式の関数

この項では、フォームの式の行および列に式を作成できる算術関数を定義します。式の行および列をフォームに挿入するには、式の行と列の追加を参照してください。

算術関数の構文は、次のとおりです:

  FunctionName(arguments)

表90.算術関数の構文

変数

説明

FunctionName

算術関数の名前

arguments

数値、または行、列、セルの参照、あるいは埋め込まれた関数

表91.算術関数

関数

説明

Abs

数値または参照先の絶対値を戻します。

平均

数値や参照先の集合の平均を戻します。

AverageA

数値や参照先の集合の平均を戻します。抑制されていない行または列についてのみ、計算に#Missingセルが含まれます。

Count

数値や参照先の集合に含まれる値の個数を戻します。

CountA

数値や参照先の集合に含まれる値の個数を戻します。抑制されていない行または列についてのみ、計算に#Missingセルが含まれます。

Difference

数値または参照先と、別の数値または参照先との差の絶対値を戻します。

Eval

式を評価します。Evalは、式を関数の引数として埋め込むために使用します。

IfThen, If

指定した条件が真の場合と偽の場合で異なる値を戻します。

Max

数値や参照先の集合の最大値を戻します。

Min

数値や参照先の集合の最小値を戻します。

Mod

除算した余り(モジュラス)を戻します。

PercentOfTotal

数値または参照先を、別の数値または参照で割った結果を100倍した値を戻します。

Pi

15桁の円周率の値(3.14159265358979)を戻します。

Product

すべての数値または参照先の積を戻します。

Random

0.0と1.0の間の乱数を戻します。

Rank

指定した列または行の最大値または最小値を戻します。

Round

数値を指定した桁数に切り上げまたは切り下げます。

Sqrt

数値、行、列、セルの値の平方根を戻します。

Sum

数値や参照先の集合の合計を戻します。

Truncate / Trunc

数値の指定した桁数を除去します。

Variance / Var

現在の勘定科目に基づいて、指定された値の差を求めます。

VariancePercent / VarPer

現在の勘定科目の勘定科目タイプに基づいて、指定された値のパーセントの差を求めます。