メモリーの管理

CのAPIの場合にかぎり、カスタム・メモリー管理関数をAPI自体の内部で使用するように定義できるため、既存の内部メモリー管理の仕組みがAPIのメモリー管理の仕組みと競合することはありません。ここでも、カスタム関数によって、APIをユーザー・プログラムに統合できます。

最初に、作成するコードの内部に次の3つの関数を組み込む必要があります:

次に、EssInit()による初期化呼出し中に、この3つの関数をAPIに渡す必要があります。そしてAPIがメモリー・バッファの割当て、解放、再割当てを行う際に、API内でこれらの関数が使用されます。API内で割り当てられたすべてのアイテムはユーザー・プログラムに戻され、これらの関数の使用が保証されるため、メモリーの破壊や違反の危険性を伴わずに再割当てや解放が可能です。

APIによるカスタム・メモリー管理使用の詳細は、Cプログラムにおけるメモリーの使用を参照してください。