デフォルトのPlanningロジックが実行される前に、フォーカスがセルを離れた場合のカスタム動作にはcustomCellValidatePreを使用します。たとえば、ユーザーがセルに入力した値を他の値と比較して、差異が大きすぎるかまたは範囲外の場合にアラートを表示させることが可能です。フォーカスがセルを離れ、デフォルトの分散アルゴリズムが入れ替わった場合に発生する分散アルゴリズムを定義できます。たとえば、Planningは通常時間枠で分散しますが、Essbaseに値を書き込む前にクライアント側でデータを事前集約するカスタムJavaScriptを作成できます。
この関数を実行した後に、customCellValidatePreでTRUEが戻された場合、Planningデフォルト・ロジックが実行されます。FALSEが戻された場合は、カスタム・コードに続くロジックはありません。フォームによってカスタム・コードが使用され、ユーザーによる無効なデータ提出の要因となる可能性のあるデフォルトPlanningロジックがスキップされます。
SampleValidateData.jsには、フォーカスがセルを離れた場合に追加の検証が実行される例が含まれます。フォーカスがセルを離れると、ユーザーが入力した今年の値と昨年の値がコードによって比較されます。今年の値が前年の値よりも10%以上高い場合、メッセージが表示されます。