この構造体は、集約ストレージ・データベースを使用したカスタム計算の実行に使用される情報を保管します。
カスタム計算スクリプトの作成および実行に関する完全な情報については、『Oracle Essbaseデータベース管理者ガイド』の集約ストレージ・データベースでのカスタム計算および割当ての実行に関する項を参照してください。
typedef struct ESS_PERF_CUSTCALC_T { ESS_STR_T pov; ESS_STR_T script; ESS_STR_T target; ESS_STR_T debitMember; ESS_STR_T creditMember; ESS_STR_T offset; ESS_STR_T sourceRegion; ESS_ULONG64_T groupID; ESS_ULONG64_T ruleID; } ESS_PERF_CUSTCALC_T;
データ型 |
フィールド |
説明 |
---|---|---|
ESS_STR_T |
pov |
データベース内のスクリプト実行領域を指定するMDXセット式 |
ESS_STR_T |
script |
カスタム計算スクリプトのコンテンツ。複数割当ての形式Target := Formulaが含まれている必要があります。ここで、TargetはMDXタプル式であり、FormulaはMDX数値式です。スクリプトにはMDXタプル式および演算操作(+ ,- , * , /)のみ使用できます。MDX関数はサポートされていません。 |
ESS_STR_T |
target |
オプション: povと計算結果が書き込まれるscriptの割当てステートメントの左側を組み合せて、場所を指定するMDXタプル式。次元が重複する場合、解決する競合の順番は最初に割当てステートメントで次にtarget、その次にpovです。 |
ESS_STR_T |
debitMember |
オプション: 借方メンバーを指定するMDXメンバー式。正の結果が保管されます。空の場合、借方/貸方処理は実行されません。 |
ESS_STR_T |
creditMember |
オプション: 貸方メンバーを指定するMDXメンバー式。負の結果が保管されます。空の場合、借方/貸方処理は実行されません。 |
ESS_STR_T |
offset |
オプション: オフセット・エントリ(ある場合)が書き込まれる場所を指定するMDXタプル式 |
ESS_STR_T |
sourceRegion |
スクリプトの式の右側で参照されるデータベース領域を示すMDXセット式 |
ESS_ULONG64_T |
groupID |
内部使用のみ。常に0を入力してください。 |
ESS_ULONG64_T |
ruleID |
内部使用のみ。常に0を入力してください。 |