Unicode対応クライアントが、組込みファイルとUnicode対応のEssbaseのDLLで構築されましたが、APIとの通信がネイティブ・エンコードです。APIはUnicode対応のEssbaseから、クライアントのAPI DLLを、非UnicodeのEssbaseからの組込みファイルで構築されたクライアントに配置できません。クライアントを新しいDLLで実行するには、Unicode対応のEssbase組込みファイルで構築する必要があります。
非UnicodeモードのUnicode対応のクライアントでは、Unicodeモードのサーバー上のアウトラインまたはルール・ファイルを編集できません。
Unicode対応の組込みファイルとDLLを使用するには、クライアントがサポートする最大文字列長を長くする必要があります。クライアントによっては、長い最大長を定義したUnicode対応のEssbase組込みファイルを使用して再コンパイルするのみでよい場合もあります。
他のクライアントでは、長い最大長をサポートするためにコードを変更する必要がある場合もあります。たとえば、クライアントはメンバー名のバイト長を保存するために1バイトを使用する場合があります。メンバー名の新しい最大バイト長(320バイト)を保存するには1バイトでは足りないため、設計を変更して、クライアントが、より長い最大長をサポートできるようにする必要があります。