メンバーとしての属性値の選択について

属性メンバーが定義されている場合、「メンバー選択」ページで属性値を選択できます。属性メンバーについては、すべての非レベル0属性を選択すると、すべてのレベル0子孫が選択され、演算子が相互に適用されます。数値、日付、ブール(false = 0でtrue = 1)などのタイプの属性については、評価は最小値と最大値に基づいています。テキスト属性については、評価は階層の上部から下部への位置に基づいています。最上部の位置は最小値となり、最下部の位置は最大値となります。

例: 数値属性

この例では、数値に基づいて、選択された演算子は各レベル0子孫に適用されます。たとえば、「メンバー選択」ページで「等しくない」と「小」を選択すると、1に等しくなく、2に等しくないすべての値が含まれるため、選択には3、4、5および6が入ります。「より大きい」と「小」を選択すると、1より大きいまたは2よりも大きなすべての値が含まれます。このため選択には2、3、4、5および6が入ります。

Size

Small

1

2

Medium

3

4

Large

5

6

表 57. 例: 数値属性評価

選択された演算子

選択された属性値

結果

説明

等しい

Large

5、6

「等しい」演算子は、5と6を含むLargeのすべてのレベル0子孫に適用されます。

より小さい

Medium

1、2、3

「より小さい」演算子はMediumのすべてのレベル0子孫に適用されます。これには< 3 OR < 4の値が含まれ、結果として1、2および3になります。

より大きい

Medium

4、5、6

「より大きい」演算子はMediumのすべてのレベル0子孫に適用されます。これには3より大きい、または4より大きい値が含まれ、結果として4、5および6になります。

以上

Medium

3、4、5、6

「以上」演算子はMediumのすべてのレベル0子孫に適用されます。これには3以上、または4以上の値が含まれ、結果として3、4、5および6になります。

以下

Medium

1、2、3、4

「以下」演算子はMediumのすべてのレベル0子孫に適用されます。これには3以下、または4以下の値が含まれ、結果として1、2、3および4になります。

等しくない

Medium

1、2、5、6

「等しくない」演算子は「中」のすべてのレベル0子孫に適用されます。これには3に等しくなく、かつ4に等しくない値が含まれます。結果として1、2、5および6になります。

例: テキスト属性

テキスト属性の場合、選択された演算子は階層の位置、上部(最小値)から下部(最大値)までに基づいて、各レベル0子孫に適用されます。

この例では、封筒は最上部にあり、最小値となります。パケットは次に高い値になります。これにボックス、カートン、バレル、クレートが続きます。クレートは最下部にあり、最大値となります。

このテキスト属性の場合には、「より小さい」とSmallを選択すると、Envelopeよりも小さい値またはPacketよりも小さい値が含まれます。EnvelopeはPacketよりも小さいため、結果としてEnvelopeのみを含む選択となります。同じように、GreaterとLargeを選択すると、Barrelより大きい値またはCrateよりも大きい値が含まれ、結果としてCrateのみを含む選択となります。

Containers

Small

Envelope

Packet

Medium

Box

Carton

Large

Barrel

Crate

表 58. 例: テキスト属性評価

選択された演算子

選択された属性値

結果

説明

等しい

Medium

Box、Carton

「等しい」演算子はMediumのすべてのレベル0子孫に適用されます。これにはBoxおよびCartonが含まれます。

等しくない

Medium

Envelope、Packet、Barrel、Crate

「等しくない」演算子は「中」のすべてのレベル0子孫に適用されます。これには、ボックスに等しくなく、かつカートンに等しくない値が含まれます。この結果として封筒、パケット、バレル、クレートとなります。

より小さい

Medium

Box、Packet、Envelope

「より小さい」演算子はMediumのすべてのレベル0子孫に適用されます。これには、カートンよりも下位またはボックスより下位のすべてが含まれます。この結果としてボックス、パケット、封筒となります。

以下

Medium

Envelope、Packet、Box、Carton

「以下」演算子はMediumのすべてのレベル0子孫に適用されます。これには、カートンと同じ位置またはカートンより下位のすべてが含まれます。この結果として封筒、パケット、ボックス、カートンとなります。