分散パターンの作成

SQLサーバーを理解している管理者は、HSP_SPREAD_PATTERNデータベース・テーブルへ追加することで「グリッド分散」および「一括割当て」ダイアログ・ボックスからアクセスできるカスタム分散パターンを作成できます。

  カスタム分散パターンを追加するには:

  1. HSP_SPREAD_PATTERNデータベース・テーブルを開きます。

  2. 名前に行値を入力し親セルから値をどのように分散するか示します。

    表 88. HSP_SPREAD_PATTERNテーブル

    説明

    NAME - VARCHAR (80)

    UNIQUE NOT NULL

    内部名(非表示)

    LABEL - VARCHAR (80)

    NOT NULL

    ユーザー・インタフェースに表示されるリソース・ファイルの文字列IDを参照します。文字列リソースが作成されていない場合、LABEL文字列識別子がかわりに表示されます("Label_Spread_445"など)。

    PATTERN

    VARCHAR (255)

    NOT NULL

    スペース区切り、1つ以上の要素、255文字まで:

    • 数字: たとえば、親値を均等に子に分割するように指定する場合は1を指定します。

    • !: ロック。パターン要素として"!"が付いているセルの値は変更しないでください。

    • P: 親値が分散されます。子は親が受け取る値と同じ値を受け取ります。

    • *: 後に続く要素を繰り返します。すべてのセルで1を繰り返すには1*を使用し、適用パターンの残りスペースを埋めます。パターン内で要素の一部として*がない場合、特定要素のかわりにすべてのパターンがそのまま繰り返されます。パターンには*のみを含ませることはできません。また、1つの要素のみに*が付けられます。たとえば、1 2* 3は許可されますが、1 2* 3*は許可されません。

  3. テーブルを保存して閉じます。

    新しいパターンは、分散オプションとして「グリッド分散」および「一括割当て」ダイアログ・ボックスに表示されます。

Oracle Hyperion Planning User's Guideおよび分散パターンの例も参照してください。