MaintenanceModeユーティリティを使用したアプリケーションのアクセス権の制限

管理者はユーティリティMaintenanceMode.cmd (Windows)またはMaintenanceMode.sh (UNIX)を使用して、メンテナンス中にアプリケーションへのアクセス権を一時的に取り消すことができます。

  MaintenanceModeユーティリティを使用するには:

  1. コマンド・ラインで、planning1ディレクトリに移動します。

    planning1の完全パスについてはEPM Oracleインスタンスについてを参照してください。

  2. このコマンドと1つのスペース、およびパラメータをスペースで区切って入力します。

                MaintenanceMode [-f:
                passwordFile
                ], /A=
                app
                , /U=
                user
                , /P=
                password
                , 
             
    
                /LL=
                loginLevel
                 [ALL_USERS|ADMINISTRATORS|OWNER], [/DEBUG=[true|false]], 
             
    
                [/HELP=Y]
             

    表 63.

    パラメータ

    説明

    必須?

    [-f: passwordFile ]

    オプション: 暗号化されたパスワードを設定する場合、passwordFileで指定されたファイルのフル・パスおよび名前からパスワードを読み取るため、コマンド・ラインでの最初のパラメータとして使用します。Planningユーティリティでパスワード・プロンプトを抑制を参照してください。

    いいえ

    /A= app

    アプリケーション名

    はい

    /U= user

    ユーティリティを実行している管理者の名前

    はい

    /P= password

    管理者のパスワード

    はい

    /LL=loginLevel [ALL_USERS|ADMINISTRATORS|OWNER]

    ユーティリティが影響を与えるユーザーを指定します:

    ALL_USERS: すべてのユーザーが、アプリケーションにログオンしたり操作を続行できます。

    ADMINISTRATORS: 他の管理者のみログオンできます。オプションがALL_USERSにリセットされるまで、他のユーザーは強制的に退出する必要があり、ログオンできません。

    OWNER: アプリケーションの所有者のみがログオンできます。他のすべてのユーザーはログオンできません。ログオン中のユーザーは、オプションがALL_USERSADMINISTRATORSにリセットされるまで、システムから強制的に退出する必要があります。アプリケーションの所有者のみが、管理者によるアプリケーションの使用を制限できます。

    はい

    /DEBUG=[true|false]

    ユーティリティをデバッグ・モードで実行するかどうかを指定します。デフォルトはfalseです。

    いいえ

    /HELP=Y

    ユーティリティの構文をオンラインで表示します。

    いいえ

    たとえば、Windowsシステムでは、管理者を除くすべてのユーザーを"planapp"という名前のアプリケーションから強制的に退出させるには、次のように入力します。

                MaintenanceMode.cmd /A=planapp, /U=admin, /P=password, 
             
    
                /LL=ADMINISTRATORS