メンバーの子孫である共有次元メンバーを削除するにはDeleteSharedDescendantユーティリティを使用します。共有エンティティ、勘定科目、ユーザー定義の次元メンバーを削除できます。指定メンバーの直属の子のみではなく、すべての共有子孫メンバーが削除されます。
管理者がコマンド・ライン・インタフェースを使用してこのユーティリティを実行します。ユーティリティの起動時にアプリケーション・サーバーまたはOracle RMIサービスが実行されている場合、java.rmiまたは"ポートの使用中"エラーが発生する可能性があります。ユーティリティの機能に影響することはありません。
DeleteSharedDescendantsユーティリティを使用するには:
次の構文を使用して、Planningがインストールされたサーバーのplanning1ディレクトリからDeleteSharedDescendants.cmdファイルを起動します:
DeleteSharedDescendants [-f:passwordFile] servername username application member
planning1ディレクトリの完全パスについてはEPM Oracleインスタンスについてを参照してください。
表78.DeleteSharedDescendantsユーティリティのパラメータ
変数 | 説明 |
---|---|
[-f:passwordFile] | オプション: 暗号化されたパスワード・ファイルが設定されている場合、コマンド・ラインの最初のパラメータとして使用し、passwordFileで指定されたファイルのフル・パスおよび名前からパスワードを読み取ります。Planningユーティリティでのパスワード・プロンプトの抑制を参照してください。 |
servername | Planningアプリケーションがあるサーバー名 |
username | Planning管理者の名前 |
application | 削除する共有次元を含むPlanningアプリケーションの名前 |
member | 共有子孫を削除するメンバーです。メンバー名にスペースが含まれる場合、引用符で囲みます("Member One"など)。共有メンバーそのものがコマンド・ラインで指定されている場合、「member_nameの共有子孫が見つかりませんでした」というメッセージが表示されます。 |
例:
DeleteSharedDescendants localhost admin BUDGET account200
ユーティリティ実行の結果を表示するには、EPM_ORACLE_INSTANCE/diagnostics/logs/planningディレクトリで生成されたログ・ファイルを確認します:
DeleteSharedDescendants.log: ステータス・メッセージが含まれます。
DeleteSharedDescendantsExceptions.log: エラー・メッセージが含まれます。
「データベースの管理」タスクが開いている間にこのユーティリティを実行する場合、エラー・メッセージは表示されませんが、メンバーは削除されません。EPM_ORACLE_INSTANCE/diagnostics/logs/planningディレクトリのLOGおよびCMDファイルでは、見つかった共有メンバーは1、削除された共有メンバーは0と表示されます。