Oracle® Hyperion Financial Data Quality Management Enterprise Edition

Readme

リリース11.1.2.3.000


Copyright (C) 2013, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

著者: EPM 情報開発チーム

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

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このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。


目次:

目的

このリリースでの新機能

インストール情報

サポートされているプラットフォーム

サポートされている言語

サポートされているこのリリースへのパス

このリリースで修正された問題

既知の問題

アップグレードするお客様のFDMEE手動構成手順

ODI Studioのインストール

SAPの統合

ドキュメントの更新事項

ドキュメントのフィードバック

アクセシビリティの考慮事項

目的

このドキュメントには、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management Enterprise Editionのこのリリースに関する重要な最新情報が含まれています。FDMEEをインストールする前に、このReadmeをよくお読みください。

このリリースでの新機能

新規インストール、アーキテクチャおよび配置機能

このリリースのインストール、アーキテクチャおよび配置の変更に関連する新機能は、Oracle Enterprise Performance Management System Readmeのこのリリースでの新機能に関する項を参照してください。

Appleモバイル・デバイスでのドキュメントの動作保証

リリース11.1.2.3のドキュメント・ファイルは、以前から使用可能なMOBIファイルとEPUBファイルの2つのモバイル・フォーマットで使用できるようになりました。EPUBドキュメント・ファイルは、すべてのAppleモバイル機器(iPad、iPhoneおよびiPod Touch)でサポートされています。EPUBファイルは多くのモバイル機器でサポートされますが、Appleモバイル機器でのみ動作保証されています。その他のデバイスは今後動作保証される予定です。

以前のリリースで導入された機能

リリース11.1.2.0、11.1.2.1または11.1.2.2からアップグレードする場合は、累積機能概要ツールを使用して、これらのリリースの間に追加された新機能のリストを確認してください。このツールを使用すると、現在の製品、現在のリリース・バージョンおよびターゲット実装のリリース・バージョンを識別できます。1回のクリックで、現在のリリースからターゲットのリリースまでに開発された製品の機能に関するカスタマイズされた一連の概要が短時間で生成されます。このツールはこちらにあります:

https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1092114.1

このリリースでの新機能

リリース11.1.2.3で、FDMEEは、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management ERP Integration Adapter for Oracle Applications (ERP Integrator)とOracle Hyperion Financial Data Quality Management (FDM)の全機能を備えた後継ツールとして提供されています。FDMEEは両製品の統合として表されます。Oracle Hyperion Financial Data Quality Managementの主要な機能を継承し、ユーザーによるメタデータおよびデータのロードと、ライトバックおよびドリルスルーを可能にするERP Integratorフレームワークを保持しています。

レガシーFDMユーザーのための主要な拡張機能

レガシーFDMユーザーにとっての主な利点:

  • ユーザー・エクスペリエンスの向上 - Oracle Enterprise Performance Management Systemへの統合。FDMEEユーザー・インタフェースは、Oracle Hyperion PlanningおよびOracle Hyperion Financial Managementユーザー・インタフェースと一貫性があります。

  • ユーザー・インタフェースおよびデータ・ロード・パフォーマンスの向上

  • Oracle Hyperion Shared Services統合 -Shared Servicesのすべてのネイティブ機能がサポートされています(例: ユーザー・グループ)。

  • 複数のブラウザのサポート - Internet ExplorerおよびFirefox

  • Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Lifecycle Managementのサポート - 他のEPM System製品と同様の、ライフサイクル管理の一貫したサポート。

  • サポート・マトリックスで定義されている複数プラットフォームのサポート。Financial Managementと統合する場合は、Windowsオペレーティング・システムのみがサポートされています。

  • 整合性のあるスケーリングおよびロード・バランシング - すべてのスケール・アウト構成およびロード・バランシング手順は他のEPM System製品と整合性があります。

レガシーERP Integratorユーザーのための主要な拡張機能

レガシーERP Integratorユーザーのための主要な機能拡張:

  • ユーザー・エクスペリエンスの向上 - ユーザーが「ワークフロー」機能と「設定」機能間を切り替えることのできるOracle Hyperion Enterprise Performance Management Workspaceのタブに簡単に移動できます。

  • FDMワークフロー・プロセスをサポートします:

    • ソース・データのインポート

    • マッピング・テーブルに対してソース・データを検証する

    • ターゲット・システム・データを検証する

    • 内部財務統制をレビューし検証する

  • FDMロジック・アカウントのサポート - ロジック・アカウントとは、動的に生成される勘定科目であり、ソース・ファイルで提供されない補足値の計算に使用されます。

  • FDM確認ルールのサポート - データの整合性を強化する確認ルールを作成します。

  • レポート機能 - FDMEEには、組織内のビジネス・クリティカルな操作および収益を創出するアクティビティを取り込むレポート・ツールが組み込まれています。新しいレポート機能は、Oracle Business Intelligence Publisherを使用して実装されます。主要機能は次のとおりです:

    • ユーザー定義のレポート・クエリー定義

    • 簡単にカスタマイズできるRTFテンプレートに基づく

    • 出力フォーマットは次のとおりです: PDF、Microsoft Word、Microsoft Excel、HTML。

    • 既存のFDMレポートをFDMEEに移行できます。

      .

  • スケジュール - 新しいスケジューラにより、特定の日、時刻または固定の間隔でバッチを実行できます。

  • ファイル・ベースのデータ・ロード - ファイル・ベースのデータ・ロードに対するODIシナリオの再生成要件が排除されました。

  • データ・ルールでの符号のサポート - Oracle E-Business Suite/Fusion/Peoplesoftからデータを抽出する場合、ユーザーは金額に対する符号を選択できるようになりました。データ・ルール・セクションで3つの新しい符号オプションを使用できます:

    • 絶対 - 負の性質を持つ勘定科目はソースから反転されます。正の性質を持つ勘定科目はソースと同じままです。

    • ソースと同じ - 符号はソースから変更されません

    • ソースと逆 - 符号はソースと逆になります。

  • データ・ロード・マッピング - 拡張機能は次のとおりです:

    • Oracle Hyperion Financial Data Quality Managementのすべてのマッピング・タイプがFDMEEでサポートされるようになりました。

    • 新しい"In"タイプは、順次でないソース勘定科目のリストを1つのターゲット勘定科目にマップできます。

    • マッピング・ルールのエクスポートおよびインポートがサポートされるようになりました。

    • マッピング・ルールをデータ・ロード・ルールに関連付けられるようになりました。

    • データ・ロード・ルールは、視点(POV)カテゴリに基づいて表示されるようになりました。

    • データ・ロード・ルールをスケジュールできます。

  • Financial Managementアダプタ・パーティ - 次のものに対する主要なサポートが使用可能です:

    • データ保護

    • ライン・アイテムの詳細

    • ロード・プロセス

    • ロード方法

  • 拡張されたプロセス・ロギングおよびエラー処理

  • バッチ処理 - 追加されるすべてのルール・タイプのサポートが追加されました。

  • 拡張されたシステムおよびセキュリティ・オプション

    • 管理者がFDMEEの特定の機能へのアクセスを定義できる8個の追加の中間ロール(2-9)を提供します。

ソース・システムの拡張

このリリースでは、FDMEEはSAP BW (Business Warehouse)データ・ロードをサポートします。

主要機能は次のとおりです:

  • SAP BWリリース7.0での動作保証

  • データ抽出をSAP BW Infocubeから使用できます:

    • ユーザーがキューブおよびパッケージ名を提供します。

    • 1回のボタン・クリックで詳細をFDMEEにインポートします。

    • 統合に必要なODI詳細を自動生成します。

ODIのインストールおよび構成

このリリースでは、FDMEEをインストールおよび構成する場合、Oracle Data Integratorは自動的にインストールおよび構成されます。Oracle Data IntegratorのデータベースはFDMEEと同じデータベース内にあり、Oracle Data IntegratorエージェントはFDMEE管理対象サーバーに配置されます。

インストール情報

EPM System製品のインストールに関する最新情報は、『Oracle Enterprise Performance Management System Readme』を参照してください。EPM System製品をインストールする前に、この情報をよく確認してください。

サポートされているプラットフォーム

EPM System製品のシステム要件およびサポートされているプラットフォームに関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management Systemの動作保証マトリックスにスプレッドシート形式で提供されます。このマトリックスは、Oracle Technology Network (OTN)の「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページに掲載されています:

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

サポートされている言語

EPM System製品のサポートされている言語に関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management Systemの動作保証マトリックスの「Translation Support」タブにスプレッドシート形式で提供されます。このマトリックスは、OTNの「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページに掲載されています:

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

サポートされているこのリリースへのパス

EPM Systemは、次のリリースからリリース11.1.2.3にアップグレードできます:

注意: アップグレード手順は、『Oracle Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成ガイド』EPM System製品のアップグレードに関する項を参照してください。

表1. サポートされているこのリリースへのパス

アップグレード・パスのリリース: 元リリース11.1.2.3へ
11.1.2.x

リリース11.1.2.3にメンテナンス・リリースを適用します。

Oracle Hyperion Financial Close Managementの場合、メンテナンス・リリースの適用はリリース11.1.2.1および11.1.2.2からのみサポートされています。

11.1.1.4.x

リリース11.1.2.3にアップグレードします。

リリース11.1.1.0.xから11.1.1.3.x

リリース 11.1.1.4にメンテナンス・リリースを適用してから、リリース11.1.2.3にアップグレードします。

複数のリリースが含まれている環境。1つのShared Servicesのインスタンスが含まれている環境、または2つのOracle Hyperion Shared Servicesのインスタンスが含まれている環境

Oracle Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成ガイドのEPMシステム製品のアップグレードの章に記載されている、複数リリース環境からのアップグレードに関する説明を参照してください。

注意: それより前のリリースから始める場合、開始リリースからのアップグレードが直接サポートされるリリースのうち最新のものにアップグレードすることをお薦めします。

このリリースで修正された不具合

この項では、リリース11.1.2.3.000で修正された不具合について説明します。以前のリリースで修正された不具合のリストを確認するには、Defects Fixed Finderを使用します。このツールを使用すると、所有している製品および現在の実装のリリースを識別できます。1回のクリックで、修正された不具合の説明および関連するプラットフォームとパッチ番号のカスタマイズされたレポートが短時間で生成されます。このツールはこちらにあります:

https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1292603.1

  • 14812909 -- メタデータ・ルールで無視オプションが選択されている場合に、孤立がEPMAにインポートされます。

  • 14768204 -- 予算は、ベース言語に対してのみ選択できます。

  • 14738283 -- データをロードする場合に、E-Business Suiteデータ・ソースとERPI間でCCIDの不足が発生します。

  • 14695975 -- SID (セキュリティ識別子)を使用している場合にデータ・ルールを実行できません。

  • 14646037 -- ソース・システムの初期化をODIシナリオに関連付けます。

  • 14607083 -- インポート・フォーマットで2つのセグメントを連結するときに、明示的なマッピングでソース値を検証できません。

  • 14462917 -- 「システム設定」ページは、アプリケーション・ルート・ディレクトリ/ファイル・アーカイブ・ディレクトリに単一引用符(')付きで保存すると空白になります。

  • 14269722 -- ターゲット・アプリケーションの登録時に、カスタム次元が間違った順序で設定されます。

  • 14257269 --Financial Managementのメタデータ・ルールは、接頭辞または接尾辞が定義されていない場合に失敗します。

  • 14247266 -- 一部の多次元マップが正しくインポートされません。

  • 14247087 -- RAC環境では、PROCESS_IDが並べ替えられません。

  • 14232523 -- メタデータ属性設定が正しく機能しません。

  • 14226555 -- ルールによってロードされたデータを削除するには「データ・ロード・ルール」画面に「すべて削除」ボタンを追加します。

  • 14053934 -- メッセージ: [DRILLDOWNAMIMPL] SCENARIO MISSINGがSYSOUTログに表示されます。

  • 13776769 -- 任意の期間にアクティビティがないアカウントで、PeopleSoftへのドリルダウンが失敗します。

  • 13587906 -- Account Reconciliation Managerのデフォルトの言語は常にアメリカ英語に設定されます。

  • 13438487 -- SQLサーバーに表をロードする場合、UNICODE VARCHARが常に使用されます。

  • 13032082 -- 英語以外の言語を使用した場合、メンバー・マッピングのエクスポートが失敗します。

既知の問題

このリリースで注意が必要な既知の問題は次のとおりです:

  • 16602782 -- インポートされた多次元データ・ロード・マッピングはSQLサーバー環境で機能しません。

    回避策:FDMEEデータベースで次のSQLを実行して、インポートされたマップを修正します:

    UPDATE TDATAMAP
    SET WHERECLAUSETYPE = NULL
    WHERE TDATAMAPTYPE  = 'MULTIDIM'
    AND WHERECLAUSETYPE = ''
  • 16584509 -- ライフサイクル管理で、ASCII以外のアプリケーション名が文字化けして表示されます。

  • 16580178 -- 複数の予算改訂に割り当てられているエンティティに対して予算チェックを実行すると、エラーが発生します。

  • 16571720 -- メタデータのロードで、Planningに対する自動キューブ・リフレッシュが実行されません。

    回避策: Planningにデータをロードした後で、Planningアプリケーションから「データベースのリフレッシュ」機能を実行します。

  • 16561574 -- データ・ルールでファイルが指定されていない場合、データ・ロード・ワークベンチでエクスポート機能が失敗します。

    回避策: データ・ロード・ルールに有効なファイル名を含めます。

  • 16543063 -- 意思決定パッケージに関係なく、「データ・ロード・ルール」画面にすべての予算改訂が表示されます。

    回避策: なし。必要な予算改訂は、選択した意思決定パッケージによってフィルタ処理されないため、慎重に選択してください。

  • 16524431 -- SQL Serverの特定のスキーマ・エントリがデフォルトで"DBO"になります。

    回避策: ODI Studioにログインし、FDMEEデータベースに接続します。Account Reconciliation Managerサーバーと、Microsoft SQL Serverの下のFDMEEサーバー・トポロジに移動してから、スキーマを"dbo"からepmに変更します。データ・ロードを再実行します。再起動は不要です。

  • 16506321 -- ユーザーがFinancial Managementターゲット・アプリケーションに検索次元を追加すると、データがFinancial Managementファイルにエクスポートされます。

    回避策: インポート・フォーマットから検索次元を削除します。

  • 16457209 -- コンパクト配置を実行した後に、ODIエージェントに接続できません。

    回避策: 実際のIPを使用して、ホスト・ファイルにlocalhostエントリを追加します。たとえば、Windowsでは、c:\windows\system32\drivers\etc\hostsフォルダに10.111.222.33 localhostを追加します。

  • 16456640 -- ライフサイクル管理では、リリース11.1.2.2の区切りファイル・インポート・フォーマットを含むアーティファクトは、FDMEEリリース11.1.2.3.000にエクスポートできません。この問題は、将来の更新で修正されます。

    回避策: 区切りファイルの詳細を指定するインポート・フォーマットをターゲット・システムに手動で再作成します。

  • 16448061 -- リリース11.1.2.3.000では、リリース11.1.2.2.000からリリース11.1.2.3.000へのライトバック・ロード・ルールが失敗します。

    回避策: システムで生成されたマップを削除し、必要に応じて再実行します。次にライトバック・ルールを再実行します。

  • 16447128 -- リリース11.1.2.3.000では、セキュリティ設定のライフサイクル管理のインポートおよびエクスポートで場所別のセキュリティ機能が考慮されません。

    回避策: ターゲット・システムで場所別のセキュリティの詳細を再作成します。

  • 16388740 -- 重複するツリー・コードがソース・システム内に存在する場合、Fusionソース・システムの初期化プロセスが失敗します。

    回避策: 初期化プロセスを再実行します。

  • 16371283 -- タイプが「国」の場合、マッピングについてエンティティ次元が「メタデータ」画面に表示されません。

    回避策: Oracle Essbaseでは「国」の次元クラスを使用しないでください。

  • 16371129 -- リリース11.1.2.3.000では、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Lifecycle Managementのインポート機能がソース期間のマッピングで失敗します。

    回避策: ターゲット・システムで期間マッピングを手動で作成します。

  • 16324913 -- 検索次元が存在する場合、「検証」タブに不明なエラー・メッセージが表示されます。

  • 16267246 -- 勘定科目の次元が指定されていない場合、確認レポートは空白です。

    回避策: 確認レポートに勘定科目の次元を含めます。

  • 16263348 --リリース11.1.2.3.000では、FDMEEでWebLogicデータ・ソース接続が不足します。

    回避策: Web Logic管理コンソールを使用して、データ・ソースaif_datasourceの接続プール・サイズを手動で増やします。

  • 16237177 -- リリース11.1.2.3.000では、確認エンティティ・グループで親およびエンティティのレコードが戻されません。

  • 16220846 -- FDMEEアプリケーション共有フォルダで"Everyone"ユーザーに書込み権限が割り当てられていない場合、アプリケーション・フォルダは作成されません。

    回避策: フォルダの作成を許可するようにファイル・サーバーの権限を更新します。

  • 16165610 -- マップされていない通貨によりロードが失敗し、ユーザーが存在しないというメッセージが表示されます。

    回避策: データ・ロード障害が発生した場合は、通貨が正しくマップされていることを確認します。

  • 16027311 -- ログ分析ユーティリティを使用して生成されたHTMLレポートで通知メッセージが文字化けします。

    回避策: 英語のメッセージにアクセスします。

  • 15954013 -- 従来のHyperionFinancial Managementへのメタデータ・ロードにより、FDMEEサービスが停止します。

    回避策: J2EEエージェントのかわりにODIスタンドアロン・エージェントを使用します。

    ODIスタンドアロン・エージェントをインストールするには:

    1. ファイルMIDDLEWARE_HOME/odi/setup/manual/oracledi-agent\oracledi-agent-standalone.zipMIDDLEWARE_HOME/odiに解凍します。

    2. oracledi.sdk\libにある適切なHFMドライバDLLの名前を変更します。

      64ビットで実行している場合は、HFMDriver64_11.1.2.2.dllをHFMDriver.dllに名前変更します。

      32ビットで実行している場合は、HFMDriver32_11.1.2.2.dllをHFMDriver.dllに名前変更します。

    3. oracledi.sdk\libをWindowsシステムのパスに追加します。

    4. ODIマスター・リポジトリに新しいエージェントを定義します。

    5. MIDDLEWARE_HOME/odi/oracledi/agent/bin/odiparams.batを編集し、次のマスター・リポジトリ接続情報を更新します: SUPERVISORパスワード情報およびODI_JAVA_HOME

    6. スタンドアロン・エージェントを起動します。

    7. FDMEEの「システム設定」ページでODI URLを更新します。

  • 15844671 -- 次元間で重複するメンバーが存在する場合、FDMEEはEssbaseへのデータのロードに失敗します。

    回避策: 重複する次元メンバー名を削除します。この問題は、複数の次元に同じ次元メンバー名が存在する場合に発生します。

  • 15833920 -- レポートを実行したのと同じペインにレポートが開かれ、前の画面に戻る方法がありません。

    回避策: HTML以外の出力タイプを選択します。

  • 14342028 -- 「クエリー・データ」タブを使用できません。

    回避策: レポートを使用してデータをクエリーします。

  • 13831793 -- 金額に関して、数値フォーマットではロケールが区別される必要があります。

  • 13775349 -- アップグレード後に、Essbaseアプリケーションが完全に機能している必要があります。

    回避策: アップグレード後に各Essbaseアプリケーションのメタデータをリフレッシュします。

  • 13743427 -- 編集モードでのデータ・ロード・マッピングでは、ターゲット勘定科目が表示されません。

    回避策: ソースの隣にある「編集」をクリックしてターゲット・メンバーを変更し、そのターゲットを「多次元」画面で更新できます。

  • 13623601/16232449 -- リリース11.1.1.4から11.1.2.2.00へのアップグレード後にデータ・ルールを実行する際、追加のドリルダウン・リンクが作成されます。

    回避策:Essbase管理サービス・コンソール(EAS)で、重複するドリル領域を手動で直接削除します。これは、Planningアプリケーションのセルに、重複するドリル領域が表示される場合にのみ行います。削除が必要な廃止されているドリル領域は、次のような形式になっています:

    "年" : "シナリオ" : "バージョン"

    たとえば、次のようなものを削除します: "FY10" : "Current" : "BU Version_1"

    残すドリル領域は次の形式にする必要があります: "年" : "シナリオ"

    たとえば、次のドリル領域は残します: "FY10" : "Current"

  • 13558551 --FDMEEがWebSphereアプリケーション・サーバーに配置されていると、会計エンティティを選択できません。

    回避策: ソース・システムに会計エンティティ・グループを作成してください。会計エンティティ・グループを作成した後、「エンティティ」タブで会計エンティティを選択します。

  • 13104202 -- EPMAにより配置されたASOEssbaseアプリケーションに対して、ライトバックが失敗します。

    回避策: EPMAにより配置されたASOのライトバックはサポートされていません。従来のOracle EssbaseASOを使用してください。

アップグレードするお客様のFDMEE手動構成手順

アップグレードするお客様は、次のFDMEE構成手順を手動で実行する必要があります。

ERPソース・システムに基づくデータ・サーバーの設定

ソース・メタデータまたはソース・データ(あるいはその両方)に使用されるERPソース・システムに基づいて、該当するデータ・サーバーを設定する必要があります。

  • ERPソース(EBS/PeopleSoft/Fusion/JD Edwards/SAP)からインポートする場合、次に示す対象のデータ・サーバーを設定します:

    • EBS_DATA_SERVER -Oracle E-Business SuiteGeneral Ledgerの場合

    • PSFT_FMS_DATA_SERVER - PeopleSoft General LedgerおよびCommitment Controlの場合

    • PSFT_HCM_DATA_SERVER - PeopleSoft Human Capital Management (HCM)の場合

    • FUSION_DATA_SERVER - Fusion General Ledgerの場合

    • JDE_DATA_SERVER - JD Edwards Enterprise (JDE) General Ledgerの場合

    • SAP_SERVER - SAP FICO

  • メタデータをEPMシステムにロードする場合、次のデータ・サーバーを設定します:

    • HFM_DATA_SERVER - Oracle Hyperion Financial Managementへのメタデータのロードの場合

    • HPL_DATA_SERVER - Oracle Hyperion Planningへのメタデータのロードの場合

サーバー接続情報を更新するには:

  1. Oracle Data Integratorコンソールにアクセスします。

  2. 「参照」タブを選択します。

  3. 「トポロジ」を展開します。

  4. 更新する稼働データ・サーバーを選択し、「編集」をクリックします。

    たとえば、「EBS_DATA_SERVER」または「PSFT_FMS_DATA_SERVER」を選択します。

  5. データ・サーバーの編集JDBCの詳細で、「JDBCドライバ」にJDBCドライバを入力します。

    たとえば、oracle.jdbc.OracleDriverと入力します。

  6. 「JDBC URL」にJDBC URLアドレスを入力します。

    たとえば、jdbc:oracle:thin:@<host>:<port>:<sid>と入力します

  7. 「ユーザー」にユーザー名を入力します。

  8. JDBCパスワードにパスワードを入力します。

  9. 「保存」をクリックします。

インポート・フォーマットでのODIシナリオの再生成

Open Interfaceアダプタ、JD EdwardsアダプタまたはSAPアダプタを使用する場合は、インポート・フォーマットでODIシナリオを再生成します。通常、ODIシナリオの再生成はソース・データをロードした後に実行されます。

インポート・フォーマットでODIシナリオを再生成するには:

  1. 「インポート・フォーマット」画面で新しいインポート・フォーマットを定義します。

    1. ソース・システムとアダプタを選択します。

    2. ソース列を適切なターゲット次元にマップします。

  2. インポート・フォーマット・マッピングが完了したら、「ODIシナリオの再生成」を選択します。

    この手順では、インポート・フォーマット・マッピングに基づきODIシナリオが生成されます。

期間マッピングの作成

FDMEEに基づかないデータ・ロード方式のターゲット・アプリケーションを使用している場合は、データ・ロードを実行する前に期間マッピングを作成します。期間マッピングの構造が異なるため、これらはリリース11.1.1.4からリリース11.1.2.3にアップグレードされません。

期間マッピングを更新するには:

  1. 「設定」タブで、「統合設定」を選択し、「期間マッピング」を選択します。

  2. グローバル期間マッピングを定義し、必要に応じてアプリケーション期間マッピングを追加します。

メタデータをリフレッシュするには:

  1. 「設定」タブで、「登録」を選択し、「ターゲット・アプリケーション」を選択します。

  2. アプリケーションを選択し、「メタデータのリフレッシュ」をクリックします。

ODI Studioのインストール

FDMEEをインストールおよび構成する場合、Oracle Data Integratorは自動的にインストールおよび構成されます。Oracle Data IntegratorのデータベースはFDMEEと同じデータベース内にあり、Oracle Data IntegratorエージェントはFDMEE管理対象サーバーに配置されます。オプションで、ODI StudioはODI_Studio_11123.zipを使用してインストールできます。

ODI Studioをzipファイルからインストールするには:

  1. ODI_Studio_11123.zipを解凍します。

  2. ディレクトリを<Zip Extract Location>\Disk1\install\<Platform>に変更します。

    たとえば、C:\Temp\odiに解凍し、プラットフォームがWindows 64ビットの場合は、C:\Temp\odi\Disk1\install\に移動します。

  3. setup.exeを実行します。

  4. JAVA_HOMEの入力を求められたら、JDKがインストールされている場所を入力します。

  5. 必要な情報を入力して実行します。

    C:/Temp/odi/....../DataFiles/filegroup.jarファイルが見つかりませんなどの警告メッセージが表示される場合は、「続行」をクリックしてインストールを完了します。

    注意:

    ODIマスター・リポジトリはFDMEEスキーマ/データベースにインストールされます。ODIマスター・リポジトリ名の入力を要求されたら、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management Enterprise Editionの接続情報を入力します。作業リポジトリの名前は"FDMEE"です。

SAPの統合

SAP ERP FinancialsまたはSAP BW統合の使用を計画する場合は、ERPI-SAPアダプタをOracleパートナのBristlecone社のWebサイトからダウンロードする必要があります。該当するWebサイト(http://www.bristleconelabs.com/edel/edel_login.asp)に登録してログイン情報を取得してください。また、SAP Adapter構成に関する詳細はBristlecone社から提供されているドキュメントを参照してください。

ドキュメントの更新事項

EPM System製品のドキュメントへのアクセス

各EPM System製品ガイドの最新版は、OTN Webサイトの「EPM System Documentation」領域(http://www.oracle.com/technology/documentation/epm.html)からダウンロードまたは表示できます。また、EPM System Documentation Portal (http://www.oracle.com/us/solutions/ent-performance-bi/technical-information-147174.html)を使用することもでき、ここにはEPM Supported Platform Matrices、My Oracle Supportおよびその他の情報リソースへのリンクも含まれています。

デプロイメント関連のドキュメントは、Oracle Software Delivery Cloud Webサイト(http://edelivery.oracle.com/EPD/WelcomePage/get_form)からも入手できます。

個々の製品ガイドは、Oracle Technology Network Webサイトからのみダウンロードできます。

PDFからのコード・スニペットのコピーと貼付け

PDFファイルからコード・スニペットを切り取って貼り付ける際、貼付け操作時に一部の文字が失われる場合があり、これによりコード・スニペットが無効になります。回避策: コード・スニペットをHTMLバージョンのドキュメントから切り取って貼り付けます。

管理者ガイドの新しい名前

リリース11.1.2.3で、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management ERP Integration Adapter for Oracle Applications管理者ガイドの名前はOracle Hyperion Financial Data Quality Management Enterprise Edition管理者ガイドに変更されました。名前は、新しいOracle Hyperion Financial Data Quality Management Enterprise Edition製品名を反映するように変更されました。

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アクセシビリティの考慮事項

オラクル社では、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントをご利用いただけることを目標としています。EPM System製品では、アクセシビリティ機能がサポートされており、それらの説明は製品のアクセシビリティ・ガイドに記載されています。このガイドの最新版は、Oracle Technology NetworkのOracle Enterprise Performance Management System Documentation Library (http://www.oracle.com/technology/documentation/epm.html)にあります。

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