CalcMgrCmdLineLauncher.cmdユーティリティを使用し、管理者はコマンド・プロンプトからCalculation Managerで作成されたビジネス・ルールまたはルールセットを起動できます。
注意:
/Validateオプションを使用し、ビジネス・ルールまたはルールセットを起動する前にコマンド構文を確認します。
このユーティリティでは、アプリケーション間のルールセットは起動できません。
起動されたビジネス・ルールに実行時プロンプトがある場合、CalcMgrCmdLineLauncher.cmdを実行する前に、実行時プロンプトの値を含んでいるファイルを作成します。実行時プロンプトの値が入っているASCIIファイルを手動で作成するか、「実行時プロンプト」ページの「実行時プロンプト値ファイルの作成」オプションを選択して自動的に値を生成できます。
起動されたルールセットに実行時プロンプトがある場合、デフォルトの起動値が使用され、実行時プロンプト値ファイルを指定しません。
ビジネス・ルールまたはルールセットをCalcMgrCmdLineLauncher.cmdで起動するには:
実行時プロンプトがあり、ビジネス・ルール(ルールセットでなく)を起動するとき、次のどちらかにより実行時プロンプト値が入っているファイルを生成します:
「実行時プロンプト」ページで生成した実行時プロンプト値ファイルの名前を指定します(『Oracle Hyperion Planningユーザー・ガイド』を参照)。
分離したラインで、ダブル・コロン(::)で区切られた各実行時プロンプト名とその値を含んでいる実行時プロンプトASCIIファイルを作成します。例:
CopyDataFrom::Jan
CopyDataTo::Apr
このファイルはCopyDataFromという名前の実行時プロンプトの値がJanであり、CopyDataToという名前の実行時プロンプトの値がAprであることを指定します。
planning1ディレクトリにファイルを保存します(planning1の完全パスについてはEPM Oracleインスタンスについてを参照)。または、ユーティリティを実行するときに、実行時プロンプト・ファイルへの完全パスを指定します。
コマンド・プロンプトで、planning1ディレクトリから、このコマンド、次にスペース1つ、そしてパラメータを、それぞれスペースで区切って入力します:
CalcMgrCmdLineLauncher.cmd [-f:passwordFile] /A:appname /U:username /D:database [/R:business rule name | /S:business ruleset name] /F:runtime prompts file [/validate]
表52.CalcMgrCmdLineLauncherパラメータ
パラメータ | 目的 | 必須? |
---|---|---|
[-f:passwordFile] | 暗号化されたパスワードが設定されている場合、コマンド・ラインの最初のパラメータとしてこのオプションを使用し、passwordFileで指定されたファイルのパスと名前でユーティリティを実行できます。Planningユーティリティでのパスワード・プロンプトの抑制を参照してください。 | いいえ |
/A:appname | Planningを指定します ビジネス・ルールを起動するアプリケーション | はい |
/U:username | 管理者のユーザー名を指定します | はい |
/D:database | 計算を起動するプラン・タイプの名前を指定します | はい |
[/R:ビジネス・ルール名 |/S:ビジネス・ルールセット名] | 起動するビジネス・ルールまたはルールセットの名前を指定します | はい。ビジネス・ルールまたはルールセットを指定しますが、両方は指定しません。 |
/F:runtime prompts file | ビジネス・ルールの実行時プロンプトの名前と値を含むファイルの名前を指定します | はい(実行時プロンプトのあるビジネス・ルールを起動する場合)。ルールセットを起動する場合、デフォルトの起動値が使用されます。ルールセットを起動するときに実行時プロンプト・ファイルを指定すると、その実行時プロンプト・ファイルは無視されます。 |
[/validate] | コマンド構文のみを確認し、ビジネス・ルールまたはルールセットを起動しません。あらゆるエラーがコンソールに表示され、Calculation Managerのログ・ファイルに書き込まれます。CalcMgrLog4j.propertiesファイルがClasspathにある場合、ログ・ファイルはEPM_ORACLE_INSTANCE/diagnostics/logs/planningディレクトリに生成されます。 ルールセットの各ルールは検証されます。 | いいえ |
/? | CalcMgrCmdLineLauncher.cmdの構文とオプションを印刷 | いいえ |
たとえば、Values.txtという名前のファイルで実行時プロンプト値を使用してDepreciateという名前のルールを起動するには、次を入力します。
CalcMgrCmdLineLauncher.cmd /A:planapp /U:admin /D:plan1 /R:Depreciate /F:Values.xml