構成したしきい値の後にバックグラウンド処理に切り替えるジョブ(ビジネス・ルール、「セル詳細の消去」、「データのコピー」および「データのプッシュ」)を設定できます。指定した期間の後にジョブをバックグラウンドで実行します。また、Planningにジョブ・ステータスを確認させる頻度を設定し、ジョブ・コンソールに表示させることもできます(Oracle Hyperion Planning User's Guideを参照)。
バックグラウンド処理およびステータス確認の頻度を設定するには:
「追加」をクリックしてプロパティを追加し、空白行にプロパティを入力し、「プロパティ値」に次の値を入力します。
表 17. ジョブ・プロパティ名および値
PROPERTY_NAME Column |
プロパティ値 |
説明 |
---|---|---|
RULE_MAX_WAIT |
デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。 |
バックグラウンドでビジネス・ルールを実行する前のミリ秒の待機間隔。このプロパティが設定されていないと、この機能は適用されず、バックグラウンドでビジネス・ルールは実行されません。 注: フォームがロードまたは保存されたときに自動的に実行されるよう設定されたビジネス・ルールはバックグラウンドで実行されません。 |
RULE_MONITOR_DELAY |
デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。 |
ビジネス・ルールのステータスを確認するときのミリ秒の間隔。 |
CLR_CELL_MAX_WAIT |
デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。 |
バックグラウンドで「セル詳細の消去」ジョブを実行する前のミリ秒の待機間隔。このプロパティが設定されていないと、「セル詳細の消去」ジョブはバックグラウンドで実行されません。 |
CLR_CELL_MONITOR_DELAY |
デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。 |
「セル詳細の消去」操作のステータスを確認するときのミリ秒の間隔。 |
COPY_DATA_MAX_WAIT |
デフォルトで最小値は180000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。 |
バックグラウンドで「データのコピー」ジョブを実行する前のミリ秒の待機間隔。このプロパティが設定されていないと、「データのコピー」ジョブはバックグラウンドで実行されません。 |
COPY_DATA_MONITOR_DELAY |
デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。 |
「データのコピー」ジョブのステータスを確認するときのミリ秒の間隔。 |
PUSH_DATA_MONITOR_DELAY |
デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。 |
「データのプッシュ」ジョブのステータスを確認するときのミリ秒の間隔。 |
PUSH_DATA_MAX_WAIT |
デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。 |
バックグラウンドで「データのプッシュ」ジョブを実行する前のミリ秒の待機間隔。このプロパティが設定されていないと、「データのプッシュ」ジョブはバックグラウンドで実行されません。 |
JOB_STATUS_MAX_AGE |
値をミリ秒単位で指定します。デフォルト値は4日間です(ミリ秒で設定します)。最小値はありません。 |
Planningによってデータベース・テーブルHSP_JOB_STATUSから削除されるまでの完了ジョブ・レコードの最大残存期間。Planningではジョブ・レコードを30分ごとに確認します。 たとえば、プロパティ値を60,000 (1分)に設定していて、ジョブが3:00に完了し、Planningでジョブ・レコードが3:01に確認された場合、完了ジョブ・レコードはPlanningによって削除されます。 完了ジョブ・レコードが除去されると、パフォーマンスが改善されます。 |