ABORT - 割当てを取り消します
ESS_ALLOCATION_NEGBASIS_OPTION_T	negativeBasisOption	負のbasis値が検出された場合に実行する処理をEssbaseに指示します: ESS_ASO_ALLOCATION_NEGBASIS_DEFAULT - 通常どおりに計算します ESS_ASO_ALLOCATION_NEGBASIS_NEXTAMT - 次のamount値にスキップします。データは現在のamount値に割り当てられません。 ESS_ASO_ALLOCATION_NEGBASIS_ABORT - 割当てを取り消します。データは書き込まれません。次の値は、allocationMethod==ESS_ASO_ALLOCATION_METHOD_SHAREの場合にのみ有効です ESS_ASO_ALLOCATION_NEGBASIS_ABS - 絶対値を使用します ESS_ASO_ALLOCATION_NEGBASIS_MISSING - basisを#missingとして処理します ESS_ASO_ALLOCATION_NEGBASIS_ZERO - basisをゼロとして処理します
ESS_ALLOCATION_ROUND_OPTION_T	roundMethod	割り当てられた値の丸めメソッドは、次のとおりです: ESS_ASO_ALLOCATION_ROUND_NONE - 丸めを実行しません ESS_ASO_ALLOCATION_ROUND_DISCARDERRORS - 丸め誤差を無視して、丸めを実行します ESS_ASO_ALLOCATION_ROUND_ERRORSTOHIGHEST - 最大割当て値を含むターゲット・セルに丸め誤差を加算して、丸めを実行します ESS_ASO_ALLOCATION_ROUND_ERRORSTOLOWEST - 最小割当て値を含むターゲット・セルに丸め誤差を加算して、丸めを実行します ESS_ASO_ALLOCATION_ROUND_ERRORSTOLOCATION - 丸め誤差をroundToLocationに加算して、丸めを実行します
ESS_STR_T	roundDigits	roundMethod=ESS_ASO_ALLOCATION_ROUND_NONEの場合、空にする必要があります。MDX数値式またはタプル式として指定する必要があります。値は、100から-100までの整数である必要があります。
ESS_STR_T	roundToLocation	オプション: roundMethod=ESS_ASO_ALLOCATION_ROUND_ERRORSTOLOCATIONの場合、これはrange内の場所を指定するMDXタプル式です。それ以外の場合は空です
ESS_ULONG64_T	groupID	内部使用のみ。常に0を入力してください。
ESS_ULONG64_T	ruleID	内部使用のみ。常に0を入力してください。