属性次元は、数値、ブール式または日付のデータ型を持つことができます。これにより、グルーピングに異なる関数テキストの使用、選択を可能にするかまたはデータの計算を可能にします。属性タイプは属性次元のレベル0のメンバーにのみ適用します。
テキストの属性で、計算における基本の属性メンバー選択と属性の比較ができます。このような比較を実行する際、Essbaseでは、文字が比較されます。たとえば、パッケージ・タイプの「Bottle」はパッケージ・タイプの「Can」より小さいということなります。アルファベットではBはCの前にくるからです。
数値の属性次元でレベル0のメンバーの名前に数の値が使用されます。計算には数値の属性次元のメンバーの名前(値)を含めることができます。たとえば、オンスの属性に指定されたオンスの数を使用して、各プロジェクトのオンスごとの収益を計算することができます。さらに、市場人口のグループ化による製品売上げの分析など、数値の属性を基本次元の値の範囲に関連付けることができます。
データベース内のブール式の属性次元には、2個のメンバーのみが含まれています。Planningにブール式の属性次元が追加されると、2個の属性値、すなわちTRUEおよびFALSEが、この属性次元にデフォルトで作成されます。勘定科目やエンティティなどの基本次元を、1つだけのブール式データ型属性次元に関連付けることができます。
日付の属性で、月-日-年または日-月-年という日付フォーマット、およびそれに応じたシーケンス情報を指定できます。計算にも日付の属性を使用できます。たとえば、12-22-1998からの製品売上げを選択する計算で日付を比較できます。ユーザーは「アプリケーション設定」プリファレンスの「属性次元日付フォーマット」のオプションを1つ選択して日付フォーマットを設定できます。
属性およびその値の詳細は、Oracle Essbase Database Administrator's Guideを参照してください。